国内仮想通貨のモナコインの特徴と今後、主な取引所を比較してみた!

前回、fincleではリップル(XRP)という仮想通貨について深く掘り下げてみました。

しかし世の中にはまだまだたくさんの仮想通貨があり、その中には実は日本で開発された仮想通貨『モナコイン』と呼ばれるものがあるのをご存知でしょうか?

さらにそのモナコインもここ最近では注目度が上がっているのです。そこで今回はそのモナコインについて掘り下げていきます!

ちなみに、リップルについて掘り下げた記事についてはこちらをご覧ください。

リップル(XRP)の特徴と今後、取引所をわかりやすく比較

モナコイン(MONA)とは?

まず、モナコインは、ビットコインやリップルと同じ仮想通貨の一種です。

仮想通貨の採掘プールである「2chpool」を運営していたワタナベという方によって2013年に発行されました。

Litecoinと呼ばれる、ビットコインの欠点を解消した仮想通貨の仕組みをベースとしているため、発行当初はLitecoinと仕組みはほとんど同じものでしたが、バージョンアップが行われたことにより、現在は独自の仮想通貨として成り立っています。

モナコインという名前は、2ちゃんねるで知られるアスキーアートのモナーから由来している。

モナコインの特徴とは?

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リップルにも、ビットコインの違いはいくつかありましたが、モナコインにも違いはあるのでしょうか?

発行量

モナコインの発行量は1億512万枚で、ビットコインの発行量(2100万枚)の約5倍ほどとなっています。

また、モナコインはビットコインと同様にマイニング(採掘)と呼ばれる仕組みがあるので、1億512万枚すべてが発行されているわけではなく、日々その枚数に近づいて行っている状態となっています。

取引処理のスピード

モナコインは取引スピードに大きな特徴があり、取引にかかる処理速度はビットコイが10分、ライトコインでは2.5分毎にかかるブロック作成がモナコインだと1.5分(90秒)で完了します。

ビットコインなどのように、実際の通貨の代わりとして開発されている仮想通貨なので、この取引スピードの点において、実用性が高いと評価されているのです。

しかしその一方で、処理スピードが速いということはそれだけ安全性に欠ける可能性があることも考えられます。実際にビットコインの処理速度が10分である理由も、セキュリティ上10分が一番安全であるという考え方からなのです。

SegWit実装

モナコインは世界で初めてSegWit実装が行われたコインとしても有名です。

SegWitが行われると、取引にかかる容量が圧縮されるのでマイニングにかかる費用が減少し、手数料が安くなるとされています。

ビットコインやライトコインもSegWit実装はアクティベートされていますが、世界で初どの仮想通貨よりも先にこの実装を行った点でもモナコインは優れている点言えます。

モナコインの利用目的

先ほど、モナコインはビットコイン同様実際の通貨の代わりとして開発されたと記載しましたが、モナコインは独自の決済利用が可能となっており、一部のサイトでユーザー間にモナコインをチップや投げ銭のように、送金することができます。

もともと、モナコインはこのような使い方を想定して作られたとされています。

モナコインが注目されている理由とは?

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名前も少しうさん臭くて、しかも国内初のモナコインが、現在のように注目されている理由は一体どんなことなのでしょうか?

モナコインの価格が変動したタイミングをもとに考えてみましょう。

テレビ番組での放送

2014年7月にWBS(ワールドビジネスサテライト)にて、モナコインが取り上げられ、それとほぼ同時にホリエモンこと堀江貴文氏がモナコインへの参加を報じたことをきっかけに価格が一気に急上昇しました。

当時およそ2円前後であったモナコインはこれを機に一時は76円ほどまで価格があがり話題になりました。

その後価格は一旦落ち着き元値とほぼ近い金額まで落ちてしまいます。

Zaifでの上場

2015年3月4日に国内の仮想通貨取引所でもかなりのユーザー数を誇るZaifがモナコインの取引を開始しました。

その翌日に価格は20円以上まで上昇しましたが、その後価格は落ち着きます。

SegWit実装承認可決

2017年4月、世界初仮想通貨でSegWit実装が承認されました。これにより世界的にモナコインの注目度もあがり価格が上昇したのです。もちろん、SegWit承認の噂は承認前からあったので、一部のユーザーの期待から価格はある程度上昇していました。

bitFlyerでの上場

SegWit実装が承認された2017年の10月に国内の大手取引所であるbitFlyerがモナコインの取り扱いを始めたことをきっかけに、SegWit承認と相乗効果を生み、価格が一気にあがり、一時は価格が550円以上にまであがったのです。

モナコインの今後は?

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モナコインは、現存する他の仮想通貨に比べ、投資としての利用に加え、実際の送金や物品の購入などへの利用も進んでいます。

実際に、モナコインを決済方法の一つとして利用できるサービスも徐々に増えてきており、このことからモナコインを利用するユーザーが増える≒モナコインの取引が増え価格が上昇するということも考えられます。

また、まだまだモナコインは国内で有名なコインとして存在していますが、今後海外の人も取引できる取引所でも導入される可能性があり、そのことからも価格が上昇する可能性は考えられます。

※もちろん価格上昇を保証しているわけではなく、一個人的な意見ですので購入はご自身のご判断でお願いいたします。

モナコインを扱っている取引所は?

geralt / Pixabay

国内の取引所でモナコインを取引できるのは下記です。

Zaif

URL:https://zaif.jp

先ほども登場したホリエモンが監修したことで有名な取引所です。

Zaifは取引手数料が、マイナス手数料という仕組みを導入しており、取引をすると逆に手数料をもらえるといったものになっております。

また、Zaifでしか取引できない取引所もありまだまだ価格が安い仮想通貨があることも魅力の一つです。

bitflyer

URL:https://bitflyer.jp

ビットフライヤーは、国内で初めて設立された仮想通貨取引所として有名です。

現在ではテレビCMなども行っており、それだけの資金力とユーザー数を誇っているので、信頼性の高い取引所の一つといえます。

また、取り扱いコインの数もかなり多いので、いろいろな仮想通貨を取引したい人にはお勧めです。

bitbank

URL:https://bitbank.cc

こちらも取引手数料がマイナスになる取引所として有名な取引所です。

しかしながら、他の取引所に比べると、使い方が少し難しく、ある程度仮想通貨の取引に知識を持っている方でないとあまりお勧めではありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は国内で作られた仮想通貨として有名なモナコインについて掘り下げてみました。

私自身もともと、すこしうさん臭いコインだなと思っていたことはありますが、実際にモナコインの仕組みや歴史、価格の上昇などを振り返ってみると、仮想通貨として他のコインに全く引けを取らないコインといえるのではないでしょうか?

また今後の記事では、さらに今後モナコインの価格がどのように変化していくかを考察していきたいと思います。

※この記事を読んでモナコインの購入をするかどうかはご本人次第ですので、しっかりとご判断いただけますと幸いです。