この記事では、2018年11月9日から11月14日に起こった、仮想通貨市場のニュースをいくつかピックアップしてご紹介していきたいと思います!
目次
ビットコインの価格
2018年11月14日14:09現在、ビットコインの価格はTradingView提供による相場で、71万5016円となっています。
では、今日もビットコインに関連するニュースを見ていきましょう!
SWIFTがイランの銀行を遮断、仮想通貨需要増に期待!
銀行間の国際的な決済ネットワークを手掛けるSWIFT(国際銀行間通信協会)がイランの銀行を国際送金網から締め出し始め、仮想通貨業界からは「仮想通貨の需要が高まるのでは」との声が上がってます。
SWIFTのイラン締め出しは、アメリカのトランプ大統領がイラン核合意を破棄し、イランに対する制裁を復活させたことに伴うものです。
イランでは、イランの通貨リアルの価格がドルに対して最安値をつけましたが、同時にビットコインの取引量が増加し、仮想通貨に注目が集まっています。
さらにイラン政府は国家が発行する仮想通貨を準備中であることを認め、「(デジタル通貨によって)世界各地へ資金を送金することが容易になるだろう。制裁された時にも役に立つ」と述べました。
イランは仮想通貨のマイニングをする上で、世界で3番目にコストがかからない国であり、今後イランではますます仮想通貨に対する注目が増していくでしょう。
中国の貴州・新疆のマイニング工場に圧力
11月5日から中国政府は貴州・新疆にある仮想通貨マイニング工場に対し、停電による業務改善、税務の検査、実名制の登録を要求したことが分かりました。
これを受け工場側がクライアントに同意を求めた保証書によると、「公安部門は取り締まりの標準を高めたため、新たな実名基準を完成させない場合、マシンの運航停止を行わなわなければならない」とのことです。
中国政府のマイニング企業への圧力は、これまでも強まっていることが明らかになっていましたが、今回の業務改善命令は主に税務に関するもののようです。
中国はこれまでマイニング事業を牽引する存在でしたが、年々電気の価格が上がっており、こうした当局の圧力も相まって中国の仮想通貨に対する影響力の低下が懸念されています。
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仮想通貨ウォレットのGinco、ICカード型ハードウェアウォレット開発へ!
11月14日、仮想通貨ウォレットサービスを手掛けるGincoはブロックチェーン企業のLong Hashと提携し、ICカード型のハードウェアウォレットを開発することを発表しました。
2019年上半期に発売予定とのことです。
従来のハードウェアウォレットは、利用の際にオンライン端末と接続する必要があり、その際にコンピューターウイルスへの感染等のリスクがあることが問題視されていました。
Gincoはこの問題を、資産の移動などの重要な処理を完全にオフラインで完結させることで克服し、「利便性と堅牢性を両立する」ことを目指しています。
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世界のビットコインATM、4000台突破へ!
日本ではあまり馴染みがありませんが、世界にはビットコインを換金できるATMが存在し、その台数は3960に上るそうです。
大抵の場合ビットコインATMは顧客確認は行われず、匿名でビットコインを取引したい人々の間で人気があります。
送金業にシフトしつつあるATM業者が現れ始め、アメリカのビットコインATM業者であるコインソースは、ニューヨーク規制当局からライセンスを取得し、市場規模約3兆7000億円とも言われる送金サービス業に参入予定だといいます。
SAMPO、BTC Africaと提携!アフリカでも仮想通貨を!
11月9日、SAMPOホールディングスは、アフリカで仮想通貨を使った送金サービスを手掛けるBTC Africaと業務提携を結んだと発表しました。
SAMPOがBTC Africaに対し5億7000万円出資し、株式の約10%を保有します。
SAMPO側は、BTC Africaが持つ技術を活用し、送金や決済に関する実証実験を行う他、この技術の保険分野への応用も検討する方針だそうです。
一方BTC Africaとしては、SAMPOを株主に加えることで国際的な信用を得て、顧客獲得や展開国の拡大を狙いたいとのことです。
SOMPOとBTC Africaは「仮想通貨を活用することにより、低コストで時間のかからない先進的な国際送金サービスの実現を目指す」としており、送金サービスのデジタル化で協力していくとしています。
コインチェック、3種類のコインの取引を再開!
コインチェックは2018年1月にハッキングによる被害の為、営業を停止していましたが、2018年10月30日より営業を再開していました。
さらに11月12日、「技術的な安全性の確認がとれた」として「ネム(NEM)」などの3種類の仮想通貨の入金・購入も再開しました。
入金・購入を再開したのは、イーサリアム(ETH)、ネム(NEM)、Lisk(LSK)の3つです。
リップル(XRP)とファクトム(FCT)の入金・購入や、レバレッジ新規建て取引などは準備が整い次第再開するとのことです。
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終わりに
今回はこの6ニュースを取り上げてみました!
今後もビットコイン関連のニュースに注目していきましょう。