仮想通貨のBread(ブレッド/BRD)とは?ウォレットアプリ機能備えた通貨について徹底解説!

ケント
こんにちは、fincle専属ライターのケントです。

皆さんは仮想通貨のBread(ブレッド/BRD)を知っていますか?

Breadは、個人の資産を保有しない分散型金融機関を目指すプロジェクトです。

当たり前ですが、私たちは金融資産を預けたい場合には銀行などに預けますよね。

Breadでは、金融資産をBreadに預けるのではなく、すべて各々の端末に直接保管するというシステムになります。

ケント
なんとなく分かるような、分からないような…。

これらの疑問含め、いったいBreadがどのような通貨なのか詳しく解説していきます!

 

Breadとは?

先ほども解説したとおり、Breadは個人の資産をすべて各々の端末に保管するシステムを目指したプロジェクトです。

既にウォレットアプリもリリース済みであり、世界中で利用されているプロジェクトとなります。

後ほど、ウォレットアプリ含め詳しく解説していくので、まずは基本情報について確認していきましょう。

通貨名Bread
通貨単位BRD
時価総額約16億円
発行上限8890万枚
ホワイトペーパーhttps://d2n2g5n187q8lu.cloudfront.net/static/docs/BRD-whitepaper-JA.pdf
公式サイトhttps://brd.com/
公式Twitterhttps://twitter.com/brdhq

時価総額ランキングでは現在144(2018年11月現在)に位置しています。

また、取引価格は1BRD=27円(2018年11月現在)で取引されています。

2018年5月に一時1BRD=100円前後の値を付けていましたが、その後は50円前後で安定しています。

 

Breadの特徴

Breadの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう。

 

ウォレットアプリをリリース済み

Breadは2014年にiPhone・Andoroidに対応した仮想通貨のウォレットアプリをリリース済みです。

BRD bitcoin wallet-App Store
BRD bitcoin wallet-Google Play

このウォレットアプリでは、ビットコインをはじめイーサリアムなど主要アルトコインの保管が可能です。

ウォレットアプリ自体は既に数多くリリースされていますが、Breadと他アプリには大きな違いがあります。

それが、冒頭で解説したとおり資産がすべて端末上に保管されているということです。

仮想通貨取引所ではたびたび流出事件が発生しますが、あれらはすべて資産(仮想通貨)を取引所のサーバー上にあるウォレットに預けているためです。

そのため、ある程度の額を所有している投資家は安全性の高いハードウェアウォレットなどに仮想通貨を預けています。

Breadではこのような事態を避けるため、ウォレットアプリでありながら資産はすべて各端末に保管する仕組みを採用しているということになります。

ケント
保有資産はアプリ上に表示されているけど、資産自体は手元で保管していると考えると分かりやすいですね。

 

アプリだけで資産管理が可能に

現在Breadでは主に仮想通貨のウォレットとして機能していますが、最終的にはアプリで資産に関するすべての管理を可能にすることを目指しています。

例えば、給与の受け取りや貯金など、わたしたちは当たり前のように銀行を利用していますよね。

Breadでは、このようなお金に関するやり取りもすべてアプリ内で行えるよう開発が進められています。

なお、この際には法定通貨(日本円など)ではなく、仮想通貨ですべて決済を行います。

 

BRDトークン所持者限定の特典を受けることが可能

BRDは基本的にアプリ内で使われる通貨ですが、所持しておくとさまざまな特典を受けることが可能です。

具体的には以下のような特典があります。

  • BRDトークンを利用した場合に手数料の割引
  • 新機能の限定・無料利用
  • BRDトークンの保有数に応じた特別コンテンツの利用

などなど、他にも保有者にはさまざまな特典が用意されています。

 

日本市場に力を入れている

Breadは海外発のサービスですが、日本語のホワイトペーパーや開発チームに日本人がいるなど、日本市場に力を入れている印象を受けます。

ケント
実際にホワイトペーパーを読みましたが、おそらく日本人が翻訳したのでしょう、違和感なく読むことができました。

また、アドバイザーには「ミスビットコイン」として有名な藤本真衣氏の名前も記載されていました。

 

Breadの将来性

Breadの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう。

 

既にサービスをリリース済み

通貨の将来性を考える上で重要なのが、既にサービスが実施済みであるかどうかということです。

ケント
ICO案件の7割は詐欺といわれているように、多くのプロジェクトは途中で頓挫する可能性があるからです。

特徴の部分で解説したとおり、Breadは既にアプリの方をリリース済みであるため、このような課題はクリアしているといえます。

しかしながら、銀行やクレジットの役目を果たせるかどうかは、Breadというよりはビットコインなど仮想通貨の価格の安定性に懸かっているといえるでしょう。

あくまで仮想通貨は、現時点では投機対象としてみなされており、ボラティリティが激しく実用性が低いからです。

仮想通貨がこれから実用性のある通貨として利用されるか断定はできませんが、その段階へ移行した際にBreadの有益性が理解されると考えられます。

 

ライバルが多い

Breadの機能性自体は高く評価できますが、同じようなウォレットアプリは数多く存在します。

思いつくだけでもEidooやEthosなど、他にもさまざまなウォレットアプリがリリースされています。

Breadの場合は他のアプリと違い、銀行・クレジットカードの役目を分散的に果たすという機能があります。

しかし、現状の機能から進展が見られない場合は、差別化が難しく計画自体が頓挫する可能性もあるでしょう。

また、Breadに限らず他のウォレットアプリも支払・受取以外の機能を今後実施する構想であることも留意しておきましょう。

 

Breadの取引所

skeeze / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

 

 

国内取引所はBreadは取り扱われていません。

Breadを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。

主にこれらの取引所で取引が可能となっています。

取引所手数料(Maker/Taker)取り扱いコイン数
Binance中国0.1%約100種類
KuCoin香港0.1%約300種類
Cobinhood台湾0%約150種類
OKExマルタ0.15%/0.2%約90種類

バイナンス(Binance)とは?登録方法も紹介します!
↑fincleではBinanceの登録方法も紹介しているので併せてご覧ください。

 

 

Breadの買い方

PIX1861 / Pixabay

 

 

 

 

 

 

 

 

Breadをどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。

海外の取引所で買うと少しハードルが高そうですが、簡単なので安心してください!

 

Breadを取り扱っている海外の取引所に登録

Breadは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。

何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。

 

国内の取引所に登録してビットコインなどを購入

海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。

海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引しなければなりません。

そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。

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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金

国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。

送金が完了すれば、Breadを購入することが可能となります!

 

おわりに

今回は仮想通貨のBreadについて詳しく解説しました。

ウォレット以外にも、銀行・クレジットカード機能を備えるなど機能性が高いプロジェクトです。

しかし、上記したとおり同じような通貨は他にもあるため、今後はいかにして差別化を図れるかが鍵となるでしょう。

最後に、もう一度特徴について確認していきます。

  • ウォレットアプリをリリース済み
  • アプリだけで資産管理が可能に
  • BRDトークン所持者限定の特典を受けることが可能
  • 日本市場に力を入れている

以上となっています!

今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。

今後は是非Breadも投資候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか!