仮想通貨の種類は世の中に沢山ありますが、現在注目を浴びつつあるのが仮想通貨Augur/オーガ(REP)です!
ビットコイン(BTC)に比べ、新しい通貨である仮想通貨Augur。どのような通貨なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めばAugurがどのような通貨なのかすべて分かるようになるので、一緒に学んでいきましょう!
目次
仮想通貨Augur/オーガ(REP)とは?
仮想通貨Augurは、未来予測市場のために作られたオープンプラットフォームです。簡単に説明すると、未来に何が起こるのか賭けるサービスを提供していています。
はい!実はこのAugurは日本語訳にすると「占い師」で、通貨単位のREPはReputationの略で評判という意味を持ち合わせています。
ざっくりいうと、仮想通貨ならではの様々な仕組みを利用して、フェアな賭け事を行うことを可能にしています。
例えば現在のギャンブルでは基本的に仲介者が必ずもうかる仕組みになっており、フェアな賭け事が行われません。映画のワンシーンでもよくあるように賭け事をしきっているマスターのような人は、仲介料を搾取したり、ギャンブル参加者と手を組んで不正を働いていたりしますよね?
そういった賭け事の仕組みを覆し、参加者と胴元(賭けを仕切る人・主催者のこと)がフェアな賭けをするためのプロジェクトなんです。
未来に起きる出来事を賭け事の対象とした「分散型未来市場」を実現するAugurの特徴について以下で詳しく解説していきます。
以下、Augurについて簡単にまとめてみました♪ご参考までに…
通貨名(通貨単位) | Augur/オーガ(REP) |
公開日 | 2016年10月5日 |
総発行枚数 | 11,000,000REP |
現在までの発行枚数 | 11,000,000 |
時価総額(ランキング) | ¥35,211,485,811 (37位) |
公式サイト | https://www.augur.net/ |
ホワイトペーパー | https://www.augur.net/whitepaper.pdf |
公式Twitter | https://twitter.com/augurproject |
(2018年8月6日現在)
仮想通貨Augur/オーガ(REP)の特徴
「群衆の知恵」を利用
仮想通貨Augurは群衆の知恵を利用しています。
群衆の知恵(Wisdom of the Crowd)とは2004年にジェームズ・スロウィッキーが著書にて提唱した概念です。
スロウィッキー氏は著書の中で、ある命題に対し専門家でない不特定多数による多数決の方が、専門家1人による判断に勝ることを統計的に説明しています。
簡単に言うと、「皆の言っていることは、一人の専門家の意見よりも正しい」ということですね。Augurはこのように、たくさんの人の意見を聞いて未来を予想するという目的があります。
まずAugurにはレポーターと呼ばれる人が存在していて、彼らの意見が集められ、採用されています。掛け金や報酬の分配はイーサリアムでも利用されているスマートコントラクトという機能を使って行われています!以下レポーターとスマートコントラクトについて詳しく解説していきます!まずはレポーターについて見ていきましょう♪
レポーターの存在
仮想通貨Augurでは胴元(賭けを仕切る人・主催者のこと)や特定の人物が事実認定をしません。賭け事に参加した人たちの予測が当たっていたか・外れていたかの判断は、レポーターと呼ばれる人たちが決めます。レポーターが下した判断によって、勝者(=予測が当たっていた人)と敗者(=予測が外れていた人)が決まる仕組みになっています。
このレポーターはデポジットを積んで認定作業を行うのですが、正しい事実を認定すれば報酬がもらえ、間違った事実を認定すればデポジットが没収される仕組みです。正しい事実を認定すれば報酬がもらえるという仕組みになっており、不正は起こりにくいと考えられています。またたくさんのレポーターが参加しており、半数以上のレポーターが協力しない限り不正は起こりません。そのため、安心して賭け事に参加することが出来ます。
他にも、正しい判断を下せばレポーターの評価は上がり、評価が高いレポーターは多数のイベントを自分で立ち上げることが可能になります。つまりより多くの手数料が稼げる仕組みになっており、逆に不当な判断を下すことはレポーターにとっても大きなマイナスになります。
スマートコントラクトを採用
Augurにはブロックチェーンに契約内容を書き込むことのできる「スマートコントラクト」という機能が備わっています。通常、ブロックチェーンには金銭のやり取りのみが記録されます。それに加えてスマートコントラクトでは、取引の中で発生する契約の文面もすべて記録するという画期的なシステムです。
Augurにおいて、スマートコントラクトは、予測の内容・賭け事のルール・賭けに勝った時の報酬がどのように配分されるかを記録し、それが確実に実行されるように適応されています。
スマートコントラクトを利用することで不正が難しくなるため、「参加者全員が賭け事のルールを必ず守り」「確実に報酬が払われる」ようになります。
仮想通貨Augur/オーガ(REP)の最新チャート
ここでは仮想通貨Augurの価格について詳しく見ていきます。
2015年10月の取引開始当初は、1REP=約1.5ドル前後で取引きされていました。
2016年10月5日に運用が実際に始まるようになると1REP=13ドル前後で取引されましたが、以後、価格は下落し2017年4月までは元に戻ることはありませんでした。
しかしながら仮想通貨ブームの到来とともに価格が上昇し、2017年6月には1REP=35ドル前後を行き来するようになります。ブームが過ぎると価格はまた下落しますが、12月中旬から徐々に価格は上昇しはじめ、2018年1月11日には現時点での最高値である1REP=11,412円を記録しました。その後は各国で仮想通貨に関する規制があったり、仮想通貨ブームが過ぎ去ったこともあり、価格が大きく下がってしまいました。
2018年8月6日時点での価格は1REP=3200円となっています。
Augurの未来予測市場で予測することが出来る2018年6月に開催されるワールドカップなどのタイミングで、Augurが高騰する可能性があるかと思いましたが、大して価格は変わっていませんでした。Augurはまだまだ普及段階にあるのかもしれません。
仮想通貨Augur/オーガ(REP)の取扱所・買い方
気になった方も多いかと思います。ここではAugur(REP)の取扱所・買い方についてわかりやすく説明します。 Augur(REP)は現在、全世界取引高ナンバーワンの「Binence」をはじめ、「Bithumb」でも活発に取引されています。 つい最近まで国内の取引所コインチェックでもAugurの取り扱いがありましたが、2018年6月18日に取引が廃止されているので、海外の取引所を利用する必要があります。 Augurが買えないわけではないのですが…現在日本円で直接買うことが出来ません。Augur(REP)を取り扱っている取引所が、日本円を取り扱ってないんです….. 仮想通貨Augur(REP)の買い方についてまとめてみました! Augur(REP)は国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。 何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。 海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。 海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。 そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。 bitbank(ビットバンク)の登録方法・メリット、デメリットをご紹介!板取引・スプレッドとは? 仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)の登録方法から特徴まで徹底解説! 国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。 送金が完了すれば、Augur(REP)を購入することが可能となります! 海外取引所についてですが信頼性や安全性という点を考慮に入れると、セキュリティ面もしっかりしているBinance(バイナンス)がおすすめです。 FincleではBinanceについての記事も紹介しています。以下のURLをクリックしてチェックしてみましょう♪ BINANCE(バイナンス)の登録方法から入金、取引方法をわかりやすく図で解説! 下記はAugur(REP)を取り扱っている取引所の手数料や特徴をまとめたものです♪流動性の高い取引所を二つ上げました。ご参考までに… ※手数料は取引所のが発行しているトークンを使うと安く済みます!期間限定でクーポンも配っていたりするので是非チェックしてみてください! 仮想通貨Augurは保険システムへの適応が可能であると考えられています。 もしも保険のシステムにAugurを利用すれば、胴元(ここでは保険会社)がいない分、手数料や仲介料が取られないことから、より正当な保険料、保険金の設定を行うことができるのです。因みにこの場合、事実を判定するレポーター役はお医者さんということになります。 他の仮想通貨には見られない市場を予測して当たれば報酬が受け取れるという画期的なシステムを備えています。日本国内では賭博行為が禁止されていて、市場を予測するという行為が違法とみなされる恐れがあるからです。 とはいえ実際のAugurの仕組みは群衆の叡智と呼ばれるものを利用して、集団で知恵を出し合いより良い方向に進んで行こうと考えられているもので賭博行為とは一線を画すものとなっています。 賭博行為と見られないような仕組みづくりを推し進めていくことが、今後日本でAugurを普及させる手立ての一つになるでしょう。 現在、日本政府がカジノを含むリゾート地の開発を模索しています。これが現実のものとなれば、Augurの需要も大きく伸びていくのではないでしょうか? 今回は仮想通貨Augur/オーガ(REP)について見ていきました!特徴や仕組みは理解できましたか?最後にAugurの魅力についてもう一度おさらいしておきますね♪ ➀「群衆の知恵」を利用 ②レポーターの存在 ③スマートコントラクトを採用 が大きな特徴でしたね! 安心してギャンブルを楽しむことが出来るだけでなく、既存の保険システムに変革をもたらすといわれているAugur。今後の発展が楽しみですね♪仮想通貨を購入する際にAugurも候補に入れてみてはいかがでしょうか?Augur(REP)を取り扱っている海外の取引所に登録
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
↑bitbankとZaifそれぞれの登録方法について詳しくはコチラ国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
取引所 特徴 手数料 Binance 香港にある取引所で取引高が世界1位。100種類以上もの仮想通貨を取り扱っています。
少額であれば、個人証明書が必要ではないので簡単に口座を開設できることも魅力です。0.1% Bithumb 韓国で最大の取引量を誇り、日本語の他にも英語やスペイン語など6ヶ国語に対応していて、世界的に利用されています。 0.15 % 仮想通貨Augur/オーガ(REP)の将来性
保険業界への適応
皆さんがご存知のように一般的な保険のシステムは、一定期間に渡って保険会社に保険料を支払い、病気やケガをした場合に保険金が支払われるという流れになっています。
保険でギャンブル?と思う方もいるでしょう。しかし現在の保険の仕組みは、「自分がこの先、病気になるだろう/ならないだろう」と予想してお金を支払うことになっています。いわば将来の自分の健康状態を予測して掛け金を決める、ギャンブルなようなものです。国内で普及する可能性
おわりに