仮想通貨の取引をするには、取引所の口座開設が必要不可欠ですよね。
今回は、日本語対応している取引所の中でもひそかに人気を誇る『BTCBOX』という取引所について詳しくみていきたいと思います。
記事の最後には、実際の写真とともに口座解説の仕方を説明します。
目次
BTCBOXとは
まずは、BTCBOXの概要についてみていきましょ。
仮想通貨の取引は、販売所と取引所で行うことができますが、BTCBOXは取引所にあたります!
販売所と取引所の違いについては以下の記事を参照してください。
BTCBOXの特徴
BTCBOXは、2014年3月にBTCボックス株式会社によって設立された比較的歴史のある仮想通貨取引所です。
BTCボックスのCEOはDavid Zhang(張店)、本社は東京にあります。2017年10月以降に国内の厳しい審査を通過し、金融庁から正式な認可業者として登録されたことから、信頼性の高さが伺えます。
こちらがBTCBOXの基本情報です。
商号 | BTCボックス株式会社 |
事業内容 | 仮想通貨交換業:仮想通貨取引所『BTCBOX』運営 |
設立日 | 2014年3月6日 |
本社所在地 | 東京都中央区日本橋茅場町二丁目8番1号BRICK GATE 茅場町5階 |
電話 | 03−5579−9730(平日9:00〜17:30) |
代表者(CEO) | David Zhang |
顧問弁護士事務所 | アンダーソン・毛利・友常法律事務所 |
会計事務所 | さくら中央税理士事務所 |
提携会社 | 株式会社 夢真ホールディングスマーチャント・バンカーズ株式会社 |
仮想通貨交換業登録 | 関東財務局長 第00008号 |
以下が主なBTCBOXの特徴として挙げられます。
❶日本版では取り扱い仮想通貨は4種類
❷入金手数料が無料
❸安定したシステム提供
❹セキュリティ・安全性が高い
❺Android、iPhone 向けのアプリがある
❻日本版と国際版が存在する
それぞれみていきましょう。
❶日本版では取り扱い仮想通貨は4種類
BTCBOXでは現在以下の4種類の仮想通貨を取り扱っています。
Bitcoin:BTC(ビットコイン)
BitcoinCash:BCH(ビットコインキャッシュ)
Ethereum:ETH(イーサリアム)
Litecoin:LTC(ライトコイン)
今まではBitcoinとBitcoincashの2種類のみでしたが、現在はEthereumとLitecoinも加わり4種類の仮想通貨取引が可能となりました。これまで、取り扱い通貨の少なさがBTCBOXのデメリットでしたが、仮想通貨の定番であるEthereumやLitecoinが加わることでデメリットも改善されました。
❷入金手数料が無料
基本的に新規口座開設や仮想通貨の維持費および入金手数料が無料で行えます。
一方、売買手数料は各通貨によって異なります。
通貨種類 | 項目 |
Bitcoin | ・入金 /無料 ・出金 /一回あたり0.001BTC ・売買手数料 /0.05% |
BitcoinCash | ・入金 /無料 ・出金 /一回あたり0.001BCH ・売買手数料 / 0.10% |
Litecoin | ・入金 /無料 ・出金 /一回あたり0.002LTC ・売買手数料 / 0.10% |
Ethereum | ・入金 /無料 ・出金 /一回あたり0.01ETH ・売買手数料 /0.10% |
❸安定したシステム提供
2014年に創業して以来過去4年もの間、一度もサーバーダウンを起こしていません。
これは世界的にも大変珍しいことで、開始創業以来顧客に安定したサービスを提供しているといえます。
ただし、これは仮想通貨の取引量が少ないことも影響しているといわれており、今後仮想通貨取引数が増えたときにサーバーダウンしてしまう可能性は否めません。
❹セキュリティ・安全性が高い
仮想通貨はインターネット上の取引なためハッキング被害やウイルスによる感染などが1つの大きな懸念点として挙げれます。コインチェック事件が記憶に新しい出来事ですが、今までも利用者の資産が流出してしまう事件が何度か起こっており、その度に仮想通貨の信用が失われてきたことから、多くの取引所はセキュリティに力を入れており、BTCBOXもそのうちの1つです。
上記の写真からもわかるように、仮想通貨の*コールドウォレットによるオフライン保管や本人確認のためグーグルアプリまたはSMSによる二段階認証の利用などBTCBOXの安全性の高さが伺えます。
*コールドウォレットは、ネットに繋がっていない状態のウォレットのことをいい、オフラインで保管することによりネットワーク上からのハッキングやウイルス感染などにあう心配がなくなります。なおウォレットについては詳しくこちらの記事に記載されていますので、知りたい方は合わせてご覧ください。
❺Android、iPhone向けのアプリがある
BTCBOXには、AndroidとiPhoneに対応したスマートフォンアプリがあります。自分の資産状況、仮想通貨の価格、マーケットの動向などの確認、ビットコインの取引情報およびマーケットの情報も見ることができます。
下記の写真のようにアプリは基本的にシンプルでとても見やすく作られています。しかしながら、見やすいという好評価だけではなく、シンプルなつくりが原因で機能性面が悪いとの評価を受けているのも事実です。
❻日本版と国際版が存在する
少し前まで、国内版、国際版同様に名前がBTCBOXであったため勘違いしやすかったのですが、現在国際版はBoxEXという名前になっています。
日本版も国際版も運営会社はBTCボックスですが、全く異なる市場です。そのため、使用するにはそれぞれ別に口座を開設する必要があります。
国際版も口座を開設すれば、日本においても取引は可能ですが、中国語や英語にしか対応していないので利用するにはすこし難しいかもしれません。(ヘルプ対応は中国語のみ)
BTCBOX(日本版):https://www.btcbox.co.jp/
BoxEX(国際版):https://ex.btcbox.com/
BTCBOXの口座開設方法
まずは下記のURLから実際にとんで見ましょう!
https://www.btcbox.co.jp/
画面左上にある新規登録をクリックしてください。
メールアドレス入力
新規登録をクリックすると上記の画面がでてきます。
メールアドレスとログインパスワードの設定を行なってください。ハッキングなどのリスクを減らすため、
なるべく小文字、大文字の両用および文字数を増やし、パスワードを複雑にすることをオススメします。
上記の規約を同意して、次へ をクリックすると入力したメールアドレスあてにURLが届くのでそのURLに飛んでください。
携帯番号入力
携帯番号を入力した後に右上にあるコード取得をクリックしてください。携帯番号が正しく入力されていれば、60秒以内に携帯にコードが届きます。コードを入力し、次へをクリックしてください。
個人情報の詳細入力
まずは始めに姓名や性別、生年月日などを入力してください。
BTCBOXは、未成年者も口座登録が可能な取引所です。その場合、自身の身分証明証に加え、保護者の同意書と保護者の方の顔写真付本人確認資料を提出することが必要になります。
外国PEPs、簡単にいうと外国の重要な公人、もしくはその親族のことをさし、これに該当しない方はいいえを選択してください。
続いて、住所と口座の入力をします。
金融口座は、実際に口座を開設する本人のものを入力してください。
未成年者の場合も、未成年者本人の金融口座情報を入力してください。
続いて、職業や取引目的を入力してください。
利用契約書や同意書においては、右上の緑の文字をクリックと契約書や同意書などそれぞれ出てくるのでしっかりと下まで読んだあと同意するをクリックしてください。
上記の全ての項目の入力が済みましたら、次へをクリックしてください。
本人確認書のアップロード
アップロードという緑の文字をクリックして、本人確認書をアップロードしてください。本人が確認できる書類は以下の7点となります。
➀運転免許証または運転履歴証明書
➁在留カードまたは外国人登録証明証
➂印鑑登録証明書(交付後3ヶ月以内のもの)
➃パスポート(有効期限内および日本国内発行のもの)
➄健康保険証
➅住民基本台帳カードまたは住民票
➆マイナンバーカード
アップロードが終わったら、次へを押してください。
ご自宅にハガキが到着し、そのハガキに記載されていることにしたがってBTCボックスサイトにアクセスしてください。
ハガキに記載されているワンタイムパスワードを入力したのち、次の画面で取引パスワードを入力してください。
これで本人確認が完了し、はれてBTCBOXの口座開設は完了です♫
パスワードの二段階設定
口座の登録は完了しましたが、ハッキングなどの被害にあわないように、パスワードの二段階認証登録を行なっていきましょう。
メイン画面の中央にセキュリティ確保のため、2段階認証の設定を必ず行なってくださいという文章があるので右側にある設定へをクリックしてください。
このような画面が出てきます。まず上記に記載されているGoogle Authenticatir認証システムのアプリをインストールしてください。Android,iPhoneの両方に対応しています。
アプリのインストールが終わったら、アプリ内で➀バーコードをスキャンもしくは➁手動で入力を選べるので自分の好きな方を選んで上記のコードを読み取ってください。上記の図で説明すると、➀を選択した方は左上のQRコードをアプリで読み込み、➁を選択した方は右下のシークレットキーをアプリ内に入力してください。
読み取れるとアプリ内に時間ごとに随時更新される6桁の数字が表示されるので、
下記の2段階認証コードのところに入力してください。
2段階認証コードが正しく入力できていれば、次の画面が表示されます。
この画面が表示されれば、2段階認証の登録は完了です♫
最後に
いかがでしたでしょうか。
今回は、BTCBOXという取引所の特徴について詳しく解説したあと、取引所の口座解説の仕方までご紹介しました。
BTCBOXの大きな特徴としては、セキュリティが高く、安全に取引ができることをあげました。
しかし特徴からもわかるように、ほかの取引所に比べ、やや手数料が高めなためZaifやBitbankなど他の取引所と併用して利用するのも1つの手段といえるでしょう。
また、口座登録には郵送でのハガキに記載されているパスワードを入力しなくてはならず、すこし時間がかかってしまうので興味のある方は早めの段階でBTCBOXの口座登録をすることをおすすめします。