夫婦や恋人が別れるにあたって、別れた原因として「価値観の違い」というのをよく耳にすると思いませんか?
耳なじみがありすぎて、あなたも「価値観の違い」という言葉を良く使っているのではないでしょうか。
しかし、「価値観の違い」とは具体的にどのようなことを言うか、あなたはご存知ですか。
そこで今回は、「価値観の違い」が意味することを知ることによって、夫婦や恋人はたまた周りの人間関係をも変えられるのではないかというお話をさせていただきたいと思います。
目次
「価値観の違い」とは?
それでは、早速ですが「価値観の違い」とは擬態的にどのようなものなのか、一緒に見てみましょう。
価値観とは?
まず、「価値観の違い」の「価値観」について考えてみましょう。
この「価値観」ですが、分かりやすくいえば優先順位のことなのではないでしょうか?あなたが何を一番大切に考えているか、二番目は何が大切なのかというリスト状になった優先順位が価値観なのではないかと私は考えます。
「価値観の違い」とは?
では、「価値観の違い」とは、どのようなことでしょうか?
それは、あなたと他人が大切に考えるリストの順位の違いですよね。
確かに、あなたが一番に大切に考えていることを、夫や恋人が大切に考えていないと合わないと感じますよね。その優先順位のリストに違いがあればあるほど合わないと感じることが多くなって、別れへと発展してしまうのでしょう。
「価値観の違い」が具体的にどのようなものかを知ると、合わないと感じる理由が分かりましたよね。
「価値観の違い」が生まれやすい価値観とは?
「価値観の違い」について知ったところで、その違いが生まれやすい価値観にはどのようなものがあるのでしょうか?
次は、「価値観の違い」が現れやすい価値観について、一緒に見てみましょう。
食に対する価値観
まず、一番重要ではないかと思えるのが、この食に対する価値観です。
例えば、洋食が好きなあなたが和食が好きな人と食事をする場合、一度だけならさほどストレスには感じませんよね?しかし、夫婦となって何度も食事をするようになった場合、どうなるでしょうか?合わないと感じてしまうかもしれませんよね。
他にも、食事に興味がある人と興味がない人でも合わないと感じてしまうかもしれません。
夫婦となった場合、数え切れないほど一緒に食事をすることになりますよね。ですから、食に対する価値観は同じでなくとも、近い人であるほうが良さそうですよね。
お金に対する価値観
次に、重要ではないかと思えるのが、お金に対する価値観です。
お金に対する価値観は、育ってきた環境や社会人として過ごした環境などによって培われた金銭感覚によって異なります。
例えば、借金に抵抗がある人と抵抗がない人、よく考えて物を購入する人と思い立ったらすぐに買ってしまう人など、合わないと感じてしまう要素はたくさんあります。
この金銭感覚に正解はないとは思いますが、こちらも同じでなくとも近い人であるのが理想的ですよね。
仕事に対する価値観
次は、男女の間では必ずといってもいいほど「価値観の違い」が生まれてしまう仕事に対する価値観です。
やはり、男性は家庭などより仕事を優先しがちだと思いませんか?そして、女性は家庭を優先して欲しいと思っていますよね。ここに、「価値観の違い」が生まれます。
他にも、結婚後は専業主婦になってほしいと考える男性と、結婚後もバリバリと働きたいと考える女性。こんなところにも、「価値観の違い」が潜んでいます。
この仕事に対する価値観は、前の2つに比べると話し合いなどで解決できる可能性があるので価値観が違うからダメだとは言い切れないですね。
子育てに対する価値観
次の、子育てに対する価値観の違いもよくもめていると耳にする価値観ではないでしょうか。
例えば、勉強をさせるか遊びを優先させるかなど、子供の将来に関しては自分以上に真剣に考えて行動するのが親というものでしょう。
子供は夫婦にとって宝物のような存在です。だからこそ、どちらも真剣に考えますす。その結果、子育てに対する価値観が違うと夫婦間で大きな問題になりかねないですよね。
過ごした年代や場所による価値観
最後に、価値観が形成される主な要素として過ごした年代や場所が重要だと私は考えています。
やはり、同じ時代や同じ場所で過ごした人同士であれば、共有したり共感するできることが多いと思いませんか?
だとすれば、違う年代や違う場所で過ごした人であれば、共有できなかったり、共感できなかったりして「価値観の違い」を感じてしまうのではないでしょうか。
「価値観の違い」どうすればいい?
では、「価値観の違い」を感じた時に、どのようにすれば人間関係は良好に保てるのでしょうか?
実体験から見つけた方法をご紹介させていただきますので、一緒に見てみましょう。
「価値観の違い」は当たり前だと心得る
ここまで、「価値観の違い」や「価値観」についてお話してきましたが、価値観が全く同じ人というのは存在しないというのは想像できますよね。
育ってきた環境や過ごしてきた場所などが違う以上、多かれ少なかれ「価値観の違い」は存在します。
ですから、「価値観が違う」ことが当たり前だと心得るだけで、合わないと感じたときの精神状態が少し違ってくるものですよ。
そう考えることによって、以前までなら「合わない」と感じていたことが、「こういう考え方もあるんだ」なんて、感心してしまうこともありますよ。心得ひとつで、感じ方が変わるものなんですね。
価値観の同じところに目を向ける
そもそも、価値観というと違いばかりがクローズアップされがちですよね。
まずは、それをやめましょう!
そうはいっても、価値観の合う部分は無意識のうちに過ぎていく時間の中に存在します。なかなか見つけにくいですが、意外と合わない部分より合う部分がおおいものですよ。
合う部分を見つけられたら、「ココは合わないけど、ココは合うから一緒にいられる」と考えられるのではないでしょうか。そう考えることを繰り返していくうちに、お互いの価値観が少しは近付いてくると思いませんか。私は合う部分に目を向けることによって、相手との価値観がかなり近付いたと思いますよ。
価値観リストの上位を確認しあう
これが一番難しく重要なことですが、あなたとパートナーが何を大切に考えているかの優先順位トップ3について、話し合う時間を持ちましょう。
そして、お互いにどうしてもゆずれない価値観について理解してみてはいかがでしょうか。
こうして、お互いにしっかりと主張することによって譲り合える部分は譲り合える良好な関係が築けますよ。とはいっても、譲り合いであって、どちらか片方の我慢であってはいけません。
私も、こうして価値観のすりあわせを定期的にしています。やはり、価値観は時間とともに変わってくるので長く一緒にいる場合には定期的にこのような機会を設けた方がいいですね。
まとめ
今回は、「価値観の違い」を知れば人間関係が変えられるというお話をご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
やはり、価値観の近い人をパートナーに選ぶのが一番ですよね。
ですが、価値観が全く同じ人間はきっといないでしょう。
そんなときには、少しでも価値観の違いを楽しめるようになれば、「価値観の違い」で別れることはなくなるかもしれませんね。