Numerai(ヌメライ/ニューメライ)とは?使い方や仕組み・チャートについて解説!

アヤネ
こんにちは!fincleライターのアヤネです

今回はNumerai(ヌメライ/ニューメライ)という仮想通貨について紹介していきます。

アヤネ
ヌメライ?!なんかぬめぬめしてそうですね、、

今金融業界を騒がせている(らしい)この仮想通貨。なにがそんなに話題になっているのでしょうか?以下で詳しく見ていきましょう。

仮想通貨Numerai(ヌメライ/ニューメライ)とは?

このコインが公開されたのは2015年12月1日。開発者は南アフリカ人のリチャード・クレイブ。彼はサンフランシスコでヌメライ(numerai)という仮想通貨を開発しました。

ヌメライの単位はヌメライア(Numeraire NMR)で、発行上限枚数は2100万枚。

ヌメライはイーサリアムプラットフォーム上にあるトークンの一つで、このヌメライアトークンと引き換えに世界中のデータ科学者がAIに関する資料を提出するという仕組みで成り立っています。

アヤネ
へぇ~今までのコインとはちょっと違う仕組みですね

Numerai(ヌメライ/ニューメライ)の仕組み

PIRO4D / Pixabay

先程少し述べた通り、ヌメライはトークンと引き換えにデータを提出するという仕組みで成り立っています。

アヤネ
データってに何に関するデータしょうか?

ここで集められるデータは市場・金融にかかわるもので、ヌメライはこのデータをたくさん集めることで今後の経済動向を読み解く精度を上げていきます。(主に株式市場の予測に使われる)

では、ここからはこの仕組みについてもう少し詳しく見ていくことにします。

まず、週に一度たくさんの科学者がプラットフォーム上に自分が集めた(試した)データを晒す”トーナメンント”を行います。

アヤネ
なんかかっこいいですね!アニメとか漫画とか見てるみたいです(笑)

この中で優秀なデータを提供してくれた科学者、上位100名に報酬としてヌメライアトークンが付与されます。

このヌメライアトークンはイーサリアムプラットフォーム上ににあるので、イーサリアムプラットフォームを用いたコインであればどのようなコインとも交換することができるのです。

またこの時提出されたデータは機械によって自動で学習され、今後の市場分析に役立てられていくという仕組みになっています。

ただし、この時提出されたデータはほかの人が見ることはできないためデータが盗まれたり、剽窃されるようなことはありません。

データを見られるのはプラットフォーム(機械)のみで、機械はAI機能を搭載しているので共有されたデータをすべて自動で吸収し、自己学習を繰り返していきます。

こうして機械はデータを集積することで賢くなり、市場の分析・経済動向をより正確に見通すことができるようになります。

アヤネ
なるほどね!科学者にとってもヌメライにとってもいいことしかないってことね!考えた人すごいな
アヤネ
しかも、データを共有する科学者は匿名でいいらしいね!名前を後悔しても問題はないみたいだけど。ネット社会ネット社会になって匿名っていうのが当たり前になってきたけど、こんなとこも匿名なんだね

Numerai(ヌメライ/ニューメライ)の特徴

さて、ここからはヌメライの特徴を見ていきましょう。

アヤネ
もう特徴しかない気がするんだけど(特徴しかないってなんだよ)

①データ集積のためのトーナメンント

②取引所が極端に少ない

③取引スピードが遅い

④ヌメライが上場するときにICOをしなかった

以上の4点があげられそうです。詳しく見ていきます。

データ集積のためのトーナメント

さきほどからこの話しかしていませんが、ヌメライの一番の特徴はなんとってもこのトーナメントです。

ヌメライという会社は、ブロックチェーンの技術とAIを使用したヘッジファンドです。

ヘッジファンドとは、市場がどのようになっても(上がっても下がっても)利益を上げ続けることを目的とした会社のことです。

市場の予測をするためにはたくさんの優秀なデータが必要です。

なぜそんなにも<優秀な>データが必要なのでしょうか?

それは機械が過去の事例には当てはまるけど、今後おこることに当てはまらないもの(過学習)に陥ってしまわないためです。

優秀(正確)なデータがたくさん集まれば過学習に陥ることを防げるので、より精密で正確な未来予測をすることが可能になるのです。

アヤネ
やっぱ、ヌメライってすごいんですね

取引所が極端に少ない

これは”日本国内で”という意味ではなく、世界的にみてもヌメライを手に入れることができる取引所はBittrexとForkDelta,YoBit, Upbit,BITBOXという取引所のみのようです。

ビットボックス以外はどれもも海外の取引所ですね。

海外の取引所はどれも日本語対応はしていないみたいなので、グーグル翻訳に活躍してもらいながら取引することになりそうですね。

アヤネ
ビットトレックスは世界的に有名だから何となく名前は知ってるけど、ほかの海外の取引所は知らないな。取引したいならビットトレックスかビットボックスが安心かも!

海外の取引所で取引する場合は直接日本円でヌメライを買うことはできないので、一旦日本の取引所に登録してそこでビットコインなどを日本円で買い、そのビットコインを海外の取引所(例えばビットレックス)に送金するという流れになります。

アヤネ
取引所で手に入れるほかには、データ科学者になってトーナメントで100位以内に入るしかないのですね…私には無理そうです(笑)

取引スピードが遅い

はい、ここでブロックチェーンの仕組みを思い出してください。

取引を承認する際に計算をしましたね。ヌメライも同様に計算をして値を出すのですが、このときヌメライではデータを暗号化したまま計算を行うので(データの内容を見られないようにするため)計算スピードがどうしても下がってしまいます。

取引スピードに関して問題に上がることが多いこの世界においては重大な問題ですね。

アヤネ
ヌメライを扱うためには英語に抵抗がないことが大事でしょう。あとはあんまり最新の情報がないことがネックですね。加えてヌメライはあまり有名じゃありませんしね。

上場するときにICOをしなかった

ほとんどのコインが上場する際にはICOをして資金を調達するようですが、このヌメライはICOをしなかったみたいです。

ICOを行えばある程度の人数にヌメライアというトークンが配布されますが、この会社はICOを行わなかったためトークンの配布もありませんでした。

アヤネ
そもそもヌメライを手に入れることが難しかった(当初はヌメライを扱っている取引所はなく、2017年になってやっと取引所で取引可能になった)のに、初めの段階でも配っていなかったんですね。

Numerai(ヌメライ/ニューメライ)の最新チャート

2017年の6月から取引可能になったヌメライは当初、価格の乱高下が激しかったようですが2018年9月現在は右から下がりのようです。

当初よりヌメライを扱っている取引所は増えたのですが、なぜが人気がないようです。今後どうなっていくのでしょうか?

ちなみに現在(2018年9月14日)の価格は1NMR=3.67ドルとなっています。

アヤネ
1ドル以下のの仮想通貨はざらにあるので、ヌメライはすごく安いってわけではないですね。

Numerai(ヌメライ/ニューメライ)の将来性

このようなヌメライ。今後どうなっていくのでしょうか。

投資先として考えると、今の状況(過去の状況をみても下がっていることが多い)では下がり続けているので良いとは言えないかもしれませんが、この技術が期待できるものであることは間違いありませんね。

ヌメライの時価総額はというと、4,951,134ドルです。時価総額ランキングでは542位となっていました。

アヤネ
んー低いですね
アヤネ
ただ技術が技術だけに今後上がってきそうな気もしますが。難しそうですね。

最後に

今回はヌメライについて扱ってきました。まだまだ情報の少ないヌメライ。今後がどうなっていくのか楽しみですね。

アヤネ
以上、アヤネがお伝えしました