株式投資などを行う際にはさまざまな知識が必要となりますが、そのうちの一つとして分散投資というものがあります。
分散投資という名前を聞いたことがあっても、具体的にどういうものか分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、分散投資がどのようなものなのか投資初心者の方でも分かるように詳しく説明していきます!
目次
分散投資とは?
分散投資とは、株式投資やFX投資などさまざまな資産運用において利用される投資方法です。
資産運用のために行う投資というのは、時には大きな損失を被ることもありますよね。
分散投資は、投資対象を複数に分散することでそのようなリスクをできるだけ軽減する投資方法として知られています。
例えば、株式投資に資産運用の100%を投資していたとしましょう。
もし株式市場で混乱があり、株価が急落した際には大きな損害を受ける結果になります。
一方で、事前に株式だけでなく投資信託などに50%の投資を行うなどしておけば資産の減少を抑えることができます。
このような一連の行為を、分散投資といいます。
投資で発生する4つのリスク
なぜ分散投資を行う必要があるのか理解できたところで、実際に投資を行う際にはどのようなリスクがあるのでしょうか。
一般的には大きくわけて4つのリスクがあると考えられています。
価格変動リスク | 資産購入時と比べ売却時に価格が下がるリスク |
信用リスク | 国や企業の財政悪化により有価証券の価値が下がるリスク |
為替変動リスク | 為替変動により為替差益が発生するリスク |
カントリーリスク | 国の情勢や災害などにより資産価値が減少するリスク |
投資を行う際には、常に上記のリスクがつきまとうため分散投資の必要性があります。
このようなリスクを軽減する際に行われる分散方法が「資産」「時間」「地域」です。
それぞれの方法について詳しく紹介していきます。
分散投資の種類
先ほど解説したとおり、分散投資の種類は大きく「資産」「時間」「地域」に分けられます。
こちらの章ではそれぞれの種類について詳しく解説していきます!
資産分散
資産分散は、冒頭で解説したように複数の資産に分散して資産運用を行う方法論です。
もう一度説明すると、例えば投資可能な資産を50%ずつ株式投資と株式以外の投資資産に分けてリスクを分散するというやり方です。
この分散方法により、主に価格変動リスク・信用リスクの軽減が可能となっています。
また、資産の分散を行う際にはアセットクラスという言葉を覚えておきましょう。
アセットクラスとは、同じような値動きやリスク特性を持つ投資対象の資産・種類を指します。
例えば日本国債・東京都債の「国内債券」と中国国債・ドイツ国債「先進国債券」はそれぞれ別のアセットクラスに分けられます。
資産の分散を行う際には、アセットクラスも分散することでさらにリスクの軽減を行うことが可能となります。
時間分散
時間分散はより分かりやすく言うと、投資するタイミングをずらし少しずつ投資を行う投資方法です。
一度の投資でひとつの銘柄に対しすべての資産を投入すると、価格が下がった際に大きな損失が生まれてしまいます。
そのような状況を避けるため、時間分散をしリスクの軽減を行うことが必要となります。
なお、時間分散の際によく用いられる手法としてドルコスト平均法というものがあることをご存知ですか。
ドルコスト平均法とは、定期的かつ一定額の金融商品を継続して購入する方法論です。
購入価格を平準化することで、相場の変動が発生したとしても結果的に大きな損失を回避することが可能となります。
地域の分散
最後に紹介するのが地域の分散です。
地域の分散は、異なる地域(国)に資産を分散させることで為替リスクやカントリーリスクを軽減することが可能となります。
例えば、日本が不況であったとしても好況の国の国債などを購入している場合には大きな影響は受けずに済みます。
また、中国やインドなど経済が急成長している国への投資はその分リターンの可能性が大きくなるため人気があります。
分散投資のデメリット
ここまでの解説では、分散投資にはたくさんのメリットがあるということを解説してきました。
しかし、もちろんデメリットも存在します。
ここではどのようなデメリットがあるのか詳しく確認していきます!
管理に手間がかかる
分散投資は、多くの人は3~5つに分散して資産運用している人がほとんどです。
当たり前ではありますが、分散した分管理しなければならないタスクが増えることになります。
短期間のリターンが難しい
リスクを分散するということは、当然ですがその分リターンも分散するということになります。
一般的に株式投資などは仮想通貨投資と比べ短期間でのリターンは見込めないことが多いですが、分散投資をした場合にはさらにリターンを手に入れるのに時間がかかることになります。
そのため、分散投資をする際には長期的なビジョン(10年以上)を描く必要があるといえるでしょう。
ただ闇雲に分散させるのではなく、しっかりと投資先を厳選した上で分散投資する必要があります。
おわりに
今回は資産運用における分散投資について詳しく解説しました。
分散投資はリターンが少ないというデメリットはありますが、投資という性質上リスク分散は必須となります。
具体的な分散先や割合などは人によって違いますが、分散投資という方法があることについてしっかりと理解しておく必要があるでしょう。
最後に、分散投資の基本である三つの分散方法についておさらいしておきます。
- 資産分散
- 時間分散
- 地域分散
以上となっています!
今回の記事が、分散投資を理解する上でお役に立ちましたら幸いです。