皆さんは仮想通貨のMobileGo(MGO/モバイルゴー)を知っていますか?
MobileGoは、オンラインゲームプラットフォームで利用されるGameCreditsという仮想通貨のプロジェクト内で誕生した通貨で、その中でもMobileGoはモバイルゲームに特化した仮想通貨となります。
一般的にゲーム内通貨というのは、そのゲーム内だけでしか利用することができません。
MobileGoならば、MobileGoの対象ゲーム内に限りすべての通貨(MobileGo)を共有することが可能となります。
スマートフォンの普及と共に、モバイルゲーム市場はこれからますます伸びていくと考えられており、MobileGoも注目を集めているのです。
MobileGoがどのような通貨なのか理解する際に、GameCreditsへの理解も不可欠なので後ほど詳しく解説していきますね。
さっそく、MobileGoがどのような通貨なのか見ていきましょう!
目次
MobileGo(MGO/モバイルゴーとは?)
先ほども解説したとおり、MobileGoはモバイルゲームに特化した仮想通貨となります。
MobileGoを活用することで、ゲーム開発者・ユーザー共にさまざまなメリットを享受することが可能です。
まずは、基本情報について確認していきましょう。
通貨名 | MobileGo |
通貨単位 | MGO |
時価総額 | 約46億円 |
発行上限 | 1億枚 |
ホワイトペーパー | https://ipv.nl/uploads/brochures/MobileGo-Whitepaper.pdf |
公式サイト | https://www.mobilego.io/ |
公式Twitter | https://twitter.com/Mobilegooff |
時価総額ランキングでは現在140位(2018年11月現在)に位置しています。
また、取引価格は1MGO=47円(2018年11月現在)で取引されています。
2018年2月に一時1MGO=60円前後の値を付けていましたが、その後は50円前後で安定しています。
GameCreditsとは?
MobileGoの基本情報が分かったところで、具体的な特徴を説明する前に、プロジェクトの核となるGameCreditsについて簡単に解説していきます。
GameCreditsとは、2014年より運用されているオンラインゲームプラットフォームで、同じ名前の仮想通貨もリリースされています。
同サービスでは、GameCreditsのリソースを利用している通貨の場合には、ゲーム内通貨を共有して使うことが可能です。
プラットフォームへの手数料が安い
GameCreditsはプラットフォームとして徴収する手数料が安いのが特徴です。
App StoreやGoogle Play経由によって配信されるゲームは、ゲーム内アイテムの課金手数料として30%掛かる仕組みとなっています。
一方で、GameCreditsは手数料が10%と低いため開発者にとっても嬉しい設計となっています。
MobileGoの特徴
GameCreditsがどのようなものか分かったところで、次にMobileGoの特徴について確認していきましょう。
Ethereum・Wavesの両ブロックチェーンで発行
MobileGoは、EthereumとWaves両通貨のブロックチェーンから発行されています。
一般的に、多くの仮想通貨は一つのブロックチェーンから発行されることが多いのでMobileGoは珍しい通貨といえるでしょう。
そのため、MobileGoにはMGO(ETH)とMGO(WAVES)という二種類のトークンがあります。
二種類のブロックチェーンに分散することにより、万が一ブロックチェーンにトラブルがあった際にも被害を抑えることができるなどさまざまなメリットがあるのです。
ユーザー同士のアイテム売買が可能
MobileGoでは、MGOを利用したユーザー同士のアイテム売買が可能となっています。
ゲームアイテムなど、架空の商品を売買することをリアルマネートレーディング(RMT)といいますが、アイテムが実際には存在しないゆえにさまざまなトラブルが発生するもとでもありました。
MobileGoの場合は、RMTの取引もすべてブロックチェーン上に記録されるため、万が一不正行為が発生した際にも個人の特定が容易となっています。
ギャンブルゲームがより安全に
MobileGoのプラットフォームでは、ギャンブルゲームを行うことが可能となっています。
しかし、金銭を賭けることになるギャンブルゲームは、インターネット上で行うことは安全性の面から危険視されてきました。
MobileGoの場合、イーサリアムで使われるスマートコントラクトを活用することで、ゲーム終了と同時に結果が反映されるシステムとなっています。
これにより、金額の不正などが行われる可能性もなくなり、ユーザーは安心してギャンブルを行うことが可能となります。
ユーザー同士でゲームトーナメントの開催が可能
MobileGoでは、運営ではなくユーザー同士がゲームトーナメントを開催することができます。
これを分散型トーナメントといい、優勝者はMGOが獲得できるなど、より手軽にゲームでお金を稼ぐことが可能となります。
また、分散型とは別に中央集権型トーナメントというものもあります。
これは、従来のゲームトーナメントと同様、ユーザーではなくスポンサーや開発者などが開催するトーナメントとなっています。
MobileGoのメリット
MobileGoがどのような特徴があるのか分かったところで、次にどのようなメリットがあるのか確認していきましょう。
手数料が安い
GameCreditsに関する説明と重複しますが、MobileGoはユーザーによる課金で掛かる手数料が10%と低く抑えられています。
これまで、アプリをリリースする際にはAppstoreかGooglePlayをプラットフォームとして利用するしか方法がありませんでした。
しかし今後は、MobileGo並びにGameCreditsが寡占状態であるスマートフォンのプラットフォームに参入することで、より開発者に対し還元を行うことが可能となります。
MobileGoのプラットフォーム参入障壁が低い
一般的に、ゲーム開発において課金システムを実施することは簡単ではありません。
具体的な決済方法や手順など、さまざまなAPIを構築する必要があるためです。
MobileGoでは、課金システムを実施するにあたり必要なAPIを公開することで、プラットフォームの参入障壁を低くしています。
開発者側も、あまり手間をかけることなく課金システムを実装できるため大きなメリットといえるでしょう。
MobileGoの将来性
具体的なメリットが分かったところで、次に将来性について確認していきましょう。
モバイルゲーム市場の伸び代が高い
冒頭でも解説したとおり、スマートフォンの普及によって今後モバイルゲーム市場はさらに伸びていく市場と予想されます。
また、新たに5G回線が普及することで、高性能・高画質なモバイルゲームのリリースが増えていくでしょう。
そのような時に、MobileGoの利便性の高さは大いに需要があると考えられます。
GameCreditsの開発が遅れている
懸念点として、MobileGoの大元であるGameCreditsの開発が遅れていることが挙げられます。
例えば、2017年にGameCreditsのサービスが正式にリリースされる予定でしたが、いまだに開発が進んでおらず問題視されています。
MobileGoの開発が進むかどうかは、GameCredits次第ともいえるため大きな懸念点といえるでしょう。
GameCreditsの公式Twitterは更新されていますが、肝心のサービスが遅れているため購入の際には十分検討する必要があります。
MobileGoの取引所
国内取引所でMobileGoは取り扱われていません。
MobileGoを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
Digifinex | シンガポール | 0.2% | 約100種類 |
BCEX | 香港 | 0.2% | 約100種類 |
Idax | モンゴル | 0.2% | 約100種類 |
HitBTC | イギリス | 0.01%~0.1% | 500種類以上 |
MobileGoの買い方
MobileGoをどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
MobileGoを取り扱っている海外の取引所に登録
MobileGoは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引しなければなりません。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、MobileGoを購入することが可能となります!
おわりに
今回は仮想通貨のMobileGoについて詳しく解説しました。
モバイルゲーム通貨としては大きな可能性を秘めていますが、GameCreditsの開発遅れはかなり気になるところです。
最後に、もう一度特徴について確認していきます。
- Ethereum・Waves両ブロックチェーンで発行
- ユーザー同士でアイテムの売買が可能
- ギャンブルゲームがより安全に
- ユーザー同士でゲームトーナメントの開催が可能
以上となっています!
今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。