リスク分散になる?ドルコスト平均法についてわかりやすく解説!

ゆうや
こんにちは!fincleライターのゆうやです!

僕たちのおじいちゃんやおばあちゃん・母親や父親の時代、高度経済成長・バブル景気に沸いていたかつての日本では「資産運用」のことなんて考える必要がありませんでした。

真面目に働いていればどんどん給料が増えて、金利が高かったので銀行にお金を預けておけば勝手にお金が増えて、老後にはちゃんと年金が貰えることが保証されていたからです。

 

しかし、現代の日本ではそうはいきません。

 

真面目に働いていても給料は増えるか分からないし、銀行にお金を預けても金利が低いから増えないし、もしかしたら老後に年金がもらえない世代が今後出てこないとも限りません。

自分で「資産運用」して、人生に降りかかるお金に関する問題を自分で解決しなければいけない時代の中で、僕たちは既に生きています。

投資先進国のアメリカに住む人々は、自分の資産を平均して50%も運用に回すそうです。

対して日本国民は未だに15%の水準に留まっています。

このままではマズイことは間違いありません。しかし「投資はなんだか危なそう」という考えにも一理あると思います。

そんなときに登場する投資方法が「ドルコスト平均法」です。

今回の記事では、資産運用の超基本!「ドルコスト平均法」とは何なのか、皆さんにご紹介したいと思います。

「ドルコスト平均法」は分散投資の一種ですから、この記事を読む前に以下の記事を読んでいただけると幸いです!

分散投資とは?具体的なやり方やデメリットなどについて徹底解説!

ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法とは、「ある金融商品を、定期的かつ継続的に一定額で購入し続ける投資手法」のことです。

「定額購入法」という言い方もあります。

例えば、一万円なら一万円と決め、「投資信託に投資する」と決めたら毎月必ずその投資信託に投資する、とういう投資手法ということになりますね。

iDeCo積み立てNISAも、このドルコスト平均法の考えに基づいた金融商品です。

このドルコスト平均法、よく「投資にかかるリスクを抑制できる」として証券会社の方やファイナンシャルプランナー(FP)の方が投資初心者に勧めする投資方法です。

以下ドルコスト平均法で資産運用するメリットをご紹介します。

 

メリット1:小額から始められる

「お金を儲けるにはお金が必要だ」という言葉を皆さんは聞いたことありませんか?

確かに「投資をする」と聞くと、なんだか最初から100万円とか1000万円とか、まとまったお金がないとできないようなイメージですよね。

しかし、投資信託やETF、iDeCoや積み立てNISAなどでドルコスト平均法を使える金融商品なら、まとまったお金が必要なくとも投資を気軽に始めることができます。

 

メリット2:自分で投資のタイミングを考える必要がなくなる

金融商品の多くは、「安く買って高く売り、その売買差益で儲ける」というものです。

しかし「今の値段は安いのか高いのか、今が売り時なのか買い時なのか、それとも保有していたほうがいいのか」という判断は中々難しいものがあります。

さらにもしその判断に失敗して裏目を引いた場合、多大な損失を被るリスクがありますよね。

ドルコスト平均法は「常に一定の額で、決まった期間決まった時期に、価格がどう変動していようがいまいが関係なく、最初に決めておいた金融商品を買い続けること」をルール化するものですから、投資に伴うストレスを軽減することができます。

 

メリット3:知らず知らずのうちに資産形成ができる

例えば、日経平均の指数と連動するETFを2004年から2018年7月の約14年間毎月1万円まで積み立てたとしましょう。

この14年間にはいろいろなことがありました。

リーマンショック、アベノミクス、チャイナショック、イギリスのEU離脱、トランプ大統領の誕生・・・。

リーマンショック後は、バブル期には4万円代を誇った日経平均が一時7000円割れを引き起こすこともありました。

アベノミクスにより見事リーマンショック以前の2万5000円代まで回復し、紆余曲折あったものの、2018年までおおよそこの水準を維持している状態です。

さて、このような状態の中ドルコスト平均法によって2018年まで積み立てていたとしたらどのようになっていたでしょう。

もし2004年から継続して毎月1万円日経平均に投資し、2018年7月に売却した場合、なんと約130万円もの利益を得た計算になります。

ゆうや
銀行にお金を預けているだけではこうはなりませんね。

ドルコスト平均法は毎回一定のお金を投資するというルールに基づいて運用しますから、「高い時にはより少なく買って、安い時にはより多く買える」という性質があります。

この性質と相まって、たとえ投資している金融商品の価格が一時的に下落したとしても、我慢してルール通りに運用さえしていれば、長い目で見たときに利益が出せるのです。

 

ドルコスト平均法のデメリット

コインには表があるが同時に必ず裏がするように、すべての金融商品には必ず長所があれば必ず短所があります。

ドルコスト平均法もまた例外ではありません。

 

デメリット1:手数料が高くなる

金融商品を買う時は大抵の場合、「入金手数料」だとか「売買手数料」といった何らかの形でお金を取られます。

普通に一括で買う場合この手数料は1回で済みますが、ドルコスト平均法では決まった期間ごとに定期的に金融商品を買います。

そのため他の投資手法と比べて、手数料が割高になってしまう傾向があります。

 

デメリット2:短期での利益を見込めない

ドルコスト平均法は長い目で見て利益が出るように設計されているため、短いスパンで利益を確定させることは難しいです。

ドルコスト平均法は中長期型の投資方法ですから、日々の値動きに注目して売買のタイミングを見極めるといった苦労をせずに済む代わりに、長期間の持久戦をしなければなりません。

 

デメリット3:大きな利益を見込めない

デメリット2でも書きましたが、ドルコスト平均法は着実に利益を積み上げるたことを目標としているため、相場が底をついてこれ以上下がらなそうだからといって全力買いをする、などということができせん。

そのため、大きく損をすることがない代わりに大幅な利益増を狙うこともできません。

 

デメリット4:損をするパターンがある

これが一番のデメリットだと僕は思います。

あれだけリスクを抑えているドルコスト平均法でも損をする可能性があります。

その可能性は主に2つです。

 

①ドルコスト平均法を始めてから価格が下がり、その後回復しない場合

ドルコスト平均法に限らず大抵の金融商品は価格が将来的に上がることを予想して投資します。

もしその予想に反して価格が下がったとしたら、当然損失を出します。

 

②ドルコスト平均法を始めてから価格は上昇したが、その後始めた頃の水準に戻った場合

この場合、最初の時点で一括で購入したとしたら損しませんが、ドルコスト平均法で投資していた場合、損失が出てしまいます。

価格が上がり始めた頃は「いいぞいいぞ」と言っていられますが、価格が落ちはじめ、そこから回復しなかった場合、高値圏で買った時のマイナス分を取り戻すことができません。

ドルコスト平均法とは、価格が順調に上がり続けるか、始めてから一旦値を下げて、そこから回復した場合しか利益を上げることができない投資手法です。

ゆうや
そして僕が一番問題に思うのは、証券会社の方やFPの方がドルコスト平均法を投資家に説明する時この事実を伏せてしまうことです。投資初心者に上手いことを言って金融商品を買わせようという魂胆なのでしょうが、僕はデメリットもきちんと説明した上でオススメするべきだと思います。

 

それでも僕がドルコスト平均法をオススメする理由

以上のようなデメリットがあったとしても、僕は皆さんにドルコスト平均法をオススメしたいと思います。

なぜなら、メリット2でも触れましたが、「今の値段は安いのか高いのか、今が売り時なのか買い時なのか、それとも保有していたほうがいいのか」という判断は本当に難しいからです。

例えば株をやる場合、

その企業の業績、その企業の業種の動向、政治・経済の動向、投資先の企業が属する国の内情、チャートの分析、出来高の分析、板・歩み値の動向、機関投資家のポジション、その機関投資家は空売りをするのかしないのか、決算日はいつか、その決算の結果はどうか、IR情報はいつでるか、その内容はどうか・・・。

少し考えただけでもこれだけやることが思いつきます。

さらにいざ、株を買ったとすると、今度は精神的な負担を強いられることになります。

 

「うわっ下がった。なんでだろ。僕の判断が間違っていたのかな。この会社の株を買ったのは間違いだったか。それともただの一時的な下げなのか?」

「うわうわどんどん下がっていくぞ。どんどん損失が膨らんでいく。もう見るに耐えられない。やっぱりこの会社の株を買ったのが間違いだったんだ。もう売るしかない!」

「売った直後に上がりだしたし。さっきの下落は押し目(一時的な下落)だったのかよ。おいおい冗談だろ。」

 

なんてことがしょっちゅうあります。

「投資とは最終的にはメンタルの勝負だ」と言われるほど、精神力がものをいいます。

その会社が悪くなくても、同じ業種の会社の不祥事で株の価格が下がることもあるし、日経が下がったからという理由で下がったりします。

あるいは機関投資家が空売りを仕掛けてきたから株価が下がる場合もあります。

しかし、それは一時的な出来事です。その企業が本当にいい企業なら長い目で見た時株価は必ず上がります。

そんなことは分かっています。分かっていますけど、人間は欲深い生き物です。自分が損をしそうという局面に追い込まれると途端に判断力を失います。

たとえそこで持ちこたえても、自分の買った株の値段が落ち込んで、PCの画面にマイナスの表示がされているとどんなにポジティブな人でもゲンナリします。

投資を始めて間もない頃は、自分の判断に自信が持てずに気持ちで負けてしまうこともあるでしょう。

ドルコスト平均法を使えばこんな気持ちにならなくて済みます。

ゆうや
もしあなたが投資の初心者であるなら、まず初めにドルコスト平均法から始めてみるのはいかがでしょうか。

 

終わりに

もしビットコインでドルコスト平均法を利用して積み立て投資をしてみたい場合、BitStock(ビットストック)がおすすめです。

BitStockはポイントサイトの一種で、例えばクレジットカードをこのサイトを通じて発行したり、アプリのダウンロードや各種サービスをこのサイトを通じて行うと、報酬としてビットコインが貰える仕組みになっています。

ですから、リスクゼロ・元手ゼロでビットコインを使って資産運用ができる仕組みになっています。

定期的に利用すればドルコスト平均法を自然に行うことも可能です。

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ゆうや
ビットコインでドルコスト平均法を使うためには、ビットコインの価格が今後上昇していかないとダメですよね。それについては次回以降の記事でお伝えしていこうと思います!
ゆうや
以上、ゆうやがお伝えしました!