2008年にビットコインが誕生してから、この10年間でたくさんの仮想通貨も作られるようになって、現在ではなんと1700を超える数の仮想通貨がたくさんの人の手元に渡っています。
このように種類は世の中に沢山ありますが、現在注目を浴びつつあるのが仮想通貨Substratumです!
ビットコイン(BTC)に比べ、新しい通貨である仮想通貨Substratum。どのような通貨なのかよく分からないという方も多いのではないでしょうか。
この記事を読めばSubstratumがどのような通貨なのかすべて分かるようになるので、一緒に学んでいきましょう!
目次
仮想通貨Substratum/サブストラタム(SUB)とは?
Substratumとは、世界中にあるコンピュータを繋ぎ、分散型ネットワークを構築することを目的として作られた通貨です。Substratum Networkによって開運され、現在も運営が行われています。
Substratumでは、ブロックチェーン技術の応用により、Substratumを導入したパソコンやスマートフォンをノードとしてネットワークに参加させるという点にあります。
簡単に言うと、Substratumを装備したコンピューターはブラウザを通じ、ノードとして大規模なネットワークに参加することが出来ます。またSubstratumのネットワーク上では、すべてのウェブサイトが均等かつ公平な立場で、コンテンツの発信を行うことができるようになっています。
一部の国では未だ情報に自由にアクセスができないことがあります。しかしSubstratumのネットワークに参加していれば、制限を受けない地域に存在するコンピュータを通じてデータを取得ことが可能です。結果として、ネットワーク規制を受けずにコンテンツを閲覧したり、発信することが出来ます。
逆に、悪意を持ったコンテンツがSubstratumのネットワーク上に存在する場合には、その内容について投票などが行われます。仮にネットワークの参加者たちの同意を得た場合は、そのコンテンツは即座に消されます。
Substratumの導入には、専門知識や複雑な設定は全く必要ありません。アプリケーションをインストールし、いくつかの簡単な設定を行うだけで利用することが出来ます。設定を行えばいつも私たちが利用している、ChromeやFirefoxなど既存のブラウザを開くだけで、あらゆるデータのやり取りが可能となります。
さて、プロジェクトの概要がわかったところで次は基本情報について見ていきましょう♪
通貨名(通貨単位) | Substratum/サブストラタム(SUB) |
公開日 | 2017年7月30日 |
時価総額(ランキング) | ¥5,283,019,203 JPY (109位) |
総発行枚数 | 472,000,000 SUB |
現在の発行枚数 | 383,021,000 SUB |
公式サイト | https://substratum.net/ |
公式Twitter | https://twitter.com/substratumnet |
公式ブログ | https://substratum.net/blog/ |
仮想通貨Substratum/サブストラタム(SUB)の特徴
ここではSubstratumの特徴について見ていきたいと思います。
巨大な情報空間の構築
Substratumは、ノードとなるPCやデバイスをP2P技術でネットワーク化することで巨大な情報空間を構築することができます。
従来のインターネットであれば、データセンターなどにある各サーバーがその役割を担いますが、Sabstratumは、個人のコンピューターやスマートフォンなどのリソースを活用することができます。
今後、世界中でネットワークに繋がるデバイスは爆発的に増えることが予測されています。Sabstratumのような個人のコンピューターリソースを活用するようなプロジェクトには好影響を与えると考えられます。
※FincleではP2Pについてもわかりやすくまとめています。是非参考にしてみてください。
どこよりもわかりやすくビットコインを説明!ブロックチェーンやP2Pなどの仕組みをご紹介!
ノードをネットワークに参加させ報酬を得る
ノードとはネットワークに参加する人=個々のスマートフォンやパソコンの端末のことです。
Substratumではネットワークに登録された世界中にある無数のPC、スマホが主となりユーザーを匿名でインターネットへ案内します。
ネットワークに登録したPC、スマホの空き容量を利用してユーザーを匿名でインターネットへ案内します。
ホストはワンクリック当たりで報酬を受けることができます。仮想通貨としてのSubstratumは報酬の決済で利用されます。
政治組織などの影響を受けない
Substratumのネットワークはブロックチェーンの技術を利用しています。そのため、簡単に情報を追跡し阻止するといったことが出来ません。検閲や規制を受ける可能性は低いと考えられます。
しかしながらSubstratumが構築する情報ネットワーク空間は、国や地域が行う規制と逆行しています。そのため、政府と対立する恐れがあります。
巨大なマーケットを抱える中国では、政府主導で情報統制を行なっており、インターネットへのアクセスが一部制限されています。
そうなのです。結構、厳しい規制がかけられているんですよね。
今後Substratumが普及するにあたって、中国は重要な存在です。国家や政府との摩擦をどう乗り越えていくか、折り合いをつけていくかが今後の大きな争点になるでしょう。
開かれた開発環境
Substratumは、分散型ネットワーク上で操作するDAppsの開発などを促進するために、SDKの提供を開始しました。
プログラムの部品や、開発するための環境、技術的な説明資料をはじめとしたソフトウェアを作るために必要なものを詰め合わせたもです。
自分で開発を行うことでプラットフォークを形成できるため、中央集権化を阻止し、分散化されたネットワークを実現させることが可能であると考えられます。
このことにより、今後はさらなる開発の拡大が期待できます。
CryptoPay機能
Substratumには仮想通貨を使った実店舗でのショッピングなどの開発も予定していますCryptoPay機能が実装されています。CryptoPayはSubstratum用のウォレットです。
因みにウォレットとは仮想通貨の財布のようなものです。SUBの他にポンド、アメリカドル、ユーロ、ビットコインなどの決済や送金などに対応しています。
Substratumは、Paypalのようなインターネット上のペイメントサービスに似ており、ネットワーク上のウェブサイトに簡易的で即時に実行される支払い機能を実装させることができます。
仮想通貨Substratum/サブストラタム(SUB)の最新チャート
Substratumは2017年9月25日に取引が開始されました。取引開始価格は1SUB=約5円で、その後しばらくはほとんど変化がありませんでしたが、11月末から高騰し始め、12月24日にはこれまでの1SUB=86円を記録しました。その後も空前の仮想通貨バブルに伴い上昇し、2018年1月には1SUB=約330円を記録しました。しかしその後は下落し続け、2018年8月17日現在は1SUB=12円前後を推移しています。
現在価格が落ち込んでいるからと言って、必ずしもSubstratumに問題があるわけではありません。ビットコインや仮想通貨市場全体が落ち込んでいるため、市場として今は停滞期であると言えます。一部通貨は徐々に値を伸ばしてきているのでSubstratumも再び価格を伸ばすかもしれません。
仮想通貨Substratum/サブストラタム(SUB)の買い方
気になった方も多いかと思います。ここではSubstratumの取扱所・買い方についてわかりやすく説明します。
現在は、世界有数の取引所である「Binance」や「OKEx」で活発に取引されています。
ただ…問題が…Substratumは現在日本円で直接買うことが出来ないのです。
Substratumを取り扱っている取引所が、日本円を取り扱ってないんですよね……
仮想通貨Substratumの買い方についてまとめてみました!
Substratumを取り扱っている海外の取引所に登録
Substratumは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
bitbank(ビットバンク)の登録方法・メリット、デメリットをご紹介!板取引・スプレッドとは?
仮想通貨取引所Zaif(ザイフ)の登録方法から特徴まで徹底解説!
↑bitbankとZaifそれぞれの登録方法について詳しくはコチラ
国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、Substratumを購入することが可能となります!
以下、Substratumの流動性が高い取引所を2つまとめてみました。参考にしてみてください。
取引所 | 特徴 | 手数料 |
Binance | 香港にある取引所で取引高が世界1位。100種類以上もの仮想通貨を取り扱っています。 少額であれば、個人証明書が必要ではないので簡単に口座を開設できることも魅力です。 | 0.1% |
OKEx | 香港の仮想通貨取引所。Binance、Huobiと並ぶ世界最大規模の取引所。 | -0.01% ~0.2% |
Huobi | 香港系の仮想通貨取引所。日本企業のSBIホールディングスと一時提携したことでも有名。 | 0.20% |
仮想通貨Substratum/サブストラタム(SUB)の将来性
Substratumの手軽さと親しみやすさは、Substratumネットワーク上で行われる技術開発や国際交流を促し、埋もれていた個人の力を引き出す手段となりえるものです。
Substratumを利用することで誰もが自作のコンテンツを公開できます。また誰もがそれを閲覧し、参加して質を向上させたり、利用することが可能となります。
さらに、Substratumは利用者に直接的な利益をもたらします。手持ちのパソコンやスマートフォンのリソースをブラウザを通して提供することで、利用者はその見返りとしてSUBを受け取ることができるからです。つまり、利用者はブラウザを開いておくだけで、眠っていても報酬を得ることが可能になります。
これらの要素は利用者にとって魅力的な物が多く、逆にこれといったリスクは見当たらないと言われています。そのためプロジェクトが現実のものとなれば、あらゆる層が積極的にSubstratumを導入することが予想されます。
このように、Substratumの可能性は非常に幅広いものであり、かつ有用です。その将来性は高く、大いに期待できるものであると言えます。
競合の仮想通貨としてGolemなどが挙げられますが、自作のコンテンツを公開し、誰もが閲覧・改善できるシステムは、他の通貨にはみられない特徴です。
Substratumに投資をするということは、その未来に向かう力を後押しすることにもつながってくるでしょう。Substratumはリターンへの期待もさることながら、購入者に魅力的な計画を応援するという、もう一つの楽しみを与えてくれる仮想通貨だと言えるでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか?今回は今話題の仮想通貨Substratumについて、深く掘り下げてみました。さてもう一度Substratumの主な特徴について少し振り返ってみましょう♪
①巨大な情報空間の構築
②PCやスマホをノードとしてネットワークに参加させる
③政治組織などの影響を受けない
④開かれた開発環境
⑤CryptoPay機能
が主な特徴でした。
この記事を読んで、Substratumはもちろんですが、少しでも仮想通貨に興味を持っていただけたら嬉しい限りです。今後はSubstratumに関する新しい情報が入り次第追記していこうと思います。