子供を持つと様々なことに悩まされますが、習い事も親にとっては一つの大きな悩み事です。まだ自分の興味や得意分野のはっきりしていないお子さんに、どのような習い事をさせれば良いのでしょう。
習い事では、お子さんに楽しんでもらいながらも、将来役に立つ力を身に付けてほしいと考える方も多いのではないでしょうか。実際習い事にいくらかかり、本当に習い事をして効果があるのかについても気になりますよね。
そこでfincleは今回、小学生のお子さんを持つ100人の方を対象に、お子さんの習い事についてアンケート調査を行いました。この記事では、アンケート調査をもとにお子さんの習い事の種類、月謝、習い事を始めたきっかけ、習い事をして良かった点などについて分析して行きます。
目次
子供はいくつ習い事をしているか
小学校に進学すると、幼稚園の時よりも学校にいる時間が長くなり、学年が上がるにつれて授業の数も多くなります。しかし、小学生は中学・高校と比べたら比較的自由な時間が多いことが特徴です。
この小学生時代に取り組むものの1つとして挙げられるのが習い事ですが、実際のところどれほどの割合でお子さんを習い事に通わせているのでしょうか。早速fincleで集計したアンケート結果について確認してみましょう。
みんなのアンケート結果は?
実際に小学生のお子さんを持つ100人の方にアンケートを取ったところ、次のような結果になりました。
一番多かったのは、「習い事は1つ」のケースでした。ちょうど50%の割合で1つ習い事に通っているお子さんがいらっしゃるのですね。
習い事1つであれば、それ1つに焦点を当てて集中して取り組むことができるというメリットがあります。また、習い事1つといっても、週に2度以上あるケースも考えられるので、週に何回も通う必要のある習い事であれば1つが適当だとも言えますね。
次に多かったのが「習い事は2つ」でした。子供の時間を考慮に入れると、習い事は2つくらいまでがちょうど良いのではないでしょうか。習い事は、親の希望も子供の希望もあるので、2つであれば1つは親が勧める習い事、もう一方は子どもの希望する習い事に通わせることができます。また、2つの習い事を続けることで、どちらの分野の方が得意なのか思わぬ発見をすることもあるでしょう。
さらに、2つ習い事を行う場合には1つは得意分野・好きな分野に取り組み、もう一つは不得意な分野を強化するために習うという方法も取れます。「得意分野を伸ばすこと」と「苦手分野を補うこと」を目的として習わせるということですね。
3つ以上習い事を行なっている方は少数派でしたが、アンケートに寄せられたコメントを見てみると、多くの習い事をする理由がよく分かります。実際にアンケートのコメントを確認してみますね。
英語は小さいうちから身につけて拒絶反応を起こさないようにするため。
バレエは柔軟性を高めるため。
体操教室は基礎体力を高めるため。(習い事の数は4つ)
いくつか異なる分野の習い事に取り組むことで、それぞれの分野を通して特定の能力を養えるのですね。
確かに、それぞれの習い事で養うことのできる力は全く異なります。書道だけやらせていても、体力は付きませんし、バレエだけ習わせていても英語ができるようにはなりません。能力が偏らないようにするためにも、いくつかの習い事をさせることで、バランスのとれた能力を培うことができるのです。
また、他にも興味深かった興味深かったコメントが1つあります。
この方は、お子さんに5つ以上の習い事をさせているのですが、「子供の得意分野を見つけたかった」という点が注目すべき点ではないでしょうか。小学生の時点で自分の得意分野を見つけることのできる方は限られていますが、早いうちから自分の得意なことを知っておくことで、近い将来何に力を注げば良いのか見出すことができます。
たとえば、小学生のうちにピアノが得意だということに気づくことができれば、将来音楽関係の仕事で能力を発揮することができるかもしれません。バレエや楽器、スポーツなど、分野によっては、幼い頃にその能力に気づいていた方が、将来への道も早く開けます。したがって、小さな頃から多くの体験をすることで、お子さんの興味や得意分野を見つけることが大切なのです。
また、特別何かの能力に秀でているわけではなくても、様々な分野に触れておくことで、お子さんが楽しんで続けられるものを見つけられます。
公文の教室に通っていて、算数が好きだということが分かれば、中学受験・高校受験・大学受験で数学を武器にすることができます。大学では理系に進むなど、数字に関連する勉強に没頭する道も開けます。
「好きこそものの上手なれ」といいますが、その言葉の通り、自分がどのような能力を持っているのか知っておくことで、得意分野を活かした道に進むことができるのです。
また、この方の目の付け所として興味深いのは「様々なことに挑戦することで言語習得につなげたかった」という点です。幼稚園から小学生にかけては、「語彙」を増やすことが非常に大切です。
幼児教育でも、遊びを通して言葉に触れることが大切だと考えられていますが、小学生であっても同じこと当てはまります。国語の勉強をするなど、直接言語にかかわる学習でなくとも、習い事を通して様々な人に出会うことで「言葉の習得」が可能となるのです。言葉を習得させ、子供の思考力や感性を伸ばして行きたいと考えているのであれば、いくつか習い事を試してみるのが得策でしょう。
ただ、習い事について注意したいことが1点あります。それは、子供が嫌がる習い事は続けさせないということです。
小さな頃に無理やり習い事に通わされた経験のある方も多いのではないでしょうか。でも、その習い事は本当に自分のためになっているでしょうか。ためになったと思える場合もあるかもしれませんが、もっと自分の好きなことに時間を費やしたかったと後悔してしまう場合が多いものです。
お子さんも同じで、自分の時間は好きなことに費やしたいものです。子どもの能力は子ども自身が直感的に知っています。時間を割いて習い事をさせるのであれば、お子さんが喜んで楽しく取り組むことのできるものを習わせましょう。
親の希望ではなく、子供の希望を最優先にさせることで、能力を最大限に伸ばせるからです。
子供の習い事の人気ランキングからわかるおすすめは?
実際習い事に通わせるとなると、どの習い事を選べば良いのか迷うものです。お子さんが自分から「これを習いたい」と言うようなものがあれば、習い事選びにも困りません。でも、お子さんが何に興味を持っているか特に示さない場合には、親が選ばなければなりません。
そこで、fincleはアンケートを通して100名の方がお子さんにどんな習い事に通わせているのか調査してみました。アンケート結果は次の通りです。
習い事の対象として最も多かったのが水泳、次に多かったのがピアノでした。確かにこの2つの習い事は教室も多く、気軽に習うことができます。
水泳は体力を養うことのできるスポーツなので、体が弱いお子さんに習わせる方も多いでしょう。実際に次のようなコメントが寄せられています。
一方、ピアノ教室は身近な場所にたくさんあるので、いくつか見学してみてお子さんが一番気に入った教室を選べるというメリットがあります。
ピアノを教える先生も多いので、友達や知り合いなど身近な方のもとでレッスンを受けることができ、安心して通わせることができます。実際に小学校の頃、私のクラスメートのお母さんがピアノの先生をしており、友達がその教室に通っていました。
ピアノを習わせている方からは、次のようなコメントをいただきました。
指を動かすのはとても頭の働きによいと聞きますし、音楽を習うと集中力がついて学習の面でもよい効果があるとも聞きました。
子供自身は最初、習い事を始めるのを嫌がりましたが、なにかひとつ特技になるようなものがあると自分の自信にもなっていいだろうと思っていました。
実際に習い始める行動を起こしたきっかけは、義理の妹から、使わなくなった電子ピアノを譲り受けたからでした。
ピアノは音楽の分野に該当しますが、頭に良い刺激がもたらされ、集中力がつくと言われているのですね。ピアノを習わせることで、学習面でも大きな効果を得られるのは非常に魅力的です。
また、ピアノと水泳を習わせている方のコメントには次のようなものがありました。
ピアノは知り合いの方が先生をしているため、安心してレッスンを受けられるのですね。身近にピアノの先生をしている方がいれば、受講を相談してみても良いでしょう。
また、水泳は市の講座だと安く受講できるのですね。このように、市区町村で一般向けに設置されている習い事は、多くの場合非常に安く受講できるので、何か習い事を始める際に検討してみると良いでしょう。
水泳とピアノの次に多かった習い事は学習教室です。幼稚園から一転して小学校以降は、勉強が始まります。多くの親御さんは、学校の勉強について行けるように補習として学習塾に通わせているのです。実際に学習塾に通わせている方のコメントには次のようなものがありました。
学校での学習について行けなかったり、周りの友達から遅れを取ったりしている場合には、親としても不安になりますよね。学校ですと、理解するのに時間がかかる子に対して先生の目が行き届かないことが多く、授業も先に進んでしまいます。
その一方で学習塾であれば、お子さんが理解できるまで先生の指導を受けられるので、学校の授業で分からなかったこともしっかりと理解できます。学習塾に通えばある程度成績も上がるので安心です。
学習塾に関しては次のようなコメントも寄せられました。
とても積極的な理由で学習塾に通い始めたのですね。遊び盛りのお子さんが自分から公文に行きたい、とお願いしたことには驚きました。また、お子さんが勉強が得意な場合には、その力を伸ばすために学習塾に通わせるケースもあるのです。
このように、学習塾は学校の補習としても、さらなる応用力を養うためにも利用することができます。
学習塾の次に人気だった習い事は英語教室です。今の時代を表していますね。英語教室にお子さんを通わせている方の大半から、「将来絶対に英語が必要だから、今から準備させている」とのコメントが寄せられています。実際のコメントを見てみましょう。
これらのコメントを見て印象的なのは、「将来必要だから」という理由と共に、「親自身英語に苦労しているから」という理由が挙げられている点です。
ちょうど今働き盛りの親世代が子供の頃は、今ほど英語が必要とされていた時代ではありませんでした。一通り文法と読解ができれば良しとされていた部分もあり、実際に英語を使ってコミュニケーションを取るレベルを目指すなどということもなかったのです。
しかし、今の時代では、街を歩いていても海外の方を多く見かけますし、どんな仕事であっても英語が必要とされています。そして親自身も仕事に取り組む中で、英語を使うことが多くなり、力不足を痛感することが多いのです。
このような状況であれば、子供に英語を習わせたいと思うのは自然なことです。今では楽しく英語を学べる教室が身近にたくさんあるので、お子さんの将来を考えて英語を習わせたい方は見学してみても良いでしょう。
この他にも、アンケートではサッカー、芸術教室、書道教室、そろばん、バレエ、武道、野球、将棋、テニス、ダンス、体操教室など多くの習い事が挙げられていました。
子供の習い事にかかる月々の費用はいくら?
いざ習い事を始めようとする時に問題なのが月謝です。習い事1つだけでも、内容や教室によってはそれなりにお値段がかかります。皆さんがお子さんの習い事にかける月謝についても、fincleで実際にアンケートを取ってみました。習い事をいくつ子供がしているかによって月謝がことなりますので全体の平均と、習い事の数ごとの平均の月額費用をまとめました。
お月謝の平均は?
アンケート結果を見てみると、月々の習い事にかける費用は平均して12,947円であることが明らかになりました。安いでしょうか、それとも高いと思いますか。私は結構なお値段がかかるのだなと驚いています。
ただ、この平均は習い事を1つ習っている方から、5つ以上習っている方まで、すべての平均となっているので、習い事1つについて12,947円かかるというわけではありません。
実際にアンケート結果を見てみると、習い事1つのみの場合には、月謝は5000~7000円程度であることが分かります。ただ、教室や習い事によっては、習い事1つであっても10000円以上かかる場合もあるようです。
同じ分野の習い事であっても、月謝に差があることから、市区町村で開いている教室と個人・会社が開いている教室には大きな違いがあることが推測されます。また、質の良い講座を提供してくれる教室であれば、自ずと月謝も高くなるのでしょう。マンツーマンか、集団かでも異なるでしょう。
教室を選ぶ際には、月謝と講座内容の質のバランスに注意しながら、あらゆるタイプの教室を比較するのか得策です。
そして、習い事の数が多い方ほど1カ月にかかる月謝の総額も増えるようです。習い事が2つの場合には、10000円前後の月謝がかかり、3つの場合には10000円は超えることが多く、20000円に届くことも珍しくありません。習い事が4つにもなると、20000越えはもちろん、30000円かかるケースも多く見られました。習い事5つ以上の方は、一カ月にかかる月謝の総額が43000円でした。ただ、一番毎月のお月謝が高かったのは80000円で、お子さんに習い事を4つ通わせているケースでした。
このように、習い事が多ければ多いほど月謝の総額も高くなりますが、中には非常にお得に習い事をさせているケースも見られました。具体的には2つで5400円、3つで11000円、4つで20000円の方もいらっしゃいました。
4つで20000円かけている方のコメントは前の項目でもご紹介しましたが、親戚にピアノを教わり、市が開いている水泳・陸上教室に通っているため、これほどまでにお値段を抑えられています。
お月謝を抑えたい方は、先生をしている知り合いの方にお願いしたり、市区町村で開かれている教室を検討してみるのが良いでしょう。
また、アンケート結果を見てみると、2000円以内で何か1つ習い事をさせているケースも見られました。公民館などで行われている教室は、たいてい月謝が安いので、そのような習い事を探してみても良いですね。
子供が習い事を始めたきっかけ
ご自身が幼い頃に習い事を始めたきっかけを覚えているでしょうか。私は、多くの方と同じように、気づいたら習い事に通っていたのを記憶しています。
習い事を始めるきっかけは、親側にある場合、子供側にある場合、そして周囲の人から勧められる場合の3つがあります。
実際に皆さんはどのようなきっかけで習い事を始めたのでしょうか。寄せられたコメントを詳しく見て行きましょう。
親の希望で始めた
子供側から「この習い事を始めたい」と言われない限り、親の希望で習い事を始めるケースが多いでしょう。実際に親から働きかけて習い事を始めさせた方のコメントをご紹介します。
お子さんの教育を意識して習い事を始めれらたのですね。子供が幼いうちは、親が子供の将来に責任を持っているので、お子さんの教育は大きな関心事です。
できるかぎり、将来役に立つような能力を身に付けさせたいのが親心ですよね。お子さんの習い事を考える際には、教育に良い習い事を参考にしてみるのも良いでしょう。
自分が子供の時に習っていたものを、子供に習わせる方も多いのではないでしょうか。自分がやって楽しかったものはお子さんにも試していただきたいものですよね。一度お子さんにも体験してもらい、興味を持てるようでしたら続けさせてみましょう。
小学校に上がる前は、時間がたくさんあります。遊ぶのも良いですが、他の友達と交流したり、家や幼稚園とは別の場所で別の体験をすることは、この時期のお子さんの成長の刺激となります。習い事を通して趣味も作れるので、小学校に上がってから話の合う友達もたくさんできるでしょう。
親自身が苦手で大変な思いをした経験がある場合、お子さんには同じような思いをさせたくないですよね。このような理由から習い事を始めさせることも多いでしょう。この方と同じようなコメントを上げていただいた方が何人かいらっしゃいました。
他にもこのようなコメントをいただきました。
確かに、引っ越しをしてしまうと新しい友達を作るのに一苦労しますよね。お子さんがなかなか新しい環境に馴染めないといったケースも多く見られるものです。新しい環境に溶け込むための優れた手段として、習い事が挙げられるのです。
習い事は学校とは違い、1つのことだけにみんなで取り組むので、友達ができやすいというメリットが挙げられます。今お子さんが新しい環境に馴染めないようであれば、友達作りのためにも何か習い事を始めてみるのも良いかもしれませんね。
子供の希望で始めた
子供の希望で始めた場合についても見てみましょう。
お子さんが本当にやりたいと思っているものであれば、親としても挑戦させてあげたいですよね。やはり、親が選んだものよりも、子供自身が積極的に選んだものは上達度が違います。子供の能力も飛躍的に上がるので、お子さんにも自信が付きます。
幼い頃から好きなことを通して成功体験・失敗体験をすることで、真剣に物事に取り組む姿勢を身に付けることができるのです。お子さんが何かに夢中になっていたら、親も注意して様子を見てみましょう。1回だけでなく、何度も「やりたい!」と頼むのならば、お子さんの芽を伸ばすためにも習わせてあげることが大切です。
周りの勧め、あるいは周りの状況を見て始めた
最後に、周囲から勧められた場合、あるいは周りの状況を見て習い事を始めたケースについて確認してみましょう。
周りのお子さんから取り残され、遅れを取ってしまっていると、親としても非常に焦りますよね。勉強であっても、運動であっても当てはまることです。できない部分を補強して、周りに遅れを取らないように習い事を始めたというケースも多いのですね。
また、特に勉強や運動で遅れを取っていなくても、周りのお子さんがみんな習い事に通っていると、なんとなく不安を覚える方も多いのではないでしょうか。
やはり、習い事はお子さん自身の世界を広げ、力をつけて行くためにも非常に効果のあるものです。周りの状況を見て、やらないよりはやった方が良いと判断し、習い事を始めてみると、案外お子さんも新しい楽しみを見つけられるかもしれません。
子供の習い事を始めて良かった点
習い事を始めてみると、お子さんに様々な変化や成長を感じられることが多いものです。始める前には、本当にためになるのかな、と不安に思いますが、続けて行くうちに意外な発見があるのも親にとっては嬉しいものです。せっかく習い事を始めるのであれば、親も子供も「始めて良かった」と思いたいですよね。
そこで、アンケートにご協力いただいた100名の方から、習い事を始めて良かった点についても聞いてみました。どの点が良かったのかについて、見て行きましょう。
できないことができるようになった
親としても、子供としてもうれしいこと、それはできなかったことができるようになることです。習い事を始めて何ができるようになったのか、次のようなコメントが寄せられています。
習い事をさせる前とさせた後で、見違えるように変わったのでしょうね! できなかったことがいくつもできるようになった。素晴らしい例ではないでしょうか。
体力・勉強面・心の面でまんべんなく成長が見られます。特にできなかった計算ができるようになったという感覚は、お子さんにとっても非常に大きな喜びとなります。できないことができるようになると、お子さんの自信にもつながるので、あらゆる面で良い影響が及ぼされます。
ちなみにこの方は習い事を4つ習わせているようです。無理のない範囲であれば、お子さんにいくつか習わせてバランスの取れた力を養うと良いですね。
学習面で良い習慣がつき、丁寧な指導を受けられた
学習塾に通うのであれば、苦手な部分をしっかりとカバーしたいものです。実際に学習塾に通い始めた方のコメントを見てみましょう。
成績が悪く、学習塾に通い始めたお子さんですが、決められた時間にしっかりと勉強するようになった点は大きな成長なのではないでしょうか。
また、塾の先生から1教科ごとに丁寧な指導を受けられるのはありがたいことです。自分に合ったアドバイスをいただけるので、勉強面の不安が解消されますね。
体力がついて、他の友達との交流も広がった
体が弱いことが心配で、スイミングを習わせた方からは次のようなコメントをいただきました。
確実に体力がついていることが分かりますね。スイミングをはじめとしたスポーツはお子さんの体力増強には欠かせない習い事です。また、スポーツの場合は自分だけでなく、他の友達と行うことが多いので、学校以外の友達とも仲良くなれる点が魅力です。
子供だけでなく、大人にも当てはまることですが、同じ場所ばかりに身を置いているとものの見方も狭くなってしまいます。習い事を通して様々な考えを持った友達に出会えるのはとても貴重な体験です。
英語の勉強が順調に進んでいる
幼稚園の年中から英語教室に通わせている方からは、次のようなコメントをいただきました。
英語をはじめとした語学は、人によっては拒絶してしまう場合もあります。しかし、幼い頃から英語に触れていれば「道具としての英語」を身に付けておくことで、好き・嫌いではなく「使いこなしていくもの」として認識するようになります。
このお子さんの場合も、英語はあくまでも言語であり、自分で積極的に身に付けて行く、という意識を持つことができているのではないでしょうか。
自分でやり始めた公文で学力が向上した
お子さん自ら公文に通いたいと言い出したことがきっかけで、公文に通うようになった方からは次のようなコメントが寄せられました。
着実に学力が付いたこと、そして学習する習慣がついたことが大きな収穫となったようですね。やはり、どのような理由であっても、自分からやりたいと思えるものに取り組むと結果も伴いやすくなるものです。お子さんがやりたいと強く希望しているものには積極的に挑戦させてあげることが大切だと思い知らされますね。
この他にも様々なコメントが寄せられていましたが、すべてに共通することは「子供が楽しそうに取り組んでいる」「子供の自信になった」という点でした。
習い事は、何か1つのことを通して自分の成長を感じられる体験を与えてくれるので、お子さんの成長にとっては最高の機会となるのです。お子さんにたいして「なんだか、ぱっとしない子だな」「もっと自信持ってもいいのに」と思われているのであれば、習い事を勧めてみても良いかもしれません。
最後に
親が選んだものであっても、子供自身が選んだものであっても、周囲に勧められて選んだものであっても、子供が楽しく取り組むことのできる習い事に出会えば、何かに懸命に取り組む力と成長する喜びを感じることができます。
このような経験から得られる感覚は、大人になっても覚えているものです。そして、人生のあらゆる局面で思いがけず役に立つことが多いのです。ほんの些細なきっかけであっても、お楽しみとして習い事をさせてみると良いでしょう。
書道=左利きのため、書道だけは右で書けた方が良いと思ったため。
体操(トランポリン)=体幹を鍛えたいと思ったため。(習い事の数は3つ)