皆さんは仮想通貨のMonaco(モナコ/MCO)を知っていますか?
Monacoは香港に拠点を置くクレジットカード会社Monacoによって開発されている仮想通貨で、仮想通貨でデビット機能を利用できるようにすることを目的に開発されています。
既にVisaカードとの提携を済ませるなど、展開が早く期待度の高い通貨となっています。
今回はMonacoについて詳しく解説していきます!
目次
Monacoとは?
先ほども解説したとおり、Monacoは仮想通貨でデビット機能を利用できるようにすることを目的に開発されている通貨です。
また、所有している複数の仮想通貨をMonacoのアカウント内に保管・管理することが可能となっており世界中どこにいても手数料をかけずに出入金が可能です。
2017年7月に上場し、徐々に注目を集めている仮想通貨となっています。
具体的な特徴は後ほど詳しく解説するので、まずは基本情報について確認していきましょう!
通貨名 | Monaco |
通貨単位 | MCO |
発行上限 | 3160万枚 |
時価総額 | 約83億円 |
ホワイトペーパー | https://bravenewcoin.com/assets/Whitepapers/monaco-whitepaper.pdf |
公式サイト | https://mco.crypto.com/en/index.html |
公式Twitter | https://twitter.com/MCO_Crypto |
時価総額ランキングでは現在92位(2018年8月現在)に位置しています。
また、取引価格は1MCO=524円(2018年8月現在)で取引されています。
2017年12月に一時1MCO=2000円前後の値を付けていましたが、その後は500~700円前後で安定しています。
Monacoの特徴
Monacoの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう!
仮想通貨をVISAデビットカードとして利用可能
Monaco最大の特徴が、仮想通貨をデビットカードとして利用可能というところです。
具体的には、Monaco社が発行するデビットカードにビットコインやイーサリアムをチャージしておくことでレート通りに法定通貨に両替・決済をすることが可能となります。
また、デビットカードはVISAからの承認を受けておりアジアを中心に広く利用することが可能に。
現時点ではビットコインとイーサリアムのみ利用可能ですが、最終的にはすべての仮想通貨で利用可能になるよう開発を続けています。
さらに大きな特徴として、所持しているMCOの量によってカードのグレードが変わり特典を受けることができます。
例えば、上位のグレードである場合には利用金額に応じて一部がキャッシュバックされるようになっています。
また、MonaoVISAデビットカードは既に世界4200万店舗で利用可能となっています。
最適な為替レートで現金への変換が可能
Monaco専用のアプリを利用すれば、リアルタイムで最適な為替レートを採用し現金へ変換することが可能です。
これにより、為替変動リスクを最小限に抑えることができます。
また、この際に掛かる手数料は無料のため不必要な出費を抑えることが可能に。
世界120カ国へ無料送金、出金手数料が無料
Monacoはアジアを中心に世界120カ国へ無料送金が可能となっています。
また、先ほども解説した通りその際に発生する出金手数料が無料となっており利便性の高さがウリです。
Monaco専用ウォレットアプリ
先ほども解説した通り、Monacoは独自にウォレットアプリを開発しています。
このアプリではMCOの管理はもちろんのこと、ビットコインやイーサリアムをはじめ20種類以上の仮想通貨を管理することが可能です。
このアプリ内で、先ほど紹介したようにMCOをリアルタイムで最適な為替レートで交換することが可能となっているのです。
また、同様にビットコインなど他の仮想通貨をMonacoに交換することも可能です(手数料1%)。
アプリでは他にも予算管理やメモなどさまざまな機能を搭載しています。
Monacoの将来性
Monacoの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう!
Visaカードと締結済み
Monacoの将来性を考える上で、特に重要なのがVisaカードと既に締結済みであることです。
決済を目的とする仮想通貨は多数存在しますが、Visaデビットカードとして決済できる仮想通貨はまだまだ少ないです。
ビットコインで決済可能な店舗というのは増えているものの、まだまだ発展途上にあるのが現状です。
それに対し、MonacoはVisaに対応している店舗ならば決済利用することが可能となっておりこれはとても大きな利点でしょう。
仮想通貨に対する世間のイメージというのは、怪しいなど厳しい目を向けられているのは事実です。
世界的に認められているVisaと締結をし、実際に利用可能であることは仮想通貨全体の信頼性向上にも繋がります。
競合の存在
Visaデビットカードを仮想通貨で決済できる点は大きな魅力ですが、既に競合も存在しています。
例えば2016年9月にリリースされたTenx(テンエックス/PAY)はカードとウォレットが紐づけされているためMonacoのようにわざわざアプリのウォレットへ移動させる必要がありません。
そのため、Monacoと比べ手間も掛からずウォレットに移す際に発生する手数料も無いのでMonacoと比べメリットが明確です。
このようなデメリットがある中、今後Monacoがどのようにして差別化を図るかが重要になってくるでしょう。
Monacoの取引所
国内取引所でMonacoは取り扱われていません。
Monacoを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
LATOKEN | ロシア | 不明 | 67種類 |
Bithumb | 韓国 | 0~0.15% | 39種類 |
OKEx | マルタ | 0.15%/0.2% | 90種類 |
Monacoの買い方
Monacoがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
Monacoを取り扱っている海外の取引所に登録
Monacoは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、Monacoを購入することが可能となります!
おわりに
今回は仮想通貨のMonacoについて詳しく解説しました!
デビット機能を備えたMonacoは、普及すれば間違いなく普段の生活で当たり前のように使われるようになるでしょう。
競合の存在など、まだまだ課題はありますが今後どのようにして差別化を図るのか注目していきたいところです。
最後に、もう一度特徴について確認していきましょう。
- 仮想通貨をVISAデビットカードとして利用可能
- 最適な為替レートで現金への交換が可能
- 世界120カ国へ無料送金、出金手数料が無料
- Monaco専用ウォレットアプリ
このようになっています!
今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。