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ビットコインの価格
2019年3月27日19:36現在、ビットコインの価格はbitFlyer提供による相場で、44万3328円となっています。
①②米仮想通貨分析企業が取引高水増し問題に対処!取引所を選抜してリアルな取引高を算出する指数を発表!
3月27日に米証券取引委員会(SEC)にビットコインETFを申請中のBitwise社が、CoinMarketCap(CMC)について、仮想通貨取引所の取引高の9割以上が水増しか仮装売買を行っていることを米SECに報告したことで、CMCに対する批判の声が上がっていました。
米仮想通貨分析企業メサーリ社は、10の取引所を選抜してより実態に即した仮想通貨取引高を算出する指数を発表しました。メサーリはより正確な取引高の算出を売りに差別化を図りたい狙いです。(3月27日)。
メサーリの新たな指数は、「リアル10ボリューム」。同社の展開するサービス「OnChainFXダッシュボード」で常時観覧可能となっています。
取引高の正確性から選抜された10の取引所は以下の通りです。
・Bitfinex(ビットフィネックス)
・Bitstamp(ビットスタンプ)
・BITTREX(ビットトレックス)
・coinbase(コインベース)、
・Gemini(ジェミナイ)
・itBit(イットビット)
・Kraken(クラーケン)、
・POLONIEX(ポロニエックス)
一方のCMCも、取引高に基づく取引所のランク付けの方法を変更するとの声明をTwitterで配信しています(3月26日13:42)。
CMCは、「取引高に関する懸念の声についてしっかり耳を傾けている」とし、「取引所と仮想通貨のより安全な全体像が分かるような新たな測定基準の追加に注力している」と述べています。
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③サイト観覧者のPCでマイニングしていた男性に無罪判決
サイト観覧者のパソコンで仮想通貨のマイニングを行うプログラム「Coinhive(コインハイブ)」を使うのは違法なのかを巡り争われた裁判で、横浜地裁はウェブデザイナーの男性(31)に無罪を言い渡しました(3月27日10:08)。
男性は17年10月30日~11月8日の間、自身が運営するウェブサイトに「Coinhive」と呼ばれる仮想通貨Monero(モネロ)の演算を行うプログラムを設置したところ、ウイルスを仕込んだとして警察に摘発され、「不正指令電磁的記録(コンピュータウイルス)取得・保管の罪」で横浜簡裁から罰金10万円の略式命令を受け、これを不服として正式裁判を請求していました。
検察側は、男性が運営するサイトにはマイニングについての表示がなく、観覧者はマイニングが行われているという認識がなかったと主張しました。
一方弁護士側は、「ユーザーがウェブサイトを観覧する際、自分のPC上で知らないプログラムが動くことを想定している」とし、「コインハイブはユーザーの計算機を壊したり、情報を勝手に抜き取るものでなく、単に計算を行うに過ぎない」と主張しています。
Coinhiveは18年に警察が一斉に摘発を行い、18~48歳の学生や会社員など全国で計16人を検挙しており、その内3人が逮捕されています。
18年6月には同ツールに関して注意喚起も行っており、「マイニングツールを閲覧者に明示せずに同ツールを設置した場合、犯罪になる可能性がある」と警告していましたが、専門家からはユーザーに無断でPCに負荷を与えることが違法ならば、ウェブサイトの広告も同様だと批判する声も出ていました。
マイニングは仮想通貨の価値の根幹を支えているブロックチェーン技術に関係する重要なシステムの1つです。
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④米格付け企業2019年仮想通貨最新ランキングが発表!ビットコインやリップルが技術部門でA評価を獲得!
米大手格付け会社Weiss Rating(ウェイス・レーティング)の仮想通貨部門である「Weiss Cryptocurrency Rating」が最新レポートを発表しました(3月27日)。
Weiss Cryptocurrency Rating=122種類の仮想通貨の総合評価に加えて、長期投資家向けの判断基準「テクノロジー・採用」と短期的な要因に基づいて変動する「投資リスク・収益」という2つの異なるグレードをA+~Fーの範囲で格付けしたレポート。
「テクノロジー・採用」部門のトップは、時価総額では3位のリップル(XRP)でランクA。国境をまたいだ送金市場でSWIFT(国際銀行間通信協会)と競争する上で「最も良い位置にいる」と述べました。
2位はイオス(EOS)で、イーサリアム(ETH)に挑戦する有望な仮想通貨で、「新しいインターネットの中心」になろうとしていると評価しました。
3位がビットコイン(BTC)。同じくAランクで、取引速度アップや手数料削減を目指すライトニングネットワークのアップグレードなどにより、預金者や投資家にとって人気ある価値保存手段になれるとしました。
※ライトニング・ネットワーク=ブロックチェーン以外のチェーンを別個に作り、その中で情報の処理を行い、必要な情報だけを効率的にブロックチェーン上に送り込む技術。ビットコインにある「手数料の問題」や「スケーラビリティ問題」の解決に役立つと言われている。
しかし、「投資リスクと収益」という観点から評価したところ、A判定を受けた仮想通貨はゼロ。イオス(EOS)、リップル(XRP)、ビットコイン(BTC)、Binance Coin(BNB)に付与されたBーが最高でした。
Weiss Ratingの創業者であるマーティン・D・ウェイス氏は、「リスクを取ろうとするものにとっては、投資をするベストなタイミングがかなり近いだろう」と述べ、弱気相場にも関わらず、仮想通貨に投資する最高の機会があると述べました。
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終わりに
今日はこの3ニュースを取り上げてみました!
今後もビットコイン関連のニュースに注目していきましょう。