カード一枚で現金がなくても買い物ができるクレジットカードは、節約すべき筆頭によくあがります。
しかしポイント制度など便利な面もあり、使い方次第では節約効果もあるのです。
そこで今回は、クレジットカードの便利な使い方、クレジットカードでの節約方法をご紹介します。
目次
節約するならクレジットカードは敵? それとも味方?
ネットショッピングや大きな買い物で便利なクレジットカード。
買い物した際に「ポイントが貯まります」とおすすめされたこともきっとあるはず。
最近ではポイントカードをクレジットカードに切り替えることで、様々な特典が受けられるサービスを受けられるものも増えてきています。
しかし、「クレジットカードを持つのは浪費につながる」といった意見も少なくありません。
実際にクレジットカードの支払いができず、自己破産する人もいますよね。
クレジットカードで忘れてはいけないのは、「クレジットカードは魔法のカードではない」ということ。
たとえば、あなたが持っているクレジットカード、使用できる額はいくらか知っていますか?
限度額は「あなたが今の収入で支払える額」です。ただし1ヶ月ではありません。1年です。
たとえば限度額が30万円だとしたら、12で割ると2万5千円。それでもかなりの額ですよね。
「ボーナスが出たら支払うから大丈夫!」という考え方も危険です。
確実にボーナスが出るでしょうか? もしかしたら急に怪我や病気でお金が必要になるかもしれません。
病院に行くお金は「ボーナス払い」はできませんよね。
お金をただ貯金するだけならクレジットカードのポイントの方がお得?
お金をただ銀行の窓口に預けているだけなら、それはあまり節約にはなりません。
残念ながらまだ金利は低いままで、100万円を一年間貯金したとしても、250円しか利子が付かないことになります。
大手の銀行でも金利は0.025%。ネット銀行でも0.120%前後ですから、長く貯金しても増えない可能性の方が高いのです。
クレジットカードの場合、買い物をして貯まるポイントが1%以上(100円につき1円以上)であれば、使えるカードといえます。
ポイントの還元率と使える仕組みを理解しておく
クレジットカードを作る際に注意したいのは、
・ポイント還元率
・ポイントの使い道、もらえる形
・年会費
の3つです。
ポイントの還元率が高くても、そのポイントがつく店舗が指定されている場合などは注意が必要です。
またポイントが還元されるといっても、現金の代わりに使えるのか、商品券や図書カードとの引き換えになるのかもチェックしておきましょう。
ポイントが貯まっても、商品との引き換えになっていたら、欲しくないものをポイントのために交換しなければならないことにもなりかねません。
ポイントのために買い物をするのも、本末転倒です。
また年会費が無料でも、利用が前提だったり、利用金額によっては無料にならないこともあるので注意が必要です。
クレジットカードで節約になる使い方とは?
クレジットカードで上手に節約するには、その使い方によります。
節約するためのクレジットカードの使い方を詳しくご紹介します。
クレジットカードはメインとサブを使い分ける
メインのクレジットカードは、ポイントや様々な特典がある、またはよく利用するカードを選びましょう。
飛行機に乗ることが多いなら、航空会社のカード、ガソリンを入れる会社が決まっているならそこのカード、と自分にあったもの、そしてよく使うものにします。
サブのカードはメインほどは使わないけれど、そのお店で使うと保証がつく、またカード会員になるとメリットが大きいといったものを選びます。
できればカードは少ない方が、何に使ったかが分かりやすくなります。
固定費はクレジットカード支払いにする
公共料金や光熱費など、最近ではクレジットカード支払いに対応しているところが増えてきています。
振込用紙や引き落としにするよりも、管理しやすいメリットがあります。
ただし引き落としにしたら割引がある、というところもあるので、ポイント還元とどちらがお得か比較してから決めたいですね。
また税金もクレジットカード支払いができる場合があります。
クレジットカードの支払いで一本化しておくと、口座をまとめられるメリットがありますので、かならず支払う必要のあるものは、できるだけクレジットカードで支払うと便利です。
クレジットカード支払いをしたときは、その現金を口座に入れておく
クレジットカードのデメリットは、後払いということ。
うっかりしていて支払いのときに困ってしまうこともあるので、使った分はすぐに口座に入れておきましょう。
そうすることで、クレジットカードの無駄な出費が減ります。
まとめ
いかがでしたか?
使い方次第で節約効果のあるクレジットカード。
もしたくさんクレジットカードがある場合には、本当に必要なカードだけを残し、あとは処分することも必要です。
家計も見やすくなりますので、ぜひ実践してみてはいかがでしょうか。