仮想通貨Huobi Token(HTトークン)とは?チャートや取引所を詳しく解説!

こんにちは、fincleの専属ライターのシンです!

今回は注目が高まってきたHuobi Token(HTトークン)に関して詳しく説明していきます!

Huobi Token(HTトークン)とは?

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Huobi Token(HTトークン)の時価総額は現時点で約7億1千万米ドル(約800億円)規模であり、24位にランクインしています。

HTトークン(HT)は、2013年に設立され、香港に拠点を置くHuobiという取引所が独自に発行するトークンです。

Huobiは現時点で、世界第3位の取引高を誇る取引所で、今年の1月にHTトークンを発行しました。

HTトークンの場合、ICOは行われず、今年の1月24~2月7日の期間に限り、ユーザーに無料で配布されることもありました。

【初心者向け】ICOとは?概要からメリット・デメリットまで徹底解説!

当時、HTトークンへの注目度は高く、販売開始の後すぐに売り切れることがよく起こったようです。

Huobi Token(HTトークン)の特徴/使い方

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手数料が割引に?

Huobiでは取引における手数料にHTトークンを用いることで、手数料を安くすることができます。

HTトークンによる手数料の割引率は最大で50%。HTトークンを適時に利用することで、他の取引所と比べて安い手数料で取引を実行するが可能になります。

Huobiでの取引手数料はほとんど0.2%になっております。

Huobiの取引手数料一覧

とはいえ、最大の50%割引を受けるためには12,000HTが必要になりますので、現実的には12,000HTすること自体が簡単ではなさそうですね。

HuobiによるHTトークンの買い戻し

HTトークンは4半期毎に利益の20%をHuobiにより買い戻されます。

実際にこれがどのように影響するのでしょうか?

ここで、買い戻されたHTトークンは焼却されるのではなく、Huobi Investor Protection Fund(HIPF)として保管され、ユーザーの資産を保護するための予備金として使われます。(ハッキングなどによるユーザーの資産損失、賠償等)

この買い戻しが行われることにより、市場に出回るトークンの量を減少させることになり、それによってHTトークンの価値を保つこともでき、あるいは価値の上昇等も期待できるということです。

また、買い戻しの少し前には価格上昇を期待が出ると予想されています。

買い戻しの後に、トークンの価格上昇の可能性があるので、短期的にこれを狙うユーザーの方もいらっしゃるようですね。

このような買い戻し行為は、ユーザーにとっては価値の保障という観点からメリットとして成り立ちますね。

Huobiにより定期的に管理されていることや、取引所の運営利益だけではなく、Win-winの環境を目指していることが印象的です。

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Huobi内、HTトークン建てで取引が可能

HTトークンはHuobi内に限り、基軸通貨のように使うことができます。

基軸通貨の機能を果たすことって、ユーザーに何がメリットなの?

例えば、アメリカの世界における圧倒的な政治・経済の影響力のおかげで、米ドルが基軸通貨の機能を果たしております。戦後は、アメリカに輸入される外国の商品へ米ドルで支払ったり、米ドルと金が交換できたり、1ドル=360円固定など米ドルの通貨の基準として使われていました。

このように、HTトークンを持っていることで、他のトークンへ変更することなく、HTトークンだけで取引を行うことができるので、便利になるということです。

また、「OOトークン建てで取引ができる」ということはその通貨がそれほど市場で通用していることを示していると言えるでしょう。

現時点でHT建てで取引できる通貨には、BTC、USDT、ETH、BCH、EOS、ETC、LTC、XRP、DASH、IOSTなどがあります。

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HADAXの新規上場通貨投票へ参加可能

Huobiグループ取引所の中に、HADAXという取引所があります。この取引所では、新規上場通貨をユーザーの投票により決めるという特徴があります。この投票を行う際に、投票数としてカウントされるのがHTトークンになります。

その投票にHTトークンを利用することができ、1票につき0.1 HTで投票することができます。
しかし、誰もが投票に参加できるわけではなく、事前に承認された人でなければ参加することができません。

投票に参加できる人を「スーパーノード」と呼び、事前に100万HTを持っていることが求められます。また、本名で申請して承認されるプロセスなど、かなり個人情報のみがなれるようです。

HADAXに上場された通貨がHuobiの基準も果たす場合、その通貨はHuobiにも上場させることができます。つまり、ユーザーが自律に通貨の上場に関わり、ユーザーのニーズをより反映することができるという参加型取引の環境を提供する言えるでしょう。

Huobi Token(HTトークン)の取引所

HTトークンが活発に取引されているメジャーな取引所はHuobi(5割)とJEX(4割)です。

Huobi Pro

JEX

Huobi Token(HTトークン)の将来性

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上記で述べた色々な理由を元に、HTトークンは現在多くのユーザーから注目を集めています。

その理由としては、Huobiが取引所としての存在感もありますが、その中でも最も影響を与えているのは買い戻しによる価値の保障ではないでしょうか。

このようなことから、HTトークンは今後将来性がある仮想通貨だと期待することができるでしょう。

まとめ

大手取引所の中で充実に日本語対応されていたHuobiでしたが、金融庁からの指摘(7月2日)により既存の日本語対応は無くなりました。

しかし、仮想通貨の取引に関するHuobiの経営方針などが魅力的に見えるのは事実です。

また、HuobiとHADAXとの連携などを活用することでより選択肢の広い投資をできるのではないでしょうか。

仮想通貨それぞれが独自のメリットを持っていますが、自分に最も適している通貨へ投資し、ハイリターンを期待しましょう!