Omise Go (オミセゴー:OMG)とは? 特徴やチャートなど徹底解説!

ミク
みなさん!こんにちは!fincle専属ライターのミクです♪

現在では1000種類以上あるといわれている仮想通貨は、それぞれのもつ目的にあった特徴をもっており、さまざまな魅力にあふれています。

例えば、ダッシュコイン(DASH) は取引速度が早いという特徴をもっていたり、イーサリアム(Ethereum)であればスマートコントラクトという特徴をもっています。

ところで、みなさんは『Omise Go』という通貨を知っていますか?

銀行口座を持たない人でも簡単にモバイル決済を行えるという目的のもと開発されたのが、この『Omise Go』という仮想通貨です。

日本ではあまり馴染みのない仮想通貨ではありますが、タイではすでに3分の2のモバイル決済企業が、この仮想通貨を利用したモバイル決済を導入しているそうです。

今回は、東南アジアにおいて、モバイル決済の1手段として実用化が始まっている『OmiseGo』について詳しく解説していきたいとおもいます。

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私たち日本人にとっては、Omiseという名前がとっても馴染み深いですよね^ ^

OmiseGoとは


仮想通貨OmiseGo(OMG/オミセゴー)とは、現在、主に東南アジア地域で事業を展開している『Omise Holdings Pte.Ltd』という企業が発行している仮想通貨です。

日本人に親しみある企業名、通貨名の『Omise』という名前からわかるとおり、この企業のCEOは日本人の長谷川潤氏が務めており、日本にも拠点をもつ企業です。

Omise Holdings Pte.Ltdは、2013年に長谷川潤氏とDon Harinsut氏が共同でタイに創業した、モバイル決済サービスを提供している企業です。
SMBCグループやSBIホールディングスなどの大企業がこの企業への出資に関わっていることから、この企業の信用性が伺えます。

また、2017年にタイで『Digital startup of the year』に表彰されたり、『Forbes Japan』において起業家ランキングトップ10入りを果たすなど短期間に輝かしい業績を残しています。

日本においてはまだ認知度の低いサービス(仮想通貨)だとは思いますが、東南アジア、特にタイ、インドネシア、シンガポールではすでに高いシェアを持つモバイル決済サービスです。

タイでは243の支店をもつMcDonald’s Thailand Co., Ltdが、OmiseGOのオンライン決済サービスを導入しているという点で、このサービスのシェアの高さが伺えます。

また、アドバイザーにはイーサリアム(ETH)の創業者であるVitalik Buterin氏bitcoin.comを運営するRoger Verが参画していることでも有名です。
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ちなみにRoger Ver氏は界隈ではビットコイン・ジーザス(ビットコインの神様)とよばれているそうです。

OmiseGoに関しての基本情報は、つぎの表をご覧ください➡

  仮想通貨OmiseGo(オミセゴー)
  仮想通貨単位OMG
  公開日2013年6月
  時価総額¥51,141,685,151 JPY (2018年10月現在)
  総発行枚数140,245,398 OMG
  公式ウェブサイトhttps://omisego.network/
  ホワイトペーパーhttps://cdn.omise.co/omg/JPNwhitepaper.pdf
  Twitter https://twitter.com/omise_go

時価総額ランキングは日々変動があるので、現在のランキングを知りたい方はこちらのサイトをご覧ください。
https://coinmarketcap.com/ja/currencies/omisego/

仮想通貨OmiseGo(オミセゴー:OMG)の特徴とは?

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OmiseGoの概要について理解できたところで、OmiseGo持つ特徴について詳しくみていきましょう。

仮想通貨OmiseGoの特徴については主につぎの3点があげられます。

決済サービスに特化した仮想通貨
大成功を納めたICO
イーサリアム関係者がOmiseプロジェクトに参画している

それぞれ順番にみていきましょう。

決済サービスに特化した仮想通貨

flyerwerk / Pixabay

現在、世界ではキャッシュレス化が急速に進んでいます。
お隣の韓国では、キャッシュレスの割合が90%を超えており、カナダ、スウェーデン、イギリスなど様々な国においてキャッシュレスの割合は50%を超えています。
一方で日本は20%と、キャッシュレス化が遅れており、現金主義がまだまだ根強い印象はありますが、年々クレジットカードや電子マネーの利用率は上昇しています。

キャッシュレス化に伴って、キャッシュの代わりに利用されやすいのがクレジットカードですよね。
クレジットカードの発行には、銀行口座を持っていることが必要になります。

しかしながら、まだまだ貧しい人々が多い東南アジア諸国では、「銀行口座開設費を支払えない」、「戸籍がない」といった理由から銀行口座を開設することができない人が沢山います。

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金融機関を持てない人々の事を総称して“アンバンクト”と呼ばれており、アンバンクトは東南アジア全体の約70%にもおよぶと言われています。

一方で、スマートフォンの普及率は年々上昇しており、東南アジアには“スマートフォンを保有しているアンバンクト”が多く存在します。

そこに目をつけて、サービスを提供し始めたのがOmiseGoです。スマートフォンとOmiseGoのアプリをインストールをするだけで
キャッシュレスの決済やどこの国へも簡単に送金ができるようになります。

つまりは、公式サイトにも記載されているように、OmiseGoは「Unbank the Banked」=「銀行がない人の銀行になる」のです。

大成功を納めたICO

pasja1000 / Pixabay

2017年6月にICOを行い、目標額の$25,000,000(2500万ドル)の調達に成功しました。

このICOはあまりの人気で、予定していた1ヶ月という募集期間から2017年6月24日〜6月25日と期間が大幅に短縮されました。

また、最低購入金額が5,000ドルとかなり高額であったことから、多くの資金を準備できる人しか参加することができない=条件を満たした投資家のみが参加可能なプライベートICOという方法が用いられたことでも話題になりました。

イーサリアム関係者がOmiseプロジェクトに参画している

 

OmiseGoが注目を集めている理由の1つにイーサリアムの関係者などが多く参画していることが挙げられます。

OmiseGoのアドバイザーにはイーサリアムの創業者であるVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏共同創業者であるDr. Gavin Wood氏が参画しているほか、Golemの創業者であるJulian Zawistowski氏世界有数の投資家であるRoger Ver氏など名だたる人々がこのプロジェクトに加わっています。

また、OmiseGoはイーサリアムのプラットフォームを利用した仮想通貨であるため、イーサリアムから技術者がアドバイザーとして参加しており、イーサリアムとの強い連携関係を持っています。

 

仮想通貨OmiseGo(オミセゴー:OMG)の価格変動

 

上記のチャートは、2017年の取引開始時から2018年10月現在までのOmiseGoの価格変動を表したチャートになっています。

OmiseGoは、2017年7月14日に取引を開始し、取引開始当初は1OMG=0.5347ドル、ビットコインにおいて1OMG=0.00022973BTC前後で取引が行われていました。

取引開始から2017年9月半ばごろまでは順調に価格が上昇しました。

この価格上昇の背景としては、8月に行われたMcDonald’s Thailand Co., Ltdとの提携やタイの金融庁との提携によるものだと考えられます。そして2017年9月12日に一時、1OMG=約1300円にまで価格が上昇しました。

その後、OMGの価格は急激に減少しましたが、2017年12月にはいってからOMGの価格が高騰し、
2018年の1月上旬には取引開始以来の最高価格(日本円)である1OMG=約2700JPYを記録しました。

この価格上昇の背景としては、2017年12月頃から仮想通貨が注目され、ビットコインをはじめとする仮想通貨全体の価格の上昇に乗じて、OmiseGOの価格も上昇したと考えられます。

現在は、1OMG=¥364.66 JPYで取引されており、ビットコインにおいて1OMG=0.00049673 BTCで取引されています。

時価総額は、¥51,141,685,151JPY で、時価総額ランキング25にランクインしています。(2018年10月現在)

 

仮想通貨OmiseGoの取り扱い取引所 

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OmiseGoの特徴や価格変動など詳しく理解できたところで、次はOmiseGoの取り扱いがある取引所をみていきましょう!♪

残念ながら、2018年10月現時点では国内でOmiseGo(OMG)を取り扱っている国内の取引所はありません。そのため、この仮想通貨の取引をしたいという方は海外の取引所を利用することが必要となります。
いくつか取引所を紹介していきます。

OKEX(オーケーイーエックス)

オーケーイーエックスはBinance(バイナンス)とHuobi(フオビ)と並ぶ中国の3大仮想通貨取引所の1つで世界最大規模の取引所といえます。

取り扱い通貨は、ビットコイン、イーサリアムをはじめ約150種類以上もの仮想通貨を取り扱っています。
またメールアドレスの登録だけで簡単に口座を開設することができます。

売買手数料は、Taker 0.15%-0.05%Maker 0.20%-0.05%(取引数量により変動します。)です。

BITTREX(ビットトレックス)

アメリカの大手仮想通貨取引所であり、世界でもっとも有名な仮想通貨取引所の1つです。

取り扱い仮想通貨は250種類をこえており、また時価総額が10億円以下のマイナーなアルトコインも多く取引することが可能となっています。

また、ビットコインはもちろんイーサリアムで取引可能なアルトコインが100種類以上あるので、取引の自由度が高いといえます。

売買手数料は、0.25%ですこし割高な感じもしますが(海外の取引所は売買手数料0.1%~0.15%が多い)、日本のアルトコインを取り扱っている販売所と比較するとかなり低い手数料です。

Ethfinex(イーフィネックス)

Bitfinexを運営するiFinex社が運営する取引所です。
米国を拠点としており、ハイブリッド分散型取引所とよばれています。

現在、46種類のトークンが取り引きされています。

売買手数料は、過去30日間の取引量によって変動しますが、Maker手数料が0.05%〜0.1%で、Taker手数料が0.1%〜0.2%になります。

仮想通貨OmiseGo(OMG)の買い方

取引所を紹介しましたが、海外の取引所でしか取引を行うことができないので、少しハードルが高いと感じてしまうかたもいるのではないでしょうか。
ですので、簡単に海外取引所での取引の仕方を紹介したいと思います♪

OmiseGo(OMG)を取り扱っている海外の取引所に登録

OmiseGoは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(上記に挙げた取引所など)で購入する必要があります。

何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。

国内の取引所に登録してビットコインなどを購入

海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。

海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。

そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。

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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金

国内の所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。

送金が完了すれば、OmiseGo(OMG)を購入することが可能となります!

最後に

いかがでしたでしょうか。

今回は、東南アジアでの決済プラットフォームを築くことを目的に開発されたOmiseGo(オミセゴー:OMG)について詳しくご紹介しました。

最後にこの記事を簡単にまとめると…

➀タイで日本人が設立した会社が発行しているのがOmiseGoという仮想通貨
➁この仮想通貨の目的は、銀行口座を持っていなくても、スマホ1つで決済が行えるサービスを東南アジアで展開すること

ミク
以上、ミクがお届けしました✌︎この記事が少しでもみなさまのお役に立てれば幸いです。