皆さんは仮想通貨のTenX(テンエックス/PAY)を知っていますか?
TenXは仮想通貨業界で初めて仮想通貨をデビットカードとして利用することができる通貨です。
また、ウォレットとカードが一体化しているためそのまま利用することが可能なすぐれものでもあります。
TenXが普及すれば、仮想通貨が日常で当たり前のように使われる日が来るかもしれません。
TenXは一体どのような通貨なのでしょうか?
詳しく解説していきます!
目次
TenXとは?
先ほども解説したとおり、TenXは仮想通貨をデビットカードとして利用することができる通貨です。
具体的には、TenXのプラットフォームを利用することでビットコインやイーサリアムなど主要仮想通貨をカード払いとして利用することが可能になります。
実際に海外のマクドナルドではTenXをクレジットカード払いで利用することが可能となっています。
このように、TenXは既に日常でも当たり前のように利用することが可能となっています。
実現可能性の低いICO案件がたくさんある中で、既にサービスとしてリリースできているのは大きな強みですね。
TenXの特徴などについては後ほど詳しく解説するので、まずは基本情報について確認していきましょう!
通貨名 | TenX |
通貨単位 | PAY |
時価総額 | 約90億円 |
発行枚数 | 2億521万枚 |
ホワイトペーパー | https://tenx.tech/en/pay-token/ |
公式サイト | https://tenx.tech/en |
公式Twitter | https://twitter.com/tenxwallet |
時価総額ランキングでは現在84位(2018年10月現在)に位置しています。
また、取引価格は1PAY=78円(2018年10月現在)で取引されています。
2017年12月に一時1PAY=500円前後の値を付けていましたが、その後は100円前後で安定しています。
TenXの特徴
TenXの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう!
ウォレットと紐づけされた仮想通貨デビットカード
TenX最大の特徴といっていいのが、デビットカードとして利用する際にウォレットと紐づけされているという点です。
つまり、TenXを決済としてクレジット払いしたい場合には逐一ウォレットから移す必要がありません。
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TenXで支払いをしたい場合には、支払いをする直前に通貨を法定通貨へと変換し引き落とされます。
決済ネットワーク・Comit(コミット)
先ほど、支払いをする直前に通貨を法定通貨へと変換することが可能だと解説しました。
これを可能にしているのがComit(コミット)という決済ネットワークシステムです。
ComitはTenXが開発しているプラットフォームで、これにより異なるブロックチェーン同士の通貨でも取引所と接続することが可能となります。
また、自動的にその時最適なレートでの決済を可能としています。
手数料を配当として貰うことができる
TenXはTenXCardを保有しているユーザーに対し、決済手数料の一部を報酬として配当する制度があります。
具体的には、TenXはカード利用額の0.1%がPAY建てで利用者に還元される仕組みとなっています。
PAYとは、TenX社が発行するイーサリアムベースのトークンです。
また、全世界のTenXユーザーが取引した額の0.5%をPAYの保有数に応じてイーサリアムで配布します。
このように、TenXのPAYを持っているだけで誰でも資産を増やすことが可能となります!
日本人によるコミュニティが活発
TenXはシンガポールで開発されている仮想通貨ですが、その有益性から日本人の間でもコミュニティが形成されています。
コミュニティは有志の間で結成されており、活動資金はすべてイーサリアムまたはPAYによる寄付で成り立っています。
TenXに関する情報や使い方、TenXを利用する上でトラブルがあった場合のサポートセンターなどが運営されています。
また実際に、日本でもTenXが活用されている様子が動画で見ることが可能です。(日本では未実施のためあくまで予想です)
TenXに興味のある方はぜひ一度サイトの方をご覧になってみてはいかがでしょうか。
TenXの将来性
TenXの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう!
TenXカードが流通するかどうか
当然ではありますが、TenXが普及するかどうかはすべてTenXカードに掛かっています。
現状、仮想通貨そのものに対して疑問視する人が多いだけにTenXカードが幅広い層に受け入れられるかが重要となるでしょう。
しかしながら、クレジットカードが現代では当たり前のように使われています。
仮想通貨が法定通貨と同じような感覚で決済利用されるようになれば、TenXが普及することは間違いないでしょう。
そのためにも、クレジットカードといかに対峙できるかが鍵となってくるのではないでしょうか。
Comitプロトコルが完成するかどうか
先ほど紹介したComitですが、こちらはまだ完成しておらず開発段階です。
仮想通貨と取引所を自動的に最適なレートで繋ぐ役割を果たすComitですが、とても複雑な処理を行う必要があります。
現状はホワイトペーパーに記載されている計画通り開発は進んでいますが、決して簡単な開発ではないということは留意する必要があるでしょう。
また、Comitのようなシステムを備えた仮想通貨は他にも存在します。
ライバルである仮想通貨に対しどのような差別化を図るかが課題となってくるでしょう。
2019年に日本でも利用開始か
現在TenXは主にシンガポールなど開発拠点でのみ利用可能ですが、TenXは2019年に日本でのリリースを目指しています。
現時点で既に日本の仮想通貨取引所とも交渉などを開始しており、前向きに開発が進んでいるとのこと。
TenXの取引所
国内取引所でTenXは取り扱われていません。
TenXを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
Huobi | 香港 | 0.2% | 100種類以上 |
Upbit | 韓国 | 0.05~0.25% | 124種類 |
Bittrex | アメリカ | 0.25% | 約200種類 |
TenXの買い方
TenXrがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
TenXを取り扱っている海外の取引所に登録
TenXは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、TenXを購入することが可能となります!
おわりに
今回はTenXについて詳しく解説しました。
仮想通貨をクレジット払いとして容易に利用することができるTenX。
日本市場にも今後力を入れていくとのことで、ますます期待が集まりそうですね。
最後に、もう一度特徴について確認していきましょう!
- ウォレットと紐づけされた仮想通貨デビットカード
- 決済ネットワーク・Comit(コミット)
- 手数料を配当として貰うことができる
- 日本人によるコミュニティが活発
以上となっています!
今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。