ハンドメイドを副業に!売買の前に準備しておきたいこと

sylvanadams / Pixabay

一点一点手作りで、世界に一つとして同じものがないところが魅力のハンドメイド作品。作り手の気持ちが感じられて、使っているとなんだかほっこりしてきますよね。

そんなハンドメイド作品が、色々なところで売買できることをご存じですか?小さなハンカチから大きな本棚まで、本当に様々な作品がやり取りされています。

ハンドメイドは好きだけれど、売買となるとどこから手をつけたらいいのかわからない・・・そんな方もいるかもしれません。

今回は筆者の体験も交えて、ハンドメイド作品を売買する前に準備しておきたいことをご紹介したいと思います。

売る前に考えておきたいこと

klimkin / Pixabay

ハンドメイド作品を売買するときには、いくつかのことを前もって決めておくと、スムーズに始められます。

コンセプトを決める

あなたが街を歩いているときに、あるお店を見つけたとします。

何を売っているお店なのか、どういった客層向けのお店なのか、そこに自分の趣味、あるいは探しているもの合うようなものが売っているのかどうか・・・いわゆる「そのお店のコンセプト」を、看板や、お店の佇まい、ショーウインドウなどから判断しているのではないでしょうか?

それを同じことを、あなたのハンドメイド作品を探しにくるお客様もすると考えてみましょう。

作品自体はもちろん、商品タグの色、文字のフォント、看板の雰囲気など・・・「私の作る作品はこんな雰囲気です」というコンセプトが感じられ、またそれに統一感があるほど、コンセプトに合ったお客様が集まりやすくなり、結果として販売につながります。

作家名を決める

FirmBee / Pixabay

インターネットで売るにしても、カフェ等で売るにしても、必ず用意する必要があるのが「作家名」です。

コンセプトに合わせて決めても良いの、例えばおしゃれなコンセプトに合わせるあまりどうやって読めばよいのかわからないような名前にしてしまうと、後々困る場面がでてくるので気をつけましょう。

できるだけ、誰にでも読みやすい名前にするのがおすすめです。領収書などの各種書類に記載することも多いので、自分でも手書きしやすいことはもちろん、他の人が記載する際に困るような特殊記号は使わないようにすることも大切です。

ブランド名を決める

narciso1 / Pixabay

ハンドメイド作品を販売する際には、販売用のタグをつけたり、Thank youカードを添付してお渡しすることも多いと思います。場合によっては包装する袋なども自分で用意することもあります。

そういった資材には、ぜひブランド名を記載しておきましょう。ブランド名を明記することで、気に入ってもらえたときにそれを頼りにリピートしてもらえるようになります。

ブランド名は作家名と同様お客様の目につく機会が多いので、コンセプトに沿いつつ、何より覚えてもらいやすい事を念頭に決めるとよいでしょう。誰にでも読みやすいものを選ぶということも大切です。

これは筆者の失敗談ですが、スペイン語で「女の子達」を意味する「chicas(チカス)」というブランド名をつけたところ、「キカス」と読まれてしまったり、スペイン語の意味を知らない方から「どういう意味なの?」と聞かれてしまったりしました。いくらコンセプトに沿っていても、正確に読んでもらえなかったり意味を理解してもらえなくては、意味がないと実感しました。

ちなみに布小物を作った際などは、布製のタグをつけることでぐっと作品のクオリティが上がります。「Handmade」などと書かれた市販のタグを使ってももちろん良いのですが、自分のブランド名の入ったタグをつけると、使っているお客様にブランド名を覚えてもらいやすくなりますし、他の方にもおすすめする際にブランド名を指定して紹介してもらえるので、宣伝にもなります。

WEB媒体を準備しておく

coffeebeanworks / Pixabay

ハンドメイド専用のブログやHPを作成しておくと、売買を始めたあとに役に立ちます。

お客様に検索してもらえる

事前にブログやHPを作っておけば、タグや名刺などの資材にURLを記載できます。

実際に買っていただいたお客様からの検索はもちろん、作品やパンフレットだけ見て興味を持ったけれど、今日はまだ買うかどうか決められない・・・というお客様にも、HPやブログの内容を見てもらうことで販売へのアピールをすることができます。

また実際に買ったお客様からの感想の投稿や、これから買おうとしているお客様からの質問に回答することができる機能をつけておけば、双方向でのやりとりができ、作家としての信頼度もアップします。

作品を効果的にアピールできる

geralt / Pixabay

インターネットのハンドメイドサイトでも写真や文章での商品アピールはできますが、掲載できる写真の枚数に限りがあったりと色々な制限がある場合もあります。

そんな時は、ブログやHPで詳細を記載しておくと便利です。

例えば筆者は、ハンドメイドサイトでは載せきれない詳細な写真や、作成途中の工程でどれくらい丁寧に心をこめて作っているか、イベント報告、売買した後の感想などをブログに記事として載せておきました。

その結果、ハンドメイドサイトの情報だけでは買うのに踏み切れなかったお客様が購入してくださったり、またハンドメイドサイトを知らずにブログ検索から訪問した方がハンドメイドサイトで購入してくださったりと、嬉しい効果が色々とありました。

なおハンドメイドサイトではプロフィール欄などで自分のブログを登録できることもありますが、フリマアプリなどで外部HPへのURL貼り付けができない場合は「ブランド名○○○で検索してください」等の文言で、訪問してもらえるようにしておきましょう。

まとめ

いかがでしたか?

ハンドメイド作品を売ろう!と焦るまえに、ぜひ一呼吸おいて準備をしてみてくださいね。きっとスムーズに売買を始められるはずです。