結婚費用をとことん節約、新生活の貯蓄も視野に入れた結婚式とは?

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一生に一度の大切なセレモニーである結婚式にかかる費用は、いったいどれぐらいなのでしょうか。もちろん、式のやり方や会場によってもことなりますが、安いに越したことはありません。

そこで今回は、結婚式の費用を少しでも節約して、その後の生活費や貯蓄に回そうというお話しです。

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一般的な結婚式の費用

結婚式にかかる費用の概算を出すには、式に呼ぶ招待客の人数に5を掛けるという方法があります。つまり、新郎新婦それぞれ50人づつ招待すると100×5で500万円ということになります。

ただし、会場や形式などでも異なり、それぞれかなりの差がありますので、結婚式に関しては平均いくらとか、相場はいくらというハッキリした答えはありません。

お金をかけようと思えば上限はありませんし、質素に2人だけで誓い合うだけとなれば費用はかかりません。という事は、つまり結婚式の費用はアイデア次第でいくらでも節約できるのです。

引用: pakutaso

節約できるもの

どんな結婚式をするのかにもよりますが、一般的な挙式を例にすると沢山の節約ポイントがあります。その前に、節約したいのであれば前提として有名な式場やホテルは選択肢から外してください。

こちら側の要望に対して「それは出来ません」など融通が利かない事が多く、無駄とも思えるオプションなどがたくさんあり、ついつい付けたくなります。

①花代

テーブルの装花やブーケ、コサージュ、花束贈呈など、とにかく沢山の花を使用しますが、実はかなりの金額になります。テーブルのお花ぐらいなら、自分で作ってしまえばかなり費用が抑えられます。

②衣装

ほとんどの場合、新郎新婦ともにレンタル衣装になると思いますが、和装・洋装どちらも中古で購入する方が安い場合もあります。レンタル衣装も絶対に削減できます。

ウエディングドレスひとつとっても、お色直しの回数×レンタル代です。短時間の着用に1着数十万かかるのです。レンタル落ちや中古を購入すれば数千円で済むことだってあります。

③想い出の記録

最近の式場では、写真やビデオに当日の様子を記録してくれるのですが、これもオプションとなっている事が多いです。

式が終わった数日後には、豪華なアルバムや編集されたDVDがもらえますが、もちろんプロの方が撮影から編集まで全て行いますので高額です。

しかし、これも招待するまで親しくはない程度の知人にお願いすれば、日当を支払えば喜んで撮影してくれます。撮影だけしてもらって、編集を自分たちでするという方もいらっしゃいます。

④引き出物

引き出物は何でも良いのですが、式場のカタログなどからではなく自分たちで探してください。ギフトショップなどの専門店でなくても趣旨を伝えれば引き出物用の包装で対応してくれます。

こうしたショップなどの場合、たくさん買えば買うほど割引してもらえる他に、挙式の当日会場に運んでくれたりしますので、ネットショップなどを利用して自分たちで何度も運ぶ手間も省けます。

引用: pakutaso

重要な会場選び

上記①~④を見て共通点に気づいた方はいらっしゃいますか? 実は、この節約術を実際にするためには会場が「持込OK」である必要があるのです。全て持込みができてこその節約なのです。

持込みOKの会場であれば、場合によっては半額以下で準備できる事もあります。しかし大きな式場やホテルのほとんどは持込みNGです。

持込みが出来ない理由

例えば新婦が「一生に一度の結婚式だからブーケを自分で手作りしたい」と申し出たとします。基本的には持込みNGなので、どうしてもという場合はブーケ代の代わりに「持込み料」を取られます。

納得できないですね。でもこれは仕方ないのです。ホテルや式場は、花は○○生花店、引き出物は○○、というように外部業者へ委託しています。

貴女たちが花のトータル金額として支払う何割かが、式場やホテルの売上げになるのです。何から何まで高いのはそういう背景があるからなのです。

ですから、持ち込み料の場合は全額が会場側の儲けという事です。何だかとてももったいない出費だと思いませんか? 式場やホテルではなく、持込みOKの会場にするのは節約の絶対条件なのです。

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手作りの結婚式

結婚式は式場やホテルでしなければならないと思っていませんか? 普段通っているレストランや喫茶店、屋外だって会場として利用できるのです。

お店の場合は貸し切りになりますので、お料理とは別に貸切料金がかかるところもありますが、それでも式場やホテルと比べたらかなり安く済みます。

飾りつけなどもお友達に声をかけて手伝ってもらったりして行う、文字通り手作りの結婚式はとても思い出に残るものになります。実際に招待された事がありますが、本当に素敵でしたよ!

マニュアル通りの結婚式とは違って、進行も自分たちで決められるので、堅苦しい挨拶や長々と続くスピーチなども調整できて招待される側にもありがたかったりします。

 

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節約のポイント

具体的にどうすれば節約になるのか、費用を抑えられるのかはイメージできたかと思います。とにかく自分でできる事は自分でするというのが節約ポイントなのです。

もしもブーケを手作りする場合は、生の花と決まっているわけではありませんので、造花で作れば安価ですし失敗してもやり直しがきき、百円ショップの造花でも素敵な物が出来上がります。

そして、極端に言ってしまうと衣装は何もウエディングドレスでなくても良いのです。パーティードレスでも十分で、新郎だって普通のスーツにコサージュぐらいでOKです。

ご祝儀をあてにしてはダメ

「結婚式の費用はご祝儀と相殺で、自己負担分なんてほんのわずかでしょ」なんて思っていませんか? 一般的な結婚式の費用はご祝儀の合計額よりも多いのが現実のようです。

参考サイト: ゼクシィ

ある程度想定していた予算が節約した結果かなり残れば、その後の生活費として貯金に回すことができます。挙式の後に新婚旅行へ行くなら、お財布の中身を気にせず思い切り楽しめます。

まとめ

今回は結婚式の費用を節約するためのお話しをしましたが、いかがだったでしょうか。一生に一度のライフイベントだからとお金を無駄にするような事はしたくないですよね。

お友達や親戚縁者に、「この人と結婚します」というお披露目をする場なのですから、形式などにこだわる必要もなければ費用をかければいいというものでもありません。

全てが無理でも出来そうな事なら面倒がらずにチャレンジすることが節約に繋がります。残った分は生活費や貯蓄、新しい家族が増えた時のための蓄えにしてください。