気付いたら旅費がかさんでしまう方、必見の知られざるおすすめ節約をご紹介します。
今回ご紹介する節約方法は簡単ですが、なぜこんな簡単なことに気付かなかったのだろうと思える節約方法がほとんどなのです。
このページでは、最初に節約を実践するうえで見失ってはならない「なぜ節約するのか」という理由、次に費用を「<削れるもの>と<削れないもの・削りたくないもの>」に仕分けた上で、「知られざる旅費節約方法」についてご紹介します。最後には実際私が節約できた額についても詳しく確認します。
それでは、早速節約の理由を確認して行きましょう!
節約の成功は節約の理由・目的を知ることにある
そもそもなぜ旅行で節約する必要があるのでしょうか。節約というイメージばかりが頭に残り、「何でも節約しなければならない」と思い込んでしまうことが多いです。
これでは「節約のための節約」になってしまいますよね。したがって、節約する具体的なメリットが思い描けず、思わぬところで出費を招くのです。
旅行の節約を実践する前に、なぜ節約するのかという目的や理由について見なおしましょう。あなたが旅行で一番お金をかけたいものは何でしょう。食事、美術館めぐり、テーマパーク、様々な体験コースなど十人十色です。
旅行で節約する理由は「より自分のやりたいことにお金をかけられるため」なのです。
必殺! 旅行費用の仕分け法
「旅行において、そもそも何のために節約するのか」を抑えたら、次は旅行費用とにらめっこ。全体の旅行費用を<削れるもの>と<削れないもの・削りたくないもの>に2つに仕分けしましょう。
ここでしっかりと仕分けしておくことで、実際旅行する時に<削れるもの>に関しては徹底的に節約を実行できるのです。
できれば、手帳に仕分け記録を残し、旅行に持って行くのがベストです。というのも、旅先で読み返すことで、自分が何にお金をかけ、何にお金をかけない予定なのか再確認することができるからです。
削れないもの、削りたくないもの
旅行は楽しむためにあるので、節約中心にしてしまうと楽しくない旅行になってしまいます。お金をかけて楽しみたいものには、惜しみなくお金を使うことが大切です。
一般的に削れないもの・削りたくないものは以下の項目であるでしょう。
交通費
交通費は観光先を変更しない限り調節することは出来ません。(但し、何としても交通費を抑えたいのであれば、とっておきの節約方法があります。そちらについては次項の「知られざる旅費節約術」の内容をお読みください。)
生活費でいえば固定費用のようなものです。まずは行きたい場所を定め、次に基本中の基本、移動にかかる交通費を計算してみましょう。しかし、バスや電車が乗り放題の一日乗車券が販売されていれば、是非とも利用しましょう。
宿泊費
宿泊費は絶対に削ることはできません。食事付のホテルにこだわらず、安く抑えてたいのであれば、素泊まりプランを選択します。しかし、自分の都合だけでなくホテルの都合もあるので、これ以上は節約できませんね。
食費
食費は必ず払います。したがって、食費を0円に削ることはできません。しかし、自分の意思次第で融通が利き、かなり変動可能です。旅先の食事にこだわる方であれば、食費は節約対象外。一方、食事より観光を重視する方であれば、食費こそが節約対象です。したがって、食費の場合は<削れない・削りたくないもの>と<削れるもの>の両方に分類できます。
行きたい場所の入館料・入園料・拝観料
旅行の目的は見たいものを見に行くということです。ですので、行きたい美術館・寺社・テーマパークの費用は削ることはできません。旅の楽しみにはお金をかけることが大切です。
削れるもの
<削れない・削りたくないもの>について確認したら、次が大事。今度は<削れるもの>について把握します。<削れるもの>とは、「観光する上で自分が重視していないもの」、「あったら便利だけど必ずしも必要ではないもの」です。
カフェでの休息費用
大して疲れていないし、カフェに寄る予定も無かったけれど、衝動買いのようになんとなく入ってしまうという経験はありませんか。素敵なカフェを見かけると思わず寄りたくなります。しかし、カフェめぐりが旅行の予定に入っていなければ、カフェは避けて節約し、別のところでお金を使うのが賢明です。疲れてどうしても休みたい時にだけ、利用するのがコツです。
喉を潤し、小腹を満たすためのコンビニ商品費用
小腹が空いたり、喉が渇いたりするのは仕方のないことです。特に旅先では足を使って歩くことが多いので、エネルギー消費量も増えて、お腹がすき、喉も乾きます。小腹が空いてせっかくの旅行が我慢大会にならないよう、おやつ・飲み物は必要です。しかし、おやつや飲料はコンビニで買っては損です。もっと良い調達場所があるのです。詳しくは次の「知られざる旅費節約術」をご参照くださいね。
数年経てば情報が古くなるガイドブック
観光情報に詰まったガイドブックはとても便利。特に一度も訪れたことのない場所を旅する時には心強いパートナーです。しかし、ガイドブックの問題点は内容の充実したものであれば、案外値が張るということです。
それならば、アマゾンを利用して中古本を買えばいいと思うかもしれません。でも、中古なのでそれなりに情報は変化しています。したがって、ネットで観光したい場所の公式ホームページを調べたり、Web上で観光情報を集めた方が最新の情報を無料で集められるのです。
このように、ガイドブックに費用をかけずにネットで情報を集めるという方法は良く聞く代表的な節約方法です。
この方法にプラスして、お金を全くかけずに一層役立つ情報を得る方法を後ほどご紹介します。
それでは、これら<削れるもの>はどのような方法で削れるのでしょうか。いよいよ知られざる旅費節約術に迫ります。
知られざる旅費節約術
それでは、私が徹底して行っている″知られざる旅費節約術″について余すところなくご紹介します。普段の生活では気をつけていることでも、旅行となるとなぜか忘れてしまうポイントが満載です。「こんな方法があったか!」と思えたものは今後お役に立てれば幸いです。
旅行でもマイ水筒は肌身離さず
普段の生活で外出する際に、マイ水筒を持参する方は多いのではないでしょうか。しかし、旅行の場合となると、水筒を持っていくのを忘れている方が多いのです。
旅行ではずっとホテルに留まらず、毎日外へ出て歩くことが多いので喉が渇き、水分を普段以上に消費します。私の実感としては、大体ペットボトル1.5本から2本ほどの水分が必要です。
コンビニや自動販売機で 1日2本ペットボトルを買っていたら毎日200円~300円の費用がかかります。5泊の旅行だとすると1000円以上かかってしまいます。
旅行にも水筒を持参すれば、5日分の飲料代1000円以上が浮くのです。
朝食を取る、小腹を満たす際には地元スーパーを活用
地元スーパーは旅人の味方です。節約するのならスーパーを利用しない手はありませんが、旅先でスーパーに寄ることを思いつかない方も多いのではないでしょうか。
特に素泊まりの場合は毎朝朝食を自分で選ぶ必要があります。「飲食店・カフェのモーニングセットは高いから、コンビニのパン・おにぎりで済ませよう」と思ってしまいがちです。
しかし、スーパーであればおにぎりは100円を下回ることもあり、パンは8個入りのバターロールが200円前後(1個あたり25円、毎日2個ずつ食べるとすれば一日50円)で購入できるのです。200円程度で4日分の朝ごはんが調達できてしまいます。
朝食だけでなく、小腹が空いた時にもスーパーを利用しましょう。コンビニのおやつよりもすっと安価です。
また、飲み物は前の項目でご紹介したように、水筒を持参するのが最大限の節約となり、ベストです。したし、水筒を忘れてしまうこともあると思います。その場合にもやはり、自販機やコンビニで飲み物を購入してしまっていませんか。地元スーパーなら、水は70円~80円代で変えてしまいます。100円玉を出せばおつりがいただけるのです。
ガイドブックは要らない、とっておきの場所は地元の人こそ知る
お金をかけない一般的な情報収集法とは、ネットを使用することです。しかし、ネットの情報だけでは、お得な情報はあまり載せられておらす、ありきたりな定番スポットの情報ばかりに偏ってしまい、旅行が味気無くなります。
そこで、私がおすすめするのが、お土産屋さんや飲食店に寄ったり、通りがかりの人に道を尋ねたりするたびに、「ちなみに、地元の方がおすすめするお気に入りの場所はどこですか」と聞いてみることです。案外、思いもかけない素敵な情報をいただく機会に巡り合います。
地元のことは地元の人が一番知っています。特におすすめの飲食店については、地元の人の情報が一番です。地元の人が行く飲食店は地元の味が美味しくいただけるだけでなく、観光客向けのお店より安いことが多いです。この方法で私は何度か素敵なおそば屋さんに巡り合うことができました。
水筒用にティーバッグ、インスタントコーヒー
水筒を持参するのであれば、ティーバッグやインスタントコーヒーも持参しましょう。たいていホテルに備え付けられていることが多いですが、無かった場合にお湯だけ水筒に入れるのはあまり気が進みませんよね。念のため、持っておくと重宝します。
折り畳み自転車
旅行中はたくさん歩くので、脚が疲れてしまいます。そんな時には折り畳み自転車が活躍します。折り畳み自転車であれば、体力も徒歩ほど使わないし、交通費の節約にもなります。折り畳みなので、持ち運びにも便利で大して邪魔になりません。
最初に遠くへ、次第にホテルへ
先程交通費は削れないとお話ししました。しかし、正確に言えば、工夫次第で交通費節約は可能です。この一つ前でご紹介した折り畳み自転車は交通費節約の一つです。
もう一つご紹介したいのが、行きたい観光場所を巡る順序を工夫するということです。ポイントは、宿泊場所から遠いスポットから観光をスタートさせ、ホテルに戻ってくる途中に立ち寄りたい観光スポットを入れて行くのです。
より具体的に説明すると、一日のうちで一番最初に訪れる観光場所はホテルから一番遠い場所を選びます。そして、ホテルの方角へ戻りつつ、別の観光場所に立ち寄るのです。
なぜこのような方法を取るのかというと、あちらこちらランダムに往ったり来たりしていると、直線状に観光場所を巡った時よりも、余分な交通費がかかってしまうためです。
つまり、移動距離が長くなりそれに比例して交通費も上がるということなのです。ホテルから一番遠い場所から直線状に戻ってくれば、距離も短く、交通費も安くなります。
実際どのくらいの節約ができるのか
それでは、節約方法をしっかりと抑えたところで、実際にいくら旅行費用を抑えることができるのか、確認しましょう。
私はよく京都に1週間ほど滞在します。<削れるもの>については、いつも以下のような調子で節約しています。
水筒は持参、ガイドブックは持たず、事前にネットで調べた情報と地元の人の情報、朝はスーパーで購入した8個入りロールパン約200円(1日2個、計4日分)、交通費は一日乗車券500円。
これらを計算して一週間分およそ4000円の出費です。
仮に節約せずに毎日100円~150円のペットボトルを購入していたら、安くても700円、朝コンビニで300円の惣菜パンを買って2100円、一日乗車券は3500円、新品のガイドブックは1500円。
削れる費用も、一週間で合計約8000円の出費に膨らむのです。いささかの工夫で8000円の出費が4000円で済んでしまうのは驚きです。
最後に
冒頭で、節約する際には節約する目的・理由を改めて把握し直すことが大事だとお伝えしました。以前の京都旅行で私は実質およそ4000円の節約ができました。私は旅先で美味しい物を食べるのが好きなので、4000円分を食費に回し、ちょっと贅沢な食事を楽しみました。
あなたなら、旅費節約で浮いたお金、何に使いたいですか?