今回は”仮想通貨に興味のある大学生特集”です!その第一弾として”仮想通貨をつかって町おこしに挑戦した大学生”にインタビューをした時の話を書いていきます。
目次
shunsuke saitoって誰だ?
まずは私がインタビューをしたお相手、shunsukeさんについての簡単なプロフィールを見ていきたいと思います。
カレ、shunsukeさんは1998年7月生まれの獅子座。
新潟県は村上市出身です。
カレは幼いころからサッカーが大好きで中高の学校生活を部活に費やします。
今現在はアメリカにある大学の商業系の大学に通っているようです。今年一年は英語の更なる精鋭に励む、とのこと。
またカレは英語が全くと言っていいほどできなかったのにも関わらず、高校を卒業後すぐに単身アメリカに渡航し、もちろんアメリカの大学なので全英語という状況の中、ビジネスの学べる大学に入学しました。
私も海外にド短期留学にいったり、旅が好きで一人で海外に行ったりするのでその苦悩は計り知れないということは容易に理解できます。
そんな状況でもあきらめずに、1年がたち、日本への一時帰国でカレは仮想通貨を使って自分の大好きな町、新潟県村上市を活性化させようと考えます。
仮想通貨で町おこしの方法とは?
shunsukeさんがどのような人物かある程度わかったところで、いよいよ本題に入ります。
カレはどのような方法で町おこしをしようとしたのでしょうか?
カレは、”既存のトークンを使って町おこしをする”という方法を考えたのです。
*詳しい仕組みは後述します。
ここからはインタビュー形式でカレの”行おうとした”町おこしの方法をお伝えします。
私:ではなぜ仮想通貨を使って町おこしを行おうと思ったんですか?
カレ:地方ってどんどん衰退していくじゃないですか?この衰退していく地方を少しでも盛り上げたいっていう気持ちがあったんですね。
それでじゃあどうやったら盛り上がるかを考えたときに、仮想通貨を使うことを考えたんですね。僕もともと仮想通貨が好きだったから。
私:なぜ仮想通貨が好きだったんですか?
カレ:もともと金融業界に興味があってその延長線上です。
私:なるほど。確かに今仮想通貨を持っている人って金融リテラシーが高い人が多いですもんね。
私:では町おこしを”既存の”仮想通貨を使って行おうと思った理由はなんですか?
カレ:今の日本で仮想通貨を持ってる人間って350万人ぐらいいるんですよ。結局、投機的にもってるだけなんですよね。
でもその仮想通貨を持ってる人の中には、その通貨をどこかで使ってみたいという人も多いと思うんですよね。
私:なるほど。
カレ:たむらけんじさんってご存知ですか?彼は自分の経営してる焼肉屋さんを仮想通貨決済可能にして、話題になって、実際に仮想通貨決済をしたいがゆえに彼のお店に訪れた人も多いんですよ。
それから考えて「いい経験(おいしい焼肉を食べるということ)と決済したいという需要」を組み合わせたら人が集まると思うんですよね。
私:確かに。
カレ:あとNEMバーってありますよね?支払い方法がNEMでできるっていうところ。あそこが人気なのは仮想通貨を実際に使用できるから、だと思うんですよね。
私:確かに。あそこは仮想通貨好きのためのバーですもんね。
カレ:そうそう。だから仮想通貨を使いたいっていう要望と何かしらのいい経験があるなら、僕の考えるような方法で町おこしができるかなって。
新潟県村上市って、有名な日本酒の酒蔵があったり、日本海に夕日が沈むのを見ながら入れる温泉があったり、ちょっとした遺跡があったり、、、いい経験ができると思うんですよ。
私:確かに。その視点はなかったな。でもすごくいい考えですね。面白い!
カレ:でしょ?しかも、既存の仮想通貨を使用するためには仮想通貨決済導入を行っている取引所を経由するじゃないですか?
そうすると仮想通貨決済後にお店に実際に入るのは、仮想通貨ではなくて”現金”なんですよ。
僕の住んでいる町はITリテラシーの低いお年寄りの方ばっかりなんですよね。だから(このアイデアは)いけるな(成功するな)って思って。
私:確かに。成功しそう!
カレ:だから実際にいろいろなところに営業かけてみたんですね。初めは導入の簡単な個人経営のお店と泊まるために必要なのでホテルに営業をかけてみたんですね。でも全部だめだったんですよ。
私:え、なんでですか?
カレ:まず、僕はこの夏休みが終わったらアメリカに帰らなければならないので、僕には時間がないということ。
2つ目は、僕が住んでいる町は自分が思っているより遅れていて、クレジットカード決済も取り入れていないところで仮想通貨決済を取り入れてもらうのは難しかったということです。
私:なるほど。確かにおじいちゃん、おばあちゃんの考え方を変えるのは相当大変ですもんね。
カレ:そう。そうなんですよね。一応、市の職員のお偉いさんにもアポイントメントとって会いに行って話していたんですけど、そのアイデアはいいけど、やっぱりすぐは難しいということでした。
私:そっか。3,4年かけたプロジェクトだったら話題になって流行りそうですけど、時間がないとなると難しいかもしれないですね。
カレ:そういうわけで市も動いてくれず。
私:えーなんかもったいないな。でも今は時間がないですもんね。
カレ:そうなんですよ。すごいいけそう(成功しそう)ですよね。でも今回はだめでした。
私:そうだったんですね。残念。すごくもったいな。でも今日は貴重なお話ありがとうございました。
上記に掲載したものがインタビューの要約です。
学生だということもあり、今回は時間とITリテラシーの問題がネックになってしまったということですね。
静岡銀行ブロックチェーン・necobanの仕組みは?
ではここからは彼の考えた町おこしとは打って変わった方法を使って実際に町おこしを行っているnecobanの仕組みについても触れていきたいと思います。
necobanの概要
2016年9月に静岡県富岡市吉原商店街で試行開始されたトークン。”ブロックチェーンの技術を用いた町おこし”というコンセプトのもと開始されたものです。
このトークンは新たなお客さんを(観光客とか)を増やすためのものではなく、そこで実際に生活している人々を対象とした”ポイント型トークン”のようです。
「NeCoban」は、地域の店舗と生活者を、「お買い物補助ポイント(neco)」でつなげます。
(NeCoban公式ホームページより引用)
necobanとポイントカードの違いとは?
大きな違いはなく、ただ既存のポイントカードの仕組みをNeCoに変えたもの、のようです。
ただ、ブロックチェーン技術を用いることでポイントカードよりも安価で柔軟性の高いシステムが構築できるとのことです。
またこのNeCobanには2つの実証実験が課されているとのこと。以下引用します。
1)地域の皆さまが、FinTech の仕組みを利用して地域に根差した独自のアイデアや想い
を取り込みながら協力することが、地域活性化につながること
2)ブロックチェーンの技術を活用することで、ポイントサービス制度の導入が、他の
技術を利用した場合よりも、より効率的かつ安価に構築できること
(商店街 × まちおこし × FinTech = 「NeCoban」より引用)
このような点が既存のポイントカードとは異なる点のようです。
最後に
今回は仮想通貨大学生(?)shunsukeさんのインタビュー記事を書いてきました。この記事を通して仮想通貨の更なる使い道が見えてきましたね!
カレに魅了された人はここからカレのツイッターをフォローしてみてくださいね!→Shunsuke Saito/ヒッチハイカー