仮想通貨単語集

基本~中級~上級(そんなにレベルは高くない)の3段階にわけ解説していきます。

仮想通貨用語―基本のキ

仮想通貨

法定通貨に対して言う。デジタルコインと呼ばれることも。実体はなく、データがお金の役割を果たす。1500種類ほどあるとも言われている。(毎日増え続けているため、正確な数字は不明)

(例)ビットコイン(正しくはBTC)、イーサリアム(ETH)、ネム(XEM)

(もっと詳しく)平成29年4月1日に施行された資金決済に関する法律第二条(定義)5に日本における仮想通貨の定義が掲載されている→資金決済に関する法律

法定通貨

国が発行するお金。

(例)日本で言えば円、アメリカならばドル

仮想通貨取引所

仮想通貨を取引するための機関。人と人をマッチングしてくれる仲介業者。家を借りるときに、仲介業者を頼むのと同じ原理。

(例)ビットバンク、ザイフ

販売所

仮想通貨取引を始めるために最初に法定通貨を仮想通貨に変える場所。最近では取引所と販売所を兼ねているところが多い。

(例)ビットフライヤー、ザイフ

簡単取引

仮想通貨取引所が販売所も兼ねていて、面倒な取引なく(チャートをチェックや需要と供給の均衡とか考えずに)仮想通貨を手に入れることができる取引のこと。初心者向け。ただ、高い。

板取引

ユーザー(顧客)同士の取引。簡単取引の対をなすもの。面倒な取引をする(チャートチェックや需要と供給の均衡とか考える)必要がある。株のようなもの。

ビットコイン

数ある仮想通貨のうちの一つ。初めてできた仮想通貨で世界で最も流通量が多い。

アルトコイン

ビットコイン以外の仮想通貨。alternative coin(直訳すると代替可能なコイン)の略称。

草コイン

草コインとはアルトコインのようにまだ洗練されていないコインのこと。

(例)XP、Verge

(もっと詳しく)草コイン(アルトコイン)とは?有望なコインの見分け方や買い方など徹底解説!

ウォレット

仮想通貨を管理するためのウォレット(財布)のこと。ただ仮想通貨は物質ではないので、皆さんが想像する財布のような物体はない。保管の方法は様々であるが(後述する)、基本的にアプリをダウンロードしてPC上で保管する。

二段階認証

セキュリティ対策のためにパスワードの設定だけではなく、特定の機械(スマホ等)でしかログインできないようにするシステム。自分だけが知っているパスワードに加えて、自分しかもっていないもの(自分のスマホ)でしか入れない仕組み。

公開鍵(暗号カギ)

暗号化に使う鍵。実際に仮想通貨を送る際に一緒にこの鍵を送るので、公開鍵と呼ばれる。

秘密鍵

暗号を復号するために使う鍵。こちらは一緒に送金したりしないので秘密鍵と呼ばれる。

トークン

仮想通貨は法定通貨のような役割を担うことを期待されているものを指すのに対して、トークンは一部の企業やサービス内でのみ使用可能なもの。イメージとしては、「仮想通貨」が「円」、「トークン」がキッザニアでお仕事をしたらもらえる「キッゾ」という感じ。

(もっと詳しく)トークンと仮想通貨って何が違うの?違いを徹底解説!

ハッキング

ハッキングとはシステムを攻撃して盗むこと。ここではもちろん仮想通貨。仮想通貨取引所で取引を行っているときに盗まれることを指すことが多い。

(例)コインチェック問題→NEM(ネム)流出?コインチェック問題を解説!犯人は?補償金は?盗まれたNEMの行方を追う!

マネーロンダリング

通称マネロン。仮想通貨の専門用語ではない。犯罪(麻薬取引・人身売買等)で儲けたお金の出所をわからなくするために(犯罪で儲けたとばれないようにするために)偽の口座を開設する等して市場で使うこと。

(もっと詳しく)最近よく聞く、資金洗浄(マネーロンダリング)とは?世界に与える影響や対策を紹介!

ホワイトハッカー

ハッキングをする人(ハッカー)に対して、システムなどをハッキングから守る人のこと。高いIT技術をよいことに使う人のことを指す。

ホワイトペーパー

コインの説明書。コインの持っている特徴や優位性、仕組み、攻撃に対する防御について書かれていることが多い。コインのトリセツ(取扱説明書)というよりはコインの技術面について書いてある専門書のようなもの。一般人が読むのには相当な労力がいるが、コインを理解するためには読むべきである。*ホワイトペーパーがないコインもある。

ブロックチェーン

ビットコイン他に使われている仕組みのこと。とにかくすごいシステム。ブロックチェーンのおかげで*中央集権的なシステムではなく、*分散型システムを実現できた。これだけでは「なんのこっちゃ」という感じだとおもうので、もっと詳しく知りたいという方は下記をチェック↓

(もっと詳しく)どこよりもわかりやすくビットコインを説明!ブロックチェーンやP2Pなどの仕組みをご紹介!

プラットフォーム

下の図で言う黒の部分。取引が行われる土台のようなもの。土台によって仕組みやルールが少しづつ違う。

(例)ビットコインというプラットフォームとネムというプラットフォームは別。ちなみにビットコインというプラットフォーム内で使われているのはBTCというコイン、ネムというプラットフォームで使われているコインはXEM。

チャート

当該コインの一定期間の値の動きを示した図のこと。下の図のようなもの。(ちなみにこれはビットコインの値動き)

(もっと詳しく)【初心者向け】仮想通貨のチャートの見方を図を使いわかりやすく解説!

ファンダメンタル分析

世の中の動き(経済や雇用、政府の動向)から仮想通貨の今後を分析すること。世の中で起きた事象が仮想通貨にどれほど影響を与えるのかを分析する。

(例)トルコリラ(トルコのお金。日本で言う円のこと)の暴落で、ビットコインのような国の動向に左右されない(中央集権ではないため)仮想通貨に人気が出ると踏んでビットコインを買う、とか。

テクニカル分析

一定期間の値動きを分析すること(チャートを分析)。

ろうそく足

当該コインの一定期間の値動きをグラフと記号であらわすこと。

(もっと詳しく)【初心者向け】仮想通貨のチャートの見方を図を使いわかりやすく解説!

発行上限

最大発行枚数のこと。発行上限はコインの作成者によって決められる。希少性を保つためである。法定通貨に近似しており、むやみに発行することはないということ。

時価総額

仮想通貨の規模や人気(=価値)を表しているもの。時価総額が大きいとこれからさらに上がる可能性と暴落する可能性が少ないことを示している。

(もっと詳しく)グーグルとpaddle(弊社)のどちらかに投資したいとする。グーグルは人気があるし、規模も大きい。paddleはそもそも名前も知らない=人気もない。このように比べるとグーグルに投資したほうがさらに上がり続ける可能性と暴落の危険性の低さが手に取るようにわかるのではないか。(これから爆上がりすることを予想してpaddleに投資することも可能であるが、リスクは避けられない)

(もっと詳しく)2人の人からプロポーズを受けました。1人目はグーグルで働くエリートで実家も大金持ち。慶応に幼稚舎から通っています。2人目はさえないニートです。さてあなたならどちらと結婚しますか?とするとさらにわかりやすい(かもしれない)

クイック入金

インターネットバンキング・コンビニ・銀行ATM等自由に

まずは仮想通貨取引を始める前に知ってい置いたほうがいい言葉、基本のキに当たるものを解説していきます。

(補足)中央集権的なシステムとは?

現在一般的に普及している、金融(それ以外でも大概のものが中央集権的なシステムであるが。)の仕組みのこと。1人の(一団体の)管理者が仕組みを管理する体制のことを言う。

円滑には回るかもしれないが、ハッキングなどにあった場合、すべての個人情報が漏れ、されに財産をすべて失う可能性がある。(例)2014年のベネッセ個人情報流出事件

また管理者が不正を行った場合、財産をすべて失う可能性があるし、情報公開等の点において不透明な部分も多い。

分散型システムとは?

一方で、最近開発されたビットコイン他仮想通貨は分散型システムである。分散型システムとは、1人の絶対的な管理者がいるわけではなく、当該ネットワークに参加している全員が管理者という体制のことを指す。

一人の管理者がいるわけではなく、全員でお互いを監視しあっている状態なので、不正が起こりにくく、情報公開も適切である。

仮想通貨の点でいうと、ハッキングや不正取引を行うには膨大な量のデータを一から構築しなければならず、また一人一人が監視しているので、ある人を買収して不正するということは不可能に近い。

ただ、参加者全員が業務に取り掛かっているわけなので時間がかかることもある。

仮想通貨用語―基本のホ

ではここからは、ブロックチェーン等の新しい技術の仕組みを簡単に理解しようとした際や、仮想通貨の運用を実際に始める際に出くわす言葉について解説していきます。

ウォレットの種類

上記で述べたウォレット。一般的な財布にも長財布、折りたたみ財布等種類がありますが、仮想通貨のウォレットにも種類がある。

ホットウォレット

ウォレットは2つの種類に大別されるが、その1つ目。オンラインで仮想通貨を管理すること。ネットにつながっているため、ハッキングの恐れもあるが、すぐに使用できるため便利。

コールドウォレット

ホットウォレットの対。オフラインで仮想通貨を管理すること。ハッキングの恐れこそないものの、多少の不便さはある。

ウェブウォレット

その名の通り、IDとパスワードを決め、サイトに登録するだけで使えるウェブ上にあるウォレット。仮想通貨取引所に預けたままにすることもこれに該当する。手軽だが、ホットウォレットにあたるのでハッキングの恐れあり。

デスクトップウォレット

自信のPCにソフトウェアをダウンロードして利用するウォレット。ウェブウォレットよりはセキュリティがしっかりしている。(個人が狙われることは少ないため)

ペーパーウォレット

名は体を表すではないが、紙に仮想通貨のアドレスと秘密鍵を印刷し保管するウォレット。コールドウォレットの一つ。古典的だが安全。

ハードウェアウォレット

USB等に仮想通貨を保管するウォレット。紛失時にもウォレットにパスワードがわかれば復元可能。コールドウォレットの一種。

(例)Ladger Nano S(レジャー・ナノS)、Trezor(トレザー)

オープンソース

誰でも仕組みを模倣・改良・改善・再配布できるように無償で公開しているソフトウェアのこと。ブロックチェーンはこれに当たる。

(もっと詳しく)特許や著作権がないと考えるとわかりやすく、芸人ひょっこりはんが使用しているBGMをめぐった著作権問題があったが、もしこの曲がオープンソースであった場合、このような問題は起こらなかった。

P2P

peer to peer(ピアツーピア)の略称。中央集権的なシステムではなく、個人個人が対等の権利を持っていること。

向かって左がクライアントサーバシステム、右がP2P

マイニング

取引を承認し、新たなブロックを作成すること(=難しい問題を解くこと)。

(もっと詳しく)新たなブロックを作成し、ブロックチェーンの先端につけるときには難しい問題を解かなければならない。この面倒な作業をマイニングと呼ぶ。

マイナー

マイニングを行う人たちのこと。

ノード

ノードとはたくさんの役割(能力)を持った中心人物(厳密にはひとではない)を指す。マイナーの言いかえのようにも使われる。

(もっと詳しく)下にイメージ図。

ハッシュ

暗号化された数値。仮想通貨の取引では通貨という物質をやりとりするのではなく、「暗号化された数字の羅列」をやり取りする。この「数字」をハッシュという。

ハッシュ値

上記の「暗号化された数字の羅列」のこと。

ハッシュパワー

マイニングのスピードのこと。数字が大きいほど計算力=スピードが速いということ。

ナンス

number used onceの略称(一度のみ使われる使い捨ての数字)。難しい問題を解くとはナンスと呼ばれるそのブロックを作る際に必要になる数字(2の32乗のパターンがあるらしい)をさがすこと。

開発者報酬

難しい問題を解いた人に払われる報酬のこと。

51%攻撃

悪意のあるノードが半分以上のハッシュパワーを保有すること。取引承認は多数決で行われるので、半分以上のハッシュパワーをもってしまうとそのプラットフォームをコントロールすることができてしまう。ただこれはデメリットが大きいため、実際に行う人はいないといわれている。

スマートコントラクト

契約を自動化(スマートフォンのスマートを考えるとわかりやすい)すること。

(もっと詳しく)スマートコントラクトは自動販売機でも使われている。商品の契約をするとき(住宅を想像するとわかりやすい)、契約書を書き、捺印するが、自動販売機はどうだろうか。その手間がない。このような契約書の手間を省いたものがスマートコントラクトである。

*機械が自動的に本人確認をするのでセキュリティ面も問題ない。

スプレッド

購入高と売却高の差。

(もっと詳しく)販売所であるコインを10円で購入したとする。このコインを売却するとき、このコインはあまり人気がなく、売却高が5円であった。この差をスプレッドという。

含み損

スプレッドの差のこと。上記の例で言えば含み損は5円。

TPS

transaction per secondの略称。つまり1秒当たりにできる取引量を表す単位のこと。取引/秒。

IoT

internet of thingsの略称で、ものとインターネットをつないだもの。

(例)アレクサ

DApps(分散型アプリケーション)

ダップスもしくはディーアップスと読む。オープンソース+トークンを使用+顧客の要望にそって改善(管理者の意思によるものではない)の3つを満たすもの。

(例)ビットコイン他仮想通貨一般(例外あり)

クラウドサービス

クラウド=雲のように実態がどこにあるかわからないサービスのこと。

(例)icloudメールサービス。

分散型クラウドストレージ

実態がどこにあるかわからないがデータ保管・共有を格安で提供するサービス。(ストレージというのはプロジェクト名)

(例)one drive

中央集権的なシステムでないため管理者がいない=人件費が削られる分、コストがかからない。

*スケーラビリティ問題

時間ともに取引量が増え、取引データを記入するブロックが大量に必要になったものの、ブロックの生成に時間がかかるため、取引のスピードが落ちてしまうこと。スケール(広さ・規模)が足りないということ。

(例)ビットコイン

ハードフォーク

従来のシステムとの互換性を無視し、システムを変更すること。

(もっと詳しく)もともとのシステムと新しいシステムが全く違うもので、ルールやできることが変わってしまうということ。

ソフトフォーク

従来のシステムとの互換性を保ち、システムを変更すること。

(例)アイフォンのアップデート

ICO

initial coin offeringの略称。資金調達の一種で、クラファン(クラウドファンディング)のようなもの。企業が新しい事業を行う際の資金調達に、独自の仮想通貨を用いることを言う。

(もっと詳しく)株式会社が資金を提供してくれた顧客に対して発行する株券のようなもの。株券の代わりに独自のトークン(仮想通貨でもよいのだが、厳密にいうとトークン)を発行すること。

エアドロップ

仮想通貨を無料で入手できる仕組み。ハードフォークする際にもらえることが多く、一般的にコインの知名度を上げるために企業によってなされる。

ERC20

正式名称はEthereum Request for Comments:Token Standard(長い)。ICO時に各企業側から発行されるトークンに一定のルールを課し、使用する技術を統一したもの。

(もっと詳しく)もしあなたが異なったいくつかの会社に投資していた時、企業ごとに異なったトークンを発行されたら管理やらが大変ですね。さらに、トークンには規則がないのでそのトークンは本当に使えるのか、安全なのかの判断も難しい。

そこで一定のルールと、技術面での統一を課すことで運用しやすく、また顧客の信頼を勝ち得たというわけ。

コンセンサスアルゴリズム

仮想通貨の取引の際にブロックの承認をどのように行うか、という仕組みのこと。proof of 〇という形をみたらコンセンサスアルゴリズムの一種だと思えばよい。以下でよく見るコンセンサスアルゴリズムを解説する。

PoW

proof of  work(プルーフオブワーク)の略称。ビットコイン他に採用されたシステム。取引をノードたちが承認する際、取引の正当性を確認後、難しい問題を解くのだが、その難しい問題の答えを一番最初に見つけた人に報酬を与える、というもの。

(例)ビットコイン→どこよりもわかりやすくビットコインを説明!ブロックチェーンやP2Pなどの仕組みをご紹介!

PoS

PoWの問題点を改善するために作られたもの。proof of stake(プルーフ・オブ・ステーク)の略称。PoWの問題は、富のある人間しか難しい問題を早く解き、報酬を得ることができないこと。平等性を欠くということで、生み出された。PoSでは、当該コインの保有量と保有期間に応じて、毎回1人だけが難しい問題に挑戦する機会が与えられ、解き終えると報酬がもらえる、というもの。もちろん、発言権も保有量と保有期間に準ずる。

(もっと詳しく)多くのコインを長い期間保有している=このコインに対する愛が強い!このコインを応援してくれているという証。それに応じた形がこの仕組み。

(もっと詳しく2)ある駆け出しアイドルがいます。彼女たちに魅せられて会員になりました。まだ人気がないので私の会員登録は1番です。またグッズも積極的に購入して握手会にもいつも参加しています。当然、彼女たちも私の存在に気づいています。

あるとき彼女たちは時代の寵児になりました。ファンも増えました。ライブを開催するをチケットは売れに売れて足りません。そこでチケットは抽選になったのですが、私はなかなか当たりません。「昔から応援してるのに、、、」

そこで彼女たちは考えました。昔からのファンの応援(保有期間)とグッズ購入(保有量)のおかげでここまでこれたんだから、古株さんたちに特典を与えよう!(報酬)と。

これがPoSの仕組みである。

(例)イーサリアム→イーサリアム(Ethereum:ETH)とは?特徴や仕組みなど徹底解説!

PoI

proof of importance(プルーフオブインポータンス)の略称。PoSの改良版。PoSはPoWの問題点を解決するために作られたシステムだが、PoSもまた富裕層しかもうけられない仕組みである。

それはたくさんのコインを保有するのにはお金がかかるため。

そこでPoIではコインの使用頻度に応じて難しい問題を解く権利を与えるシステムへと改善。

(もっと詳しく)最近、アプリを事前にダウンロードしておけば当該店舗を訪れるだけでポイントがたまる、というシステムがあるがそれと考えると理解しやすい。

(例)ネム→噂のNEM(ネム)とは?メリット・デメリット・Catapultについて簡単に解説!

PoR

proof of reserve(プルーフオブリザーブ)の略称。入金された額と同じだけのコイン(Tether)が自動的にもらえるというもの。またこれは会社には支払い能力がある、ということの証明にもなる。

「???」と思った方は以下をチェック↓

(例)テザー→Tether(テザー)って何?テザー疑惑・オムニ(omni)などを簡単に解説!

PoA

proof of authorityの略称。権利を持っている人しか取引承認ひいては難しい問題を解くことはできない、というもの。これにより取引のスピードが上がり、承認者の身元もわかっているため安心。

(例)ヴィチェーン→Vechain(ヴィチェーン)とは?NFC・RFIDって何?ICOについても簡単に解説!

PoA

Proof of Accessの略称。PoWの利点をすべて吸収し、さらにスケーラビリティ問題を解決したもの。無限のスケーリング(無限に大きくなっていく∞)が可能に。

(例)Archain

PoA

Proof of Activityの略称。PoSとほとんど同じで発言権は保有期間と保有量に応じて与えられるが、承認はランダムで行うというもの。

PoA

Proof of Assetの略称。必要な情報(具体的には①登録日時②金<きん>の重さ③品質の保証人④保有者名⑤外部監査人)をデジタル化しブロックチェーンに書き込むというもの。

「金の重さ?」と思った方は下の記事をチェック。

(例)ディジックスダオ→DigixDAO(ディジックスダオ/DGD)とは?取引所やチャートなどについて徹底解説!

PoE

Proof of Existenceの略称。存在の証明。アルバイトのタイムカードのようなもの。ブロックチェーン上に新たに書き込むデータをハッシュ化(数字の羅列に変更)し、書き込んだ日や時刻を刻印する。

(例)ポーエット→Po.et(ポーエット:POE)とは? 特徴やチャートを詳しく解説!

rfPoW

PoWを少し改善したもので、マイニングの作業をレベル分けしたもの。難易度の簡単なものほど報酬が少ないが、マイニングのを簡単に行えるシステムをもっていなくても(つまりこのステムをかえる金持ち)、取引承認レース(難しい問題を解くレース)で勝つ確率が高く、報酬をもらえる可能性が高い。(金持ちは大物=難易度の高いものしかやらないため)

(例)クオークチェーン→QuarkChain(クオークチェーン)とは?チャートや特徴、取引所を徹底解説!

dPoS

Delegated Proof of Stakeの略称。PoSの改良版。選挙のように、取引承認者を人気投票で選ぶもの。富がなくても報酬を得られるシステム。

(例)ビットシェアーズ→仮想通貨BitShares(ビットシェアーズ)/ BTSの特徴や仕組み、チャートなど徹底解説!

PoC

Proof of Capacityの略称。ネットワークに接続したディスクの割り当て容量(どれだけ容量を割いてくれているか)に沿って発言権が与えられる。

(例)バーストコイン

PoC

Proof of Consensusの略称。合意による証明。発言は権利の与えられた信用のある人(大手企業や、当該コインが信頼できると認めた人)のみができるというもの。発言はネットワーク内の8割の人の承認が得られた場合、合意となる。

*スケーラビリティが高いとは?

例えばビットコインとビットコインキャッシュの例でみていくと、ビットコインは1つのブロックに1MBの内容のみ書き込めますが、一方でビットコインキャッシュは8MBの内容を盛り込むことができます。

この時、ビットコインキャッシュはスケーラビリティが高いといえます。

仮想通貨用語―基本のン

ここまでくるとかなりの難易度になります(または、知らなくても仮想通貨の運営には関係ない)ホワイトペーパーを読む際、コインの細かい特徴を理解する際に役立ててください。

ユースケース

機能のこと。ホワイトペーパーを読んでるとよく出くわす。

アルゴリズム

計算方法。やり方。

ガバナンス

統治システム、統治プロセス。

ロードマップ

将来の見通し。仮想通貨の公式ホームページでよく見かける。

マイニングプール

マイニングを簡単に行えるシステム等を用いて、大量のマイニングを複数人で行い儲けている会社。

マイニングファーム

企業がマイニングのための装置等を設置した大規模な施設や敷地のこと。

ERC223

ERC20と同様、イーサリアムをベースにしたトークン。ERC20の問題点を改善したバージョン。具体的には誤送を取り消し、送り直しが可能で、かつ送金手数料がERC20の半額。

アトミックスワップ

第三者の介入なしでトークンのやり取りができるという仕組み。従来の仮想通貨取引でも、株などでも取引所のようなものが必要であったがそれが必要ないということ。

(もっと詳しく)【誰でも分かる】仮想通貨のアトミックスワップとは?仕組みや銘柄などを徹底解説!

ペッグ通貨

法定通貨と同様の価値がある通貨、法定通貨とペッグ(杭)した通貨。一般的な仮想通貨と異なり、ある程度の価値の保証がある。

(例)テザー→Tether(テザー)って何?テザー疑惑・オムニ(omni)などを簡単に解説!

segwit

取引データ圧縮機。segwitをブロックチェーン(当該コイン)に装着することでブロックチェーンに保存するデータの容量を圧縮することができる。

もっと詳しく知りたい方は下の記事をチェック↓

(例)ビットコインキャッシュ→ビットコインキャッシュ(BCH)とは?スケーラビリティ問題・Segwit・リプレイアタックについても解説!

ASICboost

マイニングを効率よく行えるシステム。巨大マイニングプールが用いている。

NFCチップ

ICタグ(スイカやPASMOのようなワンタッチで機械認証できるもの)の一種。ただNFCチップは初期設置がゼロでワンタッチで機械認証できる。

(もっと詳しく)例えばWi-Fiをつなぐとき。初めにパスワードを入れないと使えないですよね。NFCチップはパスワードを入れる作業なしで使えるもの、というイメージ。

リプレイアタック

データの送信、転送を不正に行うこと。これは当該コインが分裂(ハードフォーク)するときにおこる。

(もっと詳しく)下の図を参照。

 

リプレイプロテクション

リプレイアタックからシステムを保護する仕組み。

カウンターパーティリスク

取引成立後に、取引相手が支払い不能になり、損害を自分で負うこと。

(もっと詳しく)例えばアマゾそ(ネット通販サイト)で1万個の羊羹を買ったとします。一万個の発注をかけ、取引相手(顧客)のもとに郵送しましたが、取引相手は払えないという。

このとき、1万個分の損害をアマゾそは負うことになります。このリスクのことをカウンターパーティリスクという。

(例)マウントゴックス事件

マルチシグ

秘密鍵がマルチ(複数個)存在するということ。秘密鍵が複数存在することでいくつかの端末に分散して管理するので、どれか1つの端末がハッキングにあったとしても、同時に複数の端末を攻撃しないと不正はできないということ。

シャーディング(層)

取引の遅延を解決する仕組み。取引承認作業をいくつかのチームにわけて、各々のチームが違う取引を承認することで取引スピードを向上させることができる。

webbot

情報を収集し、分析するプログラム。高い的中率で有名。仮想通貨以外にも株や災害の予測までしている。予測は日本語訳バージョンも売られている。(https://www.halfpasthuman.com/Hph_reports.html)またYouTubeに上がっていることもある。

SEC(証券取引委員会)

U.S Securities and Exchange Commissionの略称。アメリカにある証券取引委員会のこと。株等(現在は仮想通貨も)の取引監査を行っている機関。仮想通貨の話をするとき、規制関連でたまに出てくる。

先物取引(さきものとりひき)

商品の予約。将来買うもの予定のものの個数と価格だけを先に決めておくこと。(値の上がり下がりがはげしいもの、例えば金やプラチナ、を買うことが多い)

レバレッジ取引

手元にあるお金よりも多くのお金を投資することができること。仮に手元にあるお金は100万円だけど1000万円を投資したならば10倍のレバレッジをかけた、ということになる。

(もっと詳しく)ここに起業したい人がいるとしましょう。この人はお金がないので銀行から利子付きでお金を借りますね。そのお金で新たな事業を始めます。このようにお金を借りる(というとちょっと違うのですが)ようなものです。

プレマイン通貨

プレ(前)マイニングの略。開発者などが仮想通貨の一般公開前に仮想通貨を掘