どうにかしてお金を貯める、浪費癖の治し方とは?

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お金の使い道は大きく3つに分けることができます。その3つとは「投資・消費・浪費」です。この3つの使い道の中で、お金を使ったことに対して後悔しやすいのは浪費ではないでしょうか。けれど浪費はコントロールさえすれば、すぐにでも減らすことのできる項目です。そこで今回は浪費癖を治す方法をご紹介していきます。

 

浪費癖を見極めよう

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まずは自分の浪費癖を見直していく必要があります。給料日にせっかく給料が入ってもあっという間に引き落とされてすっからかん、という経験したことありませんか?もし引き落とされた原因がすぐに思い出せないのであれば、自分がどんなものに対して浪費しているか、すぐに知る必要があります。

 

貼るだけ家計簿をつくろう

一番簡単な方法は、自分が購入したものに対するレシートをノートに貼っていくだけの簡単な家計簿をつくることです。家計簿と聞くとめんどくさいイメージがわくかもしれませんが、この方法はノートへ貼るだけです。また浪費癖を治したいのであれば、厳しいことを言うようですが、これぐらいはやりましょう。

貼るだけ家計簿の一番大事なことは、「貼る」ことではなく「見直す」ことです。例えば貼った家計簿を見直すと、どんな場所でよく物を買っているかを客観視することができます。コンビニエンスストアに立ち寄る回数が多いと分かれば、浪費しやすい場所としての可能性が浮上しますよね。

また見直した時に「これ、なんだっけ」と思ったものはラインマーカーをひいておきましょう。印象に残っていないものは、浪費である可能性が非常に高いです。印象に残らない物をあまり大事に扱わないはずです。大事に扱えないものを買っても仕方ないですよね。

 

お金を貯める目的を定めよう

また浪費癖が治す時には、浪費ではなく、投資や消費のためにお金を貯める目的を定めるといいでしょう。目的もなく、お金を貯めるのはあまり楽しくありませんし、目的なく貯まったお金をきっとムダに使ってしまいます。

旅行代金を貯めるでも、子供の養育費に当てるでも、なんでも構いません。目的が定まれば、浪費癖を治す意識も向上しますし、その分節約や貯金にも気合いが入ります。続けて行くうちに、モノの値段に敏感になっていきますよ。

 

浪費癖を治す具体的な方法

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浪費癖を治すための具体的な方法もご紹介します。始めのうちから普段使う金額を限度額を一気に下げると挫折しやすいので、徐々に限度額を下げるように意識していきましょう。

 

1ヶ月に使うお金の上限を決める

貼るだけ家計簿を見直すと、1ヶ月に使っているお金がどのくらいか把握することができます。そこから消費にかかるお金と、自分が投資したいモノへの額を定めて、1ヶ月に使うお金の上限を決めましょう。

もちろん始めのうちはざっくりで構いません。例えば食費や日用雑貨費などこまかく分類するのではなく、家賃やら何やら全部こみこみで10万円といった感じです。

浪費癖が続いていた人が、始めから上限以内の金額で1ヶ月生活できることはほとんどないでしょう。ですが大切なのは、これを継続することです。失敗したら儲け物です。次回以降、失敗した浪費の原因を解消しようと努めればいいのですから。

 

財布には決まった金額だけ入れておく

浪費癖が続いていた人にとっては苦痛かもしれませんが、財布には決まった金額だけを入れて外出するようにしましょう。とにかく浪費癖を意地でも治したいという人なら、クレジットカードやキャッシュカードも取り除いて、決められた現金だけで1日を過ごしてみましょう。

お金を使わない経験をすることも、浪費癖を治すには必要だと考えています。苦しいかもしれませんが、段々と慣れてくると、お金を使わなくても楽しめることが分かります。

特に私などは美術館巡りが好きなのですが、探すと入場無料の展示会はいっぱいあります。かかるのは交通費くらいで済んでしまうのです。また手元にクレジットカードがない生活を結構続けているのですが、欲しいものが目に入っても、買う手段がないため、一旦考えるという癖がつきました。一旦考えると「買いたい熱」が下がって、結局買わない機会が増えました。

 

やっぱり我慢!

最後に、精神論になってしまいますが、どうしても治したいという気持ちがあるのなら、きっとお金を使うことを我慢できるはずです。厳しいことを言うようですが、いつまでたっても「治らない」と嘆く人は治す気がないのだと思います。治したいのであれば、我慢も大切です。

 

まとめ

浪費癖は、習慣化していればいるほど治すのが難しいと思います。けれど、自分の浪費癖を見直し、浪費しないよう行動することが大切です。継続していくうちに、極力お金を使わずとも生活できることが理解できますよ。