リップル(XRP)の特徴と今後、取引所をわかりやすく比較

最近何かと話題の仮想通貨ですが、皆さんは仮想通貨をお持ちでしょうか?

すでに仮想通貨で巨万の富を得ている人もいれば、最近耳にすることも多くなったことで、これから仮想通貨の取引を始めたいと思っている方もいらっしゃると思います。

そこで今回は、仮想通貨の中でも時価総額がビットコインに次いで2位のリップル(XRP)について深く掘り下げたいと思います!

リップルとはいったい何なのかから、リップルを購入するのに適している国内の取引所を比較していきます。

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リップル(XRP)とは

まず、リップルとは、最もよく耳にする、仮想通貨『ビットコイン』と同じく仮想通貨です。

2004年に考案され、特に国際送金を安全かつ高速に行うための即時決済ネットワークとして誕生しました。

XRPというリップルネットワーク上の通貨単位を用いて、様々な通貨と取引を行うことが可能ですが、現在国内の取引所ではまだ買い付けができる取引所はそれほど多くありません。

ちなみに、本来は決済ネットワークとしてプロジェクトがスタートしているため、仮想通貨としてリップル社がXRPを発行したのは2013年とビットコインと比べると近年に作り出された仮想通貨といえます。

リップルとビットコインの違い

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リップルは他の仮想通貨とどういった点が異なるのでしょうか?こちらでは、皆さんが分かりやすいように、仮想通貨の中でもビットコインと比較してみます。

まず、仮想通貨という側面ではリップルもビットコインも取り扱いがある取引所で売買を行うことができるので同じといえます。

では一体どのような点で、リップルはビットコインと異なるのでしょうか?

創業者の違い

もはやほとんどの人が一度は耳にしたことがある「ビットコイン」ですが、実はこのビットコインを作った創業者は現在に至っても誰かはわかっていません。

ビットコインは、「サトシナカモト」という匿名者が作成した論文をもとに、複数のエンジニアが集まり、2009年に誕生したといわれています。

それに対し、リップルは、東京にあるビットコイン取引所の Mt.Gox の創業者として知られるジェド・マケーレブ(Jed McCaleb)を中心としたスタートアップ、OpenCoinが開発を行われたことが分かっています。

目的と仕組みの違い

ビットコインは、P2P(ピアツーピア)と呼ばれる個人から個人へ直接送金できる仕組みを用いていることで、銀行や通貨交換所を必要としないため、一般的なお金と異なり、送金手数料を低く抑えられ、国関係なくインターネットにアクセスできる誰もが保有することができる新たな通貨という概念の元開発が行われました。

実際に、強力な暗号アルゴリズムによって、匿名性や二重使用されないことを可能にしているため、公平性と安全性を保った仕組みとなっています。

一方、リップルはもちろん仮想通貨という側面もありますが、本来は、「送金システム」を目的として開発されたものです。リップル社としてもリップルの利用目標は、ビットコインの個人間送金とは異なり、銀行間における国際送金を今よりも安く高速に行うことを目的としています。

ちなみにビットコインで用いられるP2Pの仕組みとは異なりIOU(電子借用証)の仕組みを用いられている点でも大きく異なります。

(IOUの細かい仕組みについては、他の記事で後日紹介いたします。)

この目的と仕組みの違いにより、リップルはビットコインの弱点ともいわれている、スケーラビリティや消費電力などの問題を克服している点や、ビットコインと比べると実際に決済のスピードが高速でありセキュリティの問題が未だに発見されていなません。

この優れた決済プロトコルが評価され、実際に現在各国の銀行と提携を進めていたり、運営会社であるリップル・ラボは、あのGoogle社などからも資金調達をしていることも話題となっています。

コインの上限量の違い

実際に存在する通貨と同様に、ビットコインやリップルにも通貨としての上限量が定められています。

ビットコインの上限は2,100万枚に対し、リップルは1,000億枚となっております。

一見、リップルはビットコインの5,000倍もの発行量があるようにも見えますが、実は仮想通貨には分割という概念があり、ビットコインは小数点8桁ですが、リップルは小数点6桁まで分割をすることができるので、データ上の発行量としてはリップルが約50倍といったものとなっております。

また、それぞれ上限が決まっている点では同じですが、実はビットコインはまだ2100万枚がすべて発行されているわけではなく、日々2100万枚に近づいて行っている状態なのに対し、リップルは、上限1000億枚はすでに発行されていますが、実際に送金などのトランザクションが行われるたびに、ごくわずかなリップルが消費されることにより、上限枚数が徐々に減少していくという設計になっている点でも大きく異なっています。

ちなみに、ビットコインが徐々に増えていく「マイニング」という仕組みとリップルがトランザクションの度に徐々に減っていく仕組みについても、他の記事で後日詳しくご紹介いたします。

リップルが注目されている理由とは?

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なぜリップルが現在ここまで注目されているのか、その理由をいくつか紹介いたします。

ビットコインの注目によるアルトコインの注目

ビットコインが世界的に注目されたことにより、アルトコインと呼ばれる、ビットコイン以外の通貨も同様に注目されたことは間違いなく大きな要因となっているといえます。

ビットコインが改めて注目され始めたころには1コイン数万円(現在は数百万円)だったのに対し、アルトコインはまだ1コイン数円や数百円であることで、ビットコインよりも買いやすい印象を与えたことにより、将来性を考えた投資家たちがこぞってアルトコインを購入したと考えられます。その中にリップルも含まれているということですね。

システム的な安全性

先ほどのビットコインとリップルの違いでも紹介した、システム的な安全性がリップルは高いことにより、各国の大手銀行との提携や、大手企業からの資金調達を戦略的に行ってきたこと、またそれが様々なメディアに取り上げられたことにより、リップルは他の仮想通貨に比べ大きく注目されている大きな理由といえます。

今後の取引量の増加予測

リップルは2018年現在ビットコインに次いで、時価総額が高いにも関わらず、取り扱いをしている取引所が現在まだ多くはありません。しかしながら、現在の注目度を考えると、これから取り扱い取引所が増えていくことや、それにより取引量が増えることが容易に予測されていることも大きな理由ではないでしょうか。

リップルを取り扱っている取引所は?

ここまで、リップルの基本的な内容をお伝えしてきましたが、実際に国内でリップルを取引できる取引所と手数料をご紹介いたします。(2018年1月現在)

取引所取引手数料出金手数料
Coincheck取引所 無料

販売所 無料

日本円:400円

USドル:2500円

Bit Trade取引所

メイカー:0.25%

テイカー:0.45%

648円
bitbank取引所 無料0.15XRP
Mr.Exchange取引所 0.15%~0.3%366円

 

取引所を選ぶポイント

一つのコインを買おうと思っても、取り扱っている取引所が複数あるので、これから仮想通貨を購入しようとしている方は迷われてしまうことと思います。

そこで、これから取引所を選ぶ人がどんな点を考慮して取引所を選ぶべきかを紹介します。

各種手数料

上記の取引所ごとの比較でもあげていますが、まず比較対象となるのはこの手数料かと思います。

取引手数料とは、仮想通貨を売買する際に発生する手数料を指しています。基本的に購入した後は長い間仮想通貨を持ち続けるといった方からすると、大きな差はあまりないかもしれませんが、日々値動きの激しい仮想通貨ですから、何度も売買を行って利益をたくさん得たいと考えている人の場合は、取引をするたびに手数料がかかりますので、できるだけ手数料が低いところを選ぶのがおすすめです。

また出金手数料は、実際に取引所から日本円などのお金をおろしたいといった際にかかってくる手数料のことを指しています。ATMでお金をおろすときにかかる手数料と同じようなものと考えていただければわかりやすいかと思います。こちらに関しては、基本的に取引所ごとに大きな差はそこまでないのですが、上記のbitbankのように、日本円ではなく、仮想通貨の単位で手数料が決められている場合は注意が必要です。

例えば、リップルの価格が高騰して、1リップルが1万円になった場合。Coincheckなどは日本円の400円で出金ができるのに対し、bitbankは0.15XRPなので、1500円もの手数料がかかってしまう可能性があります。ですが逆に、リップルの価格が低い場合は他の取引所よりも安く出金できる可能性もあります。

安全性

実際のお金を預ける銀行と同じように、取引所も運営している会社が倒産したり、システムをハッキングされ自分の持っていた仮想通貨がなくなってしまう可能性はもちろんゼロではありません。

現在あまり取引所のハッキングや倒産などは聞くことはありませんが、私の友人は2年前に取引所に預けたお金がハッキングによりすべてなくなってしまったことがあります。

ちなみに、取引所の安全性≒運営会社の安全性とも見て取れますので、運営会社がどこなのか、その会社はどれほど安全性があるのかなどを見てみることもお勧めします。

取り扱いコインの数

こちらの記事では、主にリップルの取引ができる取引所をメインに取り上げていますが、仮想通貨の取引を始めると、リップル以外にも仮想通貨を購入したい!といったことになる可能性もあります。その場合、取り扱いコインが多い取引所のほうが新たに取引所の登録をする手間を省くことができるのでお勧めです。

ちなみに、取り扱いコインが多い取引所は、その分ユーザーが多い事がほとんどなので、ユーザーが多ければその分取引も頻繁に行われているので、先ほどの安全性が他に比べて高いと考えることもできます。(必ずしもそうとは限りませんが)

リップルの取引にお勧めなのはCoincheck!

coincheck

何といっても取り扱いコインが豊富で、取引手数料が無料であることが特徴です。

また、2018年現在Coincheckはテレビでも芸能人の出川哲朗を起用してCMを行っており、信頼性と安全性があることが見て取れます。

実際に会員登録から購入までも最短10分で行うことができ、本人確認登録などもかなり厳重に行っていることも安心につながります。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は今話題の仮想通貨リップルについて、深く掘り下げてみました。この記事を読んで、リップルはもちろんですが、少しでも仮想通貨に興味を持っていただけたら嬉しい限りです。今後の記事では、さらに今後リップルがいくらぐらいになっていくのかを、あらゆる面から考察してみたいと思います。

また、この記事を読んでリップルの購入をするかどうかはご本人次第ですので、しっかりとご判断いただけますと幸いです。