仮想通貨のAragon(アラゴン/ANT)とは?特徴や買い方などについて徹底解説!

ケント
こんにちは、fincle専属ライターのケントです!

あなたはAragon(アラゴン/ANT)という仮想通貨を知っていますか?

Aragonは営利組織や非営利組織など、世界中にあるさまざまな組織の透明性や組織力を向上させるために誕生しました。

企業が活動をする目的には利益を上げることがありますが、最終的には社会に貢献するためにあります。

しかし、企業が新しいイノベーションを起こそうとする際に立ちはだかるのが第三者による規制です。

第三者にはもちろん国や政府が当てはまりますが、Aragonはイーサリアムをベースとしたプラットフォームを開発することでそういった規制によるイノベーションが妨害されることをか解決する狙いがあります。

ケント
どのような仕組みでAragonが機能するのかは後ほど詳しく説明しますね。

さっそく、Aragonがどのような通貨なのか確認していきましょう!

 

Aragonとは?

先ほども解説した通り、Aragonは営利組織や非営利組織など、世界中にあるさまざまな組織の透明性や組織力を向上させるために誕生しました。

具体的には、イーサリアムをベースとした独自のプラットフォームを開発することでそのような団体に貢献するという仕組みになっています。

どのような仕組みなのか、後ほど詳しく解説するのでまずは基本情報について確認していきましょう!

通貨Aragon
通貨名ANT
時価総額約23億円
発行上限3960万枚
ホワイトペーパーhttps://github.com/aragon/whitepaper
公式サイトhttps://aragon.org/
公式Twitterhttps://twitter.com/AragonProject

時価総額ランキングでは現在210位(2018年10月現在)に位置しています。

また、取引価格は1ANT=84(2018年10月現在)で取引されています。

2018年6月に一時1ANT=180円前後の値を付けていましたが、その後は100円前後で安定しています。

 

Aragonの特徴

Free-Photos / Pixabay

Aragonの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう!

 

イーサリアムベースの企業管理システム

Aragon最大の特徴といえるのが、イーサリアムをベースとした企業管理システム機能を兼ね備えていることです。

新しいイノベーションを起こそうと事業を興す企業は多くありますが、企業を運営する上ではさまざまな制約やルールがつきまといます。

例えば資本形成、会計、給与計算などなど…この他にも業務上必要な手続きがたくさん存在します。

このような部分で調整を行うだけで、多くのコストが発生するのは資本力の低い企業にとって大きな問題でしょう。

Aragonではこのように組織運営で欠かせない手続きを、独自のプラットフォームを利用することで利用者の負担を軽減します。

また、イーサリアムベースであるためスマートコントラクトも搭載されています。

これにより、契約上で必要な煩わしい手続きも簡略化することが可能になるのです。

ケント
スマートコントラクトとは、簡単にいうと「人の手を介さずに契約を自動・正確に実行する仕組み」です。

企業側はAragonを利用することで、サービス開発に集中して取り組むことが可能となるのです。

 

分散型自立組織(DAO)

Aragonは最終的に、組織運営をすべてプラットフォーム上で管理可能な世界を目指しています。

例えば、株式の管理保有や給与の支払いなど…。

それらをすべて脱中央集権化、つまり分散型自立組織(DAO)の実現を目指しています。

ケント
DAOはDecentralized Autonomous Organizationの略で、中央に管理者を置かず事前に取り決めしたルール・原則によってすべての意思決定を行うことを目指した考え方です。

分散型自立組織が実現した世界では、現代で発生しているような第三者による不正が不可能になります。

ケント
中央に人間ではなくブロックチェーンを利用したネットワークを活用することでこのような世界を実現できるということですね。

 

若き天才ルイス・アイヴァン・クエンデ

Aragonが注目を集める理由の一つに開発者の存在があります。

その開発者の名はLUIS IVÁN CUENDE(ルイス・アルヴァン・クエンデ)です。

同氏がなぜ注目を集めるのか、それはわずか22歳の若さにしてAragonプロジェクトをスタートさせたからです。

スペイン人である彼は、3歳の時に初めてパソコンに触れ遊びとしてプログラミングをマスター。

その後12歳で起業し、中学生の頃には世界中のユースカンファレンスなどに登壇し知名度を上げていきました。

ケント
自分が12歳の頃なんて毎日ドッジボールしかしてなかったよ…。

元々はフリーソフトウェア系の企業を興すなどしていましたが、ビットコインと出会ったことを機にブロックチェーン開発に力を入れることになりました。

数年後にはStamparyというブロックチェーンを利用した監査取得サービスを開発。

このような活躍を受け、ルイス氏はフォーブス誌が選ぶ30歳以下の世界の技術者30人にノミネートしました。

そして2017年、とうとうイーサリアムをベースとしたAragonの開発を行うこととなったのです。

以上のような実績を残していることから、同じく若くしてイーサリアムを開発したVitalik Buterin(ヴィタリック・ブテリン)氏に習い第二のブテリンとの呼び声もあります。

ぼくはクリプトアナキスト──21歳の天才ハッカーがブロックチェーンにみる夢
↑WIRED誌で詳しく特集された記事はコチラ(日本語)

 

Aragonの将来性

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Aragonの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう!

Aragonの将来性ですが、構想自体は魅力的なものの実現可能性があるかどうかという懸念点があります。

というのも、世界中に幾つもある組織がAragonという一つのプラットフォーム上で活動するというのは現時点ではあまりに壮大すぎる計画であるためです。

Aragonに限らず、ブロックチェーン自体まだまだ広くは受け入れられていないという現状があります。

そのため、今後すぐに価格が上がるというのはあまり考えられないといっていいでしょう。

しかし、開発者であるルイス氏は先ほど説明したように世界的な開発者であることは間違いありません。

Aragon自体に対してだけでなく、ルイス氏の将来性に対し投資をしたいという人も多いでしょう。

ケント
顔もかっこいいし、女性ファンも増えそう…!

 

Aragonの取引所

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国内取引所でAragonは取り扱われていません。

Aragonを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。

主にこれらの取引所で取引が可能となっています。

取引所手数料(Maker/Taker)取り扱いコイン数
Liquiウクライナ0.1%/0.25%70種類以上
Upbit韓国0.05~0.25%124種類
Bittrexアメリカ0.25%約200種類

 

Aragonの買い方

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Aragonがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。

海外の取引所で買うと少しハードルが高そうですが、簡単なので安心してください!

 

Aragonを取り扱っている海外の取引所に登録

Aragonは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。

何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。

 

国内の取引所に登録してビットコインなどを購入

海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。

海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。

そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。

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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金

国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。

送金が完了すれば、Aragonを購入することが可能となります!

 

おわりに

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今回は仮想通貨のAragonについて詳しく解説しました。

通貨としての可能性はもちろんですが、何より開発者であるルイス氏のことが気になったという方も多いのではないでしょうか。

最後に、もう一度特徴について確認しておきましょう。

  1. イーサリアムベースの企業管理システム
  2. 分散型自立組織(DAO)
  3. 若き天才ルイス・アイヴァン・クエンデがメンバーに

以上となっています!

今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。

今後は是非Everipediaも投資候補の一つに入れてみてはいかがでしょうか!