今更聞けないNISA(ニーサ)の基本!資産運用初心者のための基礎知識

 

「資産運用」「投資」というキーワードを聞いたことがあるのであれば、もちろん「NISA(ニーサ)」も小耳に挟んだことはあるのではないでしょうか。テレビCMや新聞記事などでも目に入ることがある「NISA(ニーサ)」ですが、最近まで私は知ったかぶりをしていました笑。同じような人が絶対いるはずです笑!

そこで今更聞けないNISA(ニーサ)の基本的な知識についてご紹介していきます。

 

NISAってそもそも何?!

引用元:photoAC

初めてNISAという言葉を目にした時、「まあ、何かの略なんだろうな」程度の興味しかありませんでした笑。ただ実際に調べてみると、投資を初めて体験する人でも比較的挑戦しやすい、なかなかお得な制度の多い資産運用の方法だということが分かりました。

NISAとは

何かの略であるNISAですが、日本語訳すると「少額投資非課税制度」です。漢字にすると、どんな制度なのかが分かりやすくなりますね笑。2014年1月にスタートした投資の優遇制度のことを指します。これは20歳以上の人なら誰でも行うことができます。

投資は、運用した時に得られた利益に税金がかかります。例えば100万円投資して、値上がりが起きて150万円の資産になったとしましょう。利益は50万円ですよね。通常の投資であれば、ここに20%の税が発生します。なので税金で50万円×0.2=10万円が税として引かれます。結構大きいですよね。

しかしNISAなら後に紹介する条件付きではあるものの、この税金がかかりません。得られた利益はそのままあなたの利益となります。

投資とは

そもそも投資そのものが、「利益を得るために資産を投下すること」とあります。しかしNISAも普通の投資も注意しなければならないのが「お金が増える”かもしれない”」と同時に「お金が減る”かもしれない”」という可能性もあるということです。確実性はないんですよね。

だからこそ、投資と聞くだけで「お金減るかもしれないんでしょ?!怖い!!」となる人も少なくありません。ただ、そこを理解した上でやるかやらないかは自分で決められるわけですから、あくまで”期待を込めて”長期的に運用することをおすすめします。

メリットとは

先にも紹介した通り、一番のメリットは運用で得られた利益や配当金が非課税というところです。条件としては、5年間NISAの口座で年間120万円の範囲内で購入した金融商品に限ります。とはいえ、少額から始めたい初心者からしてみれば、この範囲内で済むなら挑戦できそうな気がしますよね。

デメリットとは

ただしこの条件の他にも様々な制約があります。これらをデメリットとして捉えるか、それは致し方ないと受け入れるかによって、NISAをやる価値があるかどうかも決まると言えるでしょう。

まずNISAの口座は1人1口座しか開設することができません。NISAの非課税がお得だからといって、細々と分配して口座を開くことはできないのです。また新規の投資が対象となるため、すでに他の株式や投資信託を行っていて、NISAへ乗換!はできませんのでご了承ください。

参考文献:NISAの基礎知識:金融庁

NISAはどんな人におすすめ?!

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さてNISAの基本中の基本は理解できたでしょうか。もちろん運用方法やおすすめの金融商品などは他にも紹介されており、調べれば調べるほど奥が深いのが「資産運用」の世界だと考えています。ただ今回は最後に、NISAをおすすめできる人、NISAをやってみる価値がある人についてご紹介していきます。

少額投資に興味がある人

NISAはその名の通り、少額投資に向いています。そのため、投資には興味があるけれど、多額投下するつもりはないな〜という人には、資産運用導入編、実践編として向いているのではないでしょうか。頻繁な売買を行わない、じっくりコツコツ資産運用するのが好みという方にも向いているでしょう。

逆に多額投資やデイトレーダーのような人にとってみれば、NISAを開設する必要はあまりないと思います。

ちなみにメリットの追加点ですが、税制については「確定申告」のような手続きは不要なのもメリットです。口座を開設する時点で本人確認が終われば、後は証券会社が手続きを行ってくれるのです。税に関わる手続きが楽になるだけでも、資産運用初心者の人がやりやすいものと言えるでしょう。

資産運用の目的がはっきりしている人

資産運用でNISAとよく比較されるのが確定拠出年金です。そもそも制度自体全く異なるものではあるのですが、目的によってはNISAより確定拠出年金の方が適していたり、またその逆が起きたりします。

確定拠出年金は、加入した人が掛け金を積み立てていき、60歳になったら給付される、自分で行う年金制度のことです。自分専用口座に積み立てるので、自分で積み立てたお金が自分に返ってくるイメージです。ただし60歳まで原則引き出すことができないので、不便に感じる人がいるのも事実です。

一方、非課税枠は5年という縛りがあるものの、いつでも引き出すことのできるNISAは、長期的な積み立てには向きませんが、住宅ローンの頭金や子供の教育費など、5年という枠を最大限利用できる目的があれば向いていると言えます。

まとめ

NISA(ニーサ)=少額投資非課税制度についてご紹介してきました。アラサーの私は、使うだけ貯めるだけでなく、増やすも挑戦したい年頃なのですが、フリーランスとして活動し始めたばかりで少額しか投資にチャレンジできなかったのでNISAの知ったかぶりから解放されてから、一番身近な、挑戦したい資産運用の方法となりました。

難しく考え過ぎず、自分の目的に合った資産運用が一番おすすめですが、お得な制度が沢山あるNISAも、一度検討してみてくださいね。