ゆうパケットを使う前に知りたい! 料金・配達日数・ポスパケットとの違いは?

2016年10月1日から法人・個人事業主のみならず、個人での利用も可能となったゆうパケット。2015年3月31日をもって終了したクロネコメール便の代わりとなるサービスを探していた方には、朗報となったのではないでしょうか。また、普段からフリマ系のサービスを利用されている方は、ゆうパケットは配達日数が短いなどのメリットから、高頻度で利用されているかと思います。

ゆうパケットが個人で利用できるようになる前から存在していたクリックポストも似たようなサービスですが、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。そして、ゆうパケットのサイズ、料金、配達日数、注意点とはどのようなものなのでしょうか。

ちなみに、主婦200人を対象にfincleが独自でアンケートを行ったところ、全体の20%ほどの主婦しかゆうパケットを利用したことがないことがわかりました。便利なサービスではありますが、まだまだ認知は広まっていないようです。

そこで今回は、ゆうパケットについて料金や配達日数、ポスパケットとの違いなどを、余すところなくご紹介します。

 ゆうパケットとは?

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ゆうパケットはメルカリやヤフオクなどのフリマアプリ・ネットオークションに出品している方に非常に役立つ日本郵便のサービスです。特に、厚みのない小さな荷物の発送に適したサービスとなっています。

重くて薄いものを送ることができ、オークションやフリマアプリを活用している方には非常に便利なゆうパケットですが、代表的な特徴としてはどのようなものが挙げられるのでしょうか。まずはゆうパケットの大まかな全体像を捉えてみましょう。

 全国一律250円から

ゆうパケットの料金は全国一律なので、日本であればどの場所へ届ける場合も同じ料金で済んでしまいます。また後ほど料金の項目で詳細をお伝えしますが、ゆうパケットの場合、料金は荷物の厚さにより変わります最安で250円、最高で350円と定められています。

 365日郵送可

ゆうパケットは365日いつでも配達が可能なサービスなので、配達期間を考える際には土日・祝日を省かずに数えることが可能です。速達オプションは付きません、土日・祝日も配達されるので比較的迅速に配達を済ませることができます。詳しくは配達日数の項目をご参照ください。

 ポスト投函

ゆうパケットはポスト投函で発送します。したがって、昼間は仕事や用事が詰まっていて、発送の手続きを行う余裕のない方でも利用することが可能です。24時間送ることができるので、送り先の相手を待たせることもありません。

もちろん、郵便局窓口からの発送も受け付けています。また、郵便ポストのみならず、ローソンなどのコンビニに設置されたポストからも郵送することが可能です。ただし、ポストが設置されているコンビニは意外と限られているので注意が必要です。ポストのあるコンビニはローソン・ミニストップ・セイコーマートの3つのみです。この中で、全国展開されており、一番店舗が多いのはローソンです。コンビニのポストを利用したいと考えている方は、お近くにローソンがあるか確認してみてくださいね。

参考元:日本郵便 コンビニエンスストアをさがす(2017年著者調べ)

ゆうパケットの配達方法は郵便受け

ゆうパケットの場合は、お届け先の郵便受けに配達されるので、お届け先の方が不在であっても届けることが可能です。したがって、受け取りが送れてしまうこともありませんし、相手の好きなタイミングで荷物を受け取ることができるのです。

また、郵便受けに荷物が入り切らない場合には、手渡しで届けます。ただし、荷物がポストに入らない大きさで、その上、受け取る相手が不在である場合には、「ご不在連絡票」がポストに投函されます。この間、郵便局にて保管されるという仕組みになっています。

 指定場所配達制度

先ほど、「荷物の入らない大きさで、届け先の相手が不在である場合には、荷物の代わりに不在票が投函される」とご説明しました。でも、ポストに荷物が入らなくてもすぐに受け取りたい場合もあるでしょう。そんな時には「指定場所配達制度」というサービスが利用できます。このサービスを利用すれば、郵便受けに入らないサイズの荷物を、届け先の方が指定した別の場所に置いてもらえます。

 追跡サービスあり

オークション・フリマアプリを利用している方にとって嬉しいのは、追跡サービスが付いているということ。相手に無事荷物が届いたか気になりませんか。追跡サービスを利用すれば、その都度配達状況を確認できるので、安心して荷物が届くのを待つことができるのです。

参考元:日本郵便 ゆうパケット(2017年著者調べ)

 あて名変換(匿名配送)のオプションあり

ゆうパケットにはあて名変換のオプションがついています。追加料金はかかってしまいますが、フリマアプリやオークションでの取引などで、届出人と受取人が互いの住所を相手に知らせてしまうことなく匿名で配送できるのです。あまり個人情報を外部に知らせたくない方にはあて名変換の可能なゆうパケットは重宝しますね。

あて名変換料金は50円と規定されています。詳しい情報はこちらをご覧ください。

着払い可能

ゆうパケットは着払いサービスの利用が可能です。このサービスを利用する際には、必ず荷物を受け取る方に、運賃・料金・手数料を支払っていただく必要があると伝え、承諾を得るようにしましょう。支払方法は①配達の際にその場で支払う方法、あるいは②運賃・料金・手数料を後納する方法の2通りの方法があります。ただ、後納する場合には原則所定の担保が必要になります。

ちなみに、手数料は荷物1個毎にかかります。具体的な手数料(1個当たり)は次の通りです。

  1.  料金後納かつ郵便私書箱は配達:10円
  2. 料金後納:15円
  3. 郵便私書箱に配達:15円
  4. ①~③に当てはまらないもの:21円

 

参考元:日本郵政 着払(2017年著者調べ)

集荷対応あり

ゆうパケットは集荷サービスが付いているので、家を離れられない時でも電話で集荷を依頼すれば荷物を取りに来てくれます。郵便局やポストが自宅から遠い場合も便利なサービスです。

集荷専用の電話番号は0800-0800-111で、固定電話であっても携帯電話であっても無料で通話可能です。

ただし集荷サービスは荷物が1点のみの場合には利用することができません。大量に荷物を送る場合や、ゆうパックレターパックプラスを利用する際についでとして使える場合があるという程度に考えておきましょう。

 クリックポストと類似したサービス

クリックポストと非常に似ているサービスだといえます。しかし、クリックポストは料金が厚さ3cmまでで一律164なので、値段だけで比較するとクリックポストの方が断然お得に思えます。クリックポストであれば、ゆうパケットの半額以下で郵送できてしまう場合もあるということなのです。

またクリックポストのサイズ規定は、長辺34cm以下、短辺25cm以下、厚さ3cm以下であるので、ゆうパケットの規定サイズよりも若干大きいサイズのものを送ることが可能です。

それではゆうパケットの何が良いのかというと、ゆうパケットは他の郵便よりも配達日数が掛からないという点です。クリックポストですと配達日数は2~3日程度かかりますが、ゆうパケットであれば翌日あるいは翌々日には送り先の相手に荷物が届けられます。したがって、出来るだけ安価な値段で迅速に届けたい場合にゆうパケットは便利なのです。特に、メルカリ・オークションなどの取引を行う際にお客様の満足度を高めたいのであれば、ゆうパケットを利用すると効果的でしょう。

また、集荷サービスはクリックポストには無く、ゆうパケットに付いているものです。

さらに、クリックポストは支払い方法が特殊で、Yahoo! ウォレット通して支払を済ませるのでクレジットカードが必要です。そして、宛先を印刷する作業もあるため、プリンターが必要です。したがって、クレジットカードやプリンターを持っていない方には、それらを揃える手間がかかってしまいます。その点、ゆうパケットであれば気軽に利用できるのです。

クリックポストについては、以下の記事で詳しくお伝えしているので、より詳しく郵便サービスについて知りたい方はご参照ください。

関連記事: 日本郵便のクリックポストって?配達日数やデメリットを徹底解剖!

ゆうパケットとポスパケットとの違いは?

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ゆうパケットは以前、法人・個人事業主向けのサービスであり、個人向けのサービスではありませんでした。

そのため、郵便局で料金の見積もりを出し、審査に通過後に契約を結んでおく必要がありました。また、利用は年間で500個以上の荷物を送る場合に限られていました。

しかし、2016年の10月1日からは個人でもゆうパケットが利用可能となったのです。そして、それと同時に利用廃止が行なわれたサービスがあります。そう、ポスパケットです。

以前であれば個人で荷物を送りたい場合、ポスパケットが利用されていました。ポスパケットはゆうパケットとほとんど同じような内容のサービスでしたが、サイズや値段の点で若干異なっていました。具体的にどの部分が異なっていたのでしょうか。

料金が異なる

ゆうパケットとポスパケットの料金を比較すると、ポスパケットの方が若干高いことが分かります。

それぞれの値段を確認してみると以下のようになります。ちなみに値段は全て税込の値段です。

【ゆうパケット】厚さ1cmまで 250円

厚さ2cmまで 300円

厚さ3cmまで 350円

【ポスパケット】一律360円

ざっと確認し、一目見て読み取れることは「ゆうパケットの方がポスパケットよりお得である」ということです。

厚さ1cmまでのものをゆうパケットで送る場合は、ポスパケットで送る場合よりも110円も安くなります。1cm~2cmの場合は60円安く、2cm~3cmの場合でも10円安く済ませることができてしまうのです。

つまり、パスポケットが廃止され、ゆうパケットを個人が利用できるようになったことで、より安い料金で荷物を郵送できるようになったということなのです。

サイズが異なる

料金の他に異なるものはサイズです。具体的にサイズはどの点で異なるのでしょうか。具体的な数字はゆうパケットとポスパケット、それぞれ次のようになります。

【ゆうパケット】

3辺の合計60cm以下

最長辺34cm以下

厚さ3cm以下

【ポスパケット】

最長辺34cm以下

短辺25cm以下

厚さ3.5cm以下

ゆうパケットとポスパケットのサイズ規定を比較してみると。ポスパケットの方が若干大きいことが分かります。ポスパケットは3.5cm以下の範囲内であるのなら、厚さ3cmを超えたものも郵送できました。そのため、全国一律360円のレターパックライトでは送れない荷物も、ポスパケットを利用すれば、郵送することができました。

ただ、パスポケットはもう廃止されてしまいましたし、その代わりとなるゆうパケットは厚さ3cm以内の規定なので、厚さ3cm~3.5cmの荷物を送ることができないのが残念ですね。

ゆうパケットのサイズや重量は?

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ゆうパケットは小さな荷物を送りたい時に便利だということですが、具体的にはどのくらいのサイズ・重量の荷物を郵送できるのでしょうか。まずはサイズから見て行きましょう。

サイズ

サイズは長辺が34cm以内、厚さ3cm以内、そして3辺の合計は60cm以内である必要があります。

ちょうどA4サイズくらいの大きさであると考えれば良いでしょう。

重量

ゆうパケットの重量は1kg以内です。ゆうパケットと比較されやすいクリックポストも1kg以内なので、重さに関しては変わらないですね。レターパックライトの場合は重さ4kg以内のものを送れるので、1kg以上の重さの荷物を送る場合は、こちらを利用しましょう。ゆうパケットとクリックポストの相違点は、先ほどお伝えした通りです。

ゆうパケットは郵便局窓口に寄らずに、ポスト投函ができますが、重さの量り方に不安な方は、郵便局窓口からの発送がおすすめです。窓口であれば正確な重量を量ってもらえることができるからです。

ゆうパケットの料金は?

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ゆうパケットの料金は荷物の厚さに応じて決まります。さらに、3段階の運賃設定であるという点も特徴的です。

ゆうパケットで郵送できる厚さは3cmまでですが、運賃は1cmごとに変わるのです。具体的に数字に表すと次のようになります。

  1. 厚さ1cm以内:250円
  2. 厚さ2cm以内:300円
  3. 厚さ3cm以内:350円

ゆうパケットは全国一律なので、遠方に発送する場合にも料金が高くならずに済むという点が魅力的ではないでしょうか。

料金は高めですが、追跡サービスやあて名変換(匿名配送)サービスが付いているという点が利点です。あて名変換を利用したいというのであれば、ゆうパケットは最も便利な配送手段といえます。あて名変換については、最初にご紹介した<ゆうパケットとは?>の中に記載されている、ゆうパケットの特徴の項目をご覧ください。

ゆうパケットで送れるもの

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ゆうパケットでの郵送は、フリマアプリやネットオークションでの取引を行う際に重宝するものです。したがって、このような取引で頻繁に取り扱われるものを郵送することが可能です。

具体的には、かさばらない衣料品、ファンデーションやグロスなどの化粧品、CDやDVD、雑誌・コミック、本、文房具、サプリメントなどを送るのに適しています。

かさばらない衣類は、シャツ・カーデイガンなどの薄い服などが例として挙げられます。

ゆうパケットで送れないもの

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ゆうパケットで送れるものについて確認しましたが、その一方、送れないものは一体どのようなものなのでしょうか。

まず、挙げられるものは信書や現金です。信書が送れない郵便サービスとしては、ゆうパック・ゆうメール・クリックポストが他に挙げられます。

信書に該当するものについてはこちらをご覧ください。

また、現金を送りたい場合には「現金書留」を利用しましょう。

さらに、ゆうパケットでは貴金属をはじめとした貴重品、爆発物・劇薬や劇物などの危険なものを郵送することは不可能です。

ゆうパケットの配達日数は?

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ゆうパケットの配達は日数がかからないということが特徴です。だいたい差出日の翌日から翌々日には配達が完了されます。ここでは、配達日数の詳細について見て行きましょう。

ゆうパケットの配達日数目安

ゆうパケットは非常に迅速に郵便物を届けてくれる郵便サービスです。北海道や沖縄などの遠方・離島などでない限り、翌日あるいは翌々日に配達が完了されます。

ただ、注意しておきたいのは、高速道路が混雑している期間や、天候により配達環境が悪い場合には時間がかかる可能性があるということです。したがって、お盆・お正月や台風・大雨の時期は要注意です。

遠方への配達は時間がかかる

翌日あるいは翌々日には配達が完了する迅速な対応のゆうパケット。しかし、もちろん例外もあります。遠方に荷物を送る場合には数日かかるということです。5日以上かかる場合も珍しくありません

なぜ、遠方への配達が送れるかというと、ゆうパケットの場合は航空輸送を行なわないためです。その分コストを抑えているということなのですね。

したがって、遠方へ送る場合は時間がかかり、荷物が届いたか不安になるかと思うので、追跡サービスを利用して荷物の配達状況を確認しましょう。

土日・祝日の配達は可能か

端的に言ってしまえば、ゆうパケットは365日、毎日配達が可能なサービスです。つまり、日曜・休日に配達作業が行なわれるということです。これならば、たとえ金曜日に配達を依頼したとしても、翌日の土曜日、もしくは翌々日の日曜日には配達が完了されるので、相手を待たせずに済みますね。

ゆうパケットはフリマアプリ・オークションで迅速な対が求められている方には非常に助かるサービスでしょう。

速達オプションはなし

ゆうパケットの場合は速達オプションが付きません。したがって、翌々日に届く距離内の地域に送る際には、翌日までに届けることができない、ということを心に留めておきましょう。ただ、そこまで距離の離れていない場所へ送る場合であれば翌日には届くので、速達サービスをわざわざ使うまでもないのかもしれませんね。

荷物の差出時間に注意

郵便局に預けられた荷物は、それが差し出された時間によって配達完了日か変わります。したがって、早く荷物を届けたい場合には、何時までに差し出せば良いのか把握することが大切です。

時間の設定は郵便局により異なりますが、多くの場合、12時までに差し出されたものであれば午前の差出として、17時までに差し出されたものであれば午後の差出として扱われ、その日のうちに発送が行なわれます。17時を過ぎて差し出されたものは、翌日に発送されるので、配達完了は早くても差出日の翌々日となってしまいます。翌日中に届けたい場合には、12時前に差出を完了させましょう

ゆうパケットの利用方法

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ゆうパケットの利用方法は簡単ですが、自分で用意しなければならないものもあります。それは「専用あて名シール」と「梱包するための封筒・包み紙・段ボールなど」です。

それでは、「専用あて名シール」はどこに行けば手に入るのでしょうか。早速利用方法について確認してまいりましょう。

「専用あて名シール(ゆうパケットラベル)」を入手する

ゆうパケットを利用する場合、「専用あて名シールが必要」です。こちらは郵便局窓口で、無料で手に入れることが可能です。ただし、郵便局によって在庫がきれている場合もあります。

また、ゆうパケットのあて名はWebからプリントアウトすることも可能です。郵便局の開館日時には忙しくて窓口に寄れない方も多いかと思いますので、そのような場合は「Webゆうパックプリント」でゆうパケットのラベルを印刷しましょう。カラープリンターの利用がおすすめです。

 

梱包する

梱包は既定のサイズ・重量を超えないように注意しましょう。サイズは長辺(一番長い辺)が34cm以内、厚さ3cm以内、そして3辺の合計は60cm以内で、重さは1kg以内です。重さがぎりぎりで正しく量れているか不安であれば、郵便局窓口で確認していただくことができます

また、補償がついていないので、破損しにくいように緩衝材を使うと荷物に与えられる衝撃を軽くすることができます。

「専用あて名シール」に必要事項を記入する

記入事項は送り先の郵便番号、住所、氏名、自分の郵便番号、住所、氏名です。

荷物の厚さを測り、それに応じた料金分の切手を貼る

梱包し終えたら荷物の厚さを測り、その重量に合わせた金額の料金分の切手を貼ります。

厚さは1cm以内であれば250円、2cm以内の場合は300円、3cm以内の場合は350円です。厚さは、段ボールあるいは厚紙に、カッターを使って1cm・2cm・3cmの郵便ポストの口を作り、それぞれに送りたいものを通してみれば正確に測ることができます。

「専用あて名シール」を荷物に貼る

梱包が済み、料金が決定したら、最後にあて名シールを貼り付けます。あて名シールの下部は控えとなっているので、下部は切り取り、上部のみ荷物に貼りましょう下部の切り取りを忘れてしまうと、追跡サービスの利用ができません。なぜなら、控えに追跡サービスを利用する際に必要な「お問い合わせ番号」が記載されているためです。忘れずに控えは切り取りましょう

ポストに投函する

全ての準備が整ったら、荷物をポストに投函します。もちろん、直接郵便窓口から発送をお願いすることもできます。

ゆうパケットの注意点

365日配達可能、追跡サービスも付いているゆうパケットですが、注意しなければならない点もいくつかあります。利用する前には必ず確認し、思い違いや予想外のn事態を防げるようにしておきましょう。それでは、1つずつ確認して行きます。

速達サービスなし

ゆうパケットには速達サービスがありません。しかし、大概翌日あるいは翌々日に配達されるサービスなので、それほど遠方でない限り迅速に荷物を送ることが可能です。

また差し出し元と、送り先の郵便番号がわかっている場合、日本郵便の公式サイトにて、お届け日数を調べることも可能ですよ!

信書が送れない

ゆうパケットでは信書を送ることができません。信書を送りたいのであれば、ゆうパック・ゆうメール・ゆうパケット・クリックポスト以外の郵便サービスを利用しましょう。

損害賠償・補償なし

ゆうパケットには、補償がついていません。したがって、郵送途中に配送が遅れたり、紛失・破損したりしても対応を受けることはできないのが難点です。

参考元:日本郵便 郵便物等の損害賠償制度(2017年著者調べ)

配送日時指定は不可

ゆうパケットでは配達時間帯の指定はできません。しかし、当日配達あるいは配達日指定の付加サービスを利用することは可能です。ただ、このサービスを利用する場合は、事前に契約する必要があります。

参考元:日本郵便(2017年著者調べ)

コンビニからの発送不可

コンビニのレジからゆうパケットの発送はできません。ただし、ポストが設置されていれば、そこに投函することは可能です。ちなみに、ポストの設置されているコンビニはローソン・ミニストップ・セイコーマートのみです。

そのほか、ゆうパケットは、配達時に商品そのものの料金を支払う「代金引換」を行うことは不可能です。また、商品代金・送料・手数料の合計金額が税込8,000円を超える場合はゆうパケットを利用することができないという点にも注意しましょう。

最後に

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今回はゆうパケットについてご紹介しました。個人での利用ができるようになって、非常に荷物を送りやすくなりましたね。ご紹介したように、以前個人で荷物を送る際はポスパケットを利用していましたが、こちらだとゆうパケットよりも料金が高くなってしまいます。ゆうパケットに切り替わり、よりお得に利用できるようになったので、オークションやフリマアプリを利用している方は上手に活用してみましょう。