仕事を退職したら、一体何をして過ごせばいいのだろう・・・?仕事に生きてきた人たちは、退職後、仕事の重圧から解放され自由になるものの、第二の人生をどう過ごせばいいのか戸惑う人も多くいます。もし、夢中になれる何か趣味があると、リタイア後も生き生きと過ごすことができますね。第二の人生を充実させるための趣味はどんなものがあるのでしょうか。
目次
高齢者に人気の老後の趣味は?
引用:photoAC
リタイア後の高齢者に人気の趣味は、どのようなものがあるのでしょうか?定年後に人気の趣味をピックアップすると同時に、身近な高齢者がどのような趣味を持っているか紹介してみました。
人気の趣味5選
高齢者に人気の趣味を、趣味のランキングサイトなどを参考に調べてみました。
- 絵画や絵手紙
- 登山やウォーキング
- 家庭菜園
- ゲートボール
- 旅行
時間ができたからこそやれること、自分のペースで楽しんでやれること、健康維持に一役買ってくれる、などの趣味が人気のようですね。
参考元:趣味「【特集】高齢でも続けられる趣味 人気ランキング」/趣味探し.com
実際に行われている趣味とは
自分の周りの高齢者に人気の趣味を調べてみました。
- 旅行
- 家庭菜園
- 登山
- 茶道、生け花などの教室を開く
- コーラス
- 語学
やはり、現役時代にはゆっくり楽しむことができなかった旅行、学びたくても学ぶ時間がなかった語学などの勉強をしている人が目立ちました。また、資格を生かして茶道、生け花の講師として第二の人生を歩んでいる人が多いのも特徴としてあげられます。
老後のおすすめの趣味
引用:Photock
おすすめしたい老後の趣味をあげてみました。ジャンル別に紹介していきたいと思います。
芸術文化系の趣味
・絵手紙、絵画、写真、楽器演奏、コーラスなどの芸術系
これから老後を迎える人たちは、学生時代に部活動に励んでいたという人が増えてくると思います。特に文化部に所属していた人は、かつて打ち込んでいたことをもう一度やってみたい!と思っている人は少なくないはずです。学生に戻った気持ちで、再度始めてみてはいかがでしょう。特にこれらの趣味は、カルチャースクールも充実していますし、コーラスや楽器演奏などはグループも多く存在します。また、老後からはじめても、例えば写真などは60歳から始めて、10年で個展を開くまでの腕前になった方もいらっしゃいます。新たな才能に気づくチャンスかもしれませんね。
・茶道、生け花、書道、俳句短歌などの伝統文化
伝統文化の世界は、年を重ねたからこそ興味が持てるという話もよく聞きます。新たに始める人は、カルチャースクールを利用するのも良いですし、今まで習い事として培ってきた人は、資格と経験を生かして、自宅で教室を開くことも可能です。また、俳句や短歌などは、各地に会が存在します。短歌の会などに所属すると、人脈も広がりますし、経験を積んで上達すれば、歌集を出すチャンスもあるようです。落ち着いた伝統文化の世界を堪能するのもおすすめです。
・語学、インターネットなどの知識を増やす
私は学生時代に、学外の中国語サークルに所属していましたが、他の生徒さんはほとんどがリタイア後の高齢者の方でした。若い頃に学びたかったことを存分に楽しんで学ばれているのを感じたものです。今まで知らなかったことを学ぶと、一気に世界が広がりますね。また、語学と同様、一見高齢者には難しいと思われるインターネットを学ぶ人も増えてきています。インターネットショッピングを楽しむ人はもちろん、最近ではタブレットやスマートフォンを駆使し、動画を撮って動画投稿サイトにアップしている高齢者もいるようです。インターネットができるだけで、楽しみの幅がグンと広がります。
健康、体力維持の趣味
・ウォーキング、ゲートボール、太極拳などの健康を維持するもの
軽い運動は、健康を維持し、長生きに繋がります。特にウォーキングやゲートボール、太極拳などは無理な動きがなく、自分のペースで運動することができます。ゲートボールなどのチームで行うものは、他の人とコミュニケーションもとれて、更に楽しみが増します。細く長く続けていける趣味ですね。
・登山、社交ダンス、水泳などの本格的スポーツ
学生時代から、ずっとなんらかのスポーツをしてきた、体力には自信があるという人には、こういった本格的なスポーツを趣味にするのもおすすめです。もちろん、無理のない範囲で行うのが鉄則ですが、上達して大会に出るなどの目標は、生活する上での張り合いになります。最近では見た目だけではなく、体年齢も若い高齢者が増えてきています。こういったスポーツを続けていくことで、更に若返りを期待できるかもしれませんね。
趣味と実益を兼ねる
引用:ぱくたそ
自分がただ楽しむだけの趣味ももちろん良いのですが、何らかの収入や利益など、実益がともなう趣味だと、更に生き甲斐となり楽しみも倍増します。
・家庭菜園、釣り
行為そのものも楽しめますが、これらの趣味は収穫の楽しみがあります。自分が丹精こめて育てた野菜や、試行錯誤して釣った魚などを料理して食べるのは、ただ買ってきたものを料理して食べるのとは違う味わいがあります。また、家庭菜園が高じて農家並みの技術をつけ、切花や果物などを道の駅などで実際に出荷している人もいます。
・株やFXなどの投資
現役時代に貯蓄したお金を、投資で増やす人も多いです。本格的に投資のノウハウを学び、そこにインターネットなどの知識もつけると、プロ並みの投資家になることも可能です。リスクもあるのがデメリットではありますが、世の中の動きに敏感になり、リタイア後も経済的な豊かさを追求するという点で、大いに生き甲斐に繋がるでしょう。
・資格を生かす
上の伝統文化の箇所でも紹介しましたが、趣味が高じて資格を持てれば、それはすでに職業です。生きて上での仕事とは違い、本来自分がやりたかったことで収入が得られるということは、この上なく素晴らしいことです。また、教える、育てるということが、張り合いになることでしょう。
まとめ
いかがでしょうか。こうして老後の趣味を考えると、純粋に自分が楽しめるものから、上を目指して目標が持てるもの、実益をともなうものなど、本当に幅広いことが分かります。もはや老後とは、第二、第三の人生であり、新たな自分を見つけるチャンスでもあるようです。年齢を経たからこその楽しみ、張り合いというものが確実に存在するのですね。年を取るということをネガティヴに捉えず、新たな一歩としての大いに期待できるものにしたいですね。