
皆さんは仮想通貨のWAX(WAX/ワックス)を知っていますか?
WAXは2017年9月に世界最大のオンラインゲーム内アイテム売買サイトであるOPSkins(オプスキンズ) Group Inc.によって開発された仮想通貨です。
OPSkinsはオンラインゲームアイテムの取引を行うために、分散型台帳取引プラットフォームであるWAXを開発しました。
ブロックチェーン技術を使うことによって、安全かつ低価格の手数料でアイテム取引を行えるよう目指しています。
今回はそんなWAXについて詳しく解説していきます!
目次
WAXとは?

zzim780 / Pixabay
先ほども解説した通り、WAXはオンラインゲームアイテム取引の際に利用される分散型台帳取引プラットフォームです。
現在世界には約4億人以上のオンラインゲームプレイヤーがいるとされていますが、その中でも一番アイテムの取引量が多いのはOPSkinsだとされています。
WAXはOPSkinsで取引されている数十億ドルにも及ぶアイテム取引をブロックチェーン技術によって分散化し、透明性の高い取引が行えることを目指しています。
通貨名 | WAX |
通貨単位 | WAX |
発行上限 | 18億5千万枚 |
時価総額 | 約66億円 |
ホワイトペーパー | https://wax.io/documents/WAX_White_Paper.pdf |
公式サイト | https://wax.io/ja/ |
公式Twitter | https://twitter.com/WAX_io |
時価総額ランキングでは現在92位(2018年9月現在)に位置しています。
また、取引価格は1WAX=7円(2018年9月現在)で取引されています。
2018年5月に一時1WAX=200円前後の値を付けていましたが、その後は10円前後で安定しています。
WAXの特徴

Free-Photos / Pixabay
WAXの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう。
OPSkinsによって開発
冒頭から説明している通り、WAXは世界最大のオンラインゲームアイテム売買サービスを提供するOPSkinsによって開発されています。
OPSkinsは週に200万件を超える取引量が流通しているとされており、とても活発に活動が行われていることが特徴です。
4億人を超えるとされるオンラインゲームのアクティブユーザーのその多くがOPSkinsの存在を認知しており、WAXはリリースの段階で大きな潜在ユーザーを持っていると言ってもいいでしょう。
WAXはこれらユーザーのゲームにおけるアイテムの購入や販売において役割を果たすとされています。
仮想通貨SALTと提携
WAXはキャッシュローンを担保とするため仮想通貨のSALT(ソルト)と提携を結びました。
具体的には、WAXを持っている人はWAXを担保しSALTのプラットフォームを利用することで法定通貨を融資することが可能となります。
法定通貨を融資することができる通貨ということは、それだけ安全面などの信頼性が高いと言っていいでしょう。
ERC20に準拠した通貨
WAXはイーサリアムをベースとして生成される仮想通貨です。
具体的には、ERC20という仕組みが利用されたトークンでイーサリアムと交換が可能なのでユーザーにとっては使い勝手の良い通貨となっています。
イーサリアム(Ethereum:ETH)とは?特徴や仕組みなど徹底解説!
↑イーサリアムについて詳しくはコチラ
WAXの将来性

wilhei / Pixabay
WAXの特徴が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう。
OPSkins開発という期待値の高さ
先ほどから説明している通り、WAXはOPSkinsによって開発された通貨ということで既に潜在ユーザーがいるといっていいでしょう。
4億人いるアクティブユーザーの内、どれだけの人数がWAXを積極的に利用するかは定かではありません。
しかし、多くのアルトコインはユーザー数が計算できない状態で開発を進めているということを踏まえると、このような状況はユーザーを集めるに当たり好材料です。
今後OPSkinsの利便性が増せば、法定通貨よりWAXを利用したアイテム売買がメリットが多いのは明白なためユーザー数は増えていくと予想されます。
ゲーム配信プラットフォームのRobot Cacheと提携済み
分散型のゲーム配信プラットフォームとして知られているRobot CacheがWAXとの提携を発表しました。
Robot Cacheではユーザーがダウンロードで購入したゲームを中古販売することが可能で、その際にはゲーム開発者にも報酬が入るようなプラットフォームとして機能しています。
今回の提携により、Robot CacheでWAXを利用してゲームのダウンロードコンテンツを購入することが可能になります。
このように、さまざまな方法でWAXが利用可能になるよう戦略を打っており将来的に期待のできる通貨です。
WAXの取引所

skeeze / Pixabay
国内取引所でWAXは取り扱われていません。
WAXを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
Bittrex | アメリカ | 0.25% | 約200種類 |
Upibit | 韓国 | 0.05~0.25% | 124種類 |
Huobi | 香港 | 0.2% | 108種類 |
WAXの買い方

PIX1861 / Pixabay
WAXをがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
WAXをを取り扱っている海外の取引所に登録
WAXは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
bitbank(ビットバンク)の登録方法・メリット、デメリットをご紹介!板取引・スプレッドとは?
仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)の登録方法から特徴まで徹底解説!
↑bitbankとZaifそれぞれの登録方法について詳しくはコチラ
国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、WAXを購入することが可能となります!
おわりに

Yuri_B / Pixabay
今回はWAXについて詳しく解説しました。
WAXを利用することで、安全かつ低い手数料でゲームアイテムの売買が可能となります。
e-sportsが世界的に話題になるなど、今後オンラインゲームのユーザーはますます増えていくことでしょう。
その際には、WAXの便利な機能が注目され利用される可能性は大いに高いです。
最後に、もう一度特徴について確認していきましょう。
- OPSkinsによって開発
- 仮想通貨SALTと提携
- ERC20に準拠した通貨
このようになっています!
今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。