節約するために、色々と情報を集め、チラシのチェックもかかさない…けれどなかなか節約の効果は出ないし、家族は協力してくれない、そんな悪循環にイライラする毎日を過ごしていませんか?
節約をするために、雑誌やテレビで紹介されている「節約名人」にならなきゃ! という意気込みが、かえって節約を妨げていることもあるのです。
辛い思いをせず「節約名人」になるためにはどうすればいいのか、そのコツをご紹介します。
目次
節約が修行になってしまうと辛くなる
節約を毎日頑張っているのに、むしろ毎日が辛い…そんなことはありませんか?
あなたの節約方法について、ちょっと見直してみましょう。もしかしたら、その考えは「節約になる」と思い込んでいるだけなのかもしれません。
特売日に合わせてまとめ買いをしている
スーパーやドラッグストア、ホームセンターなどその店によって、「火曜日は特売!」や「年度末大安売り!」といった日が設定されていますよね。
普段より少しでも安く買うために、底値を調べて「あのスーパーの方が○円安い!」と買いに行っていませんか。
たしかにそのときにはいくらか節約にはなっていますが、日用品など「腐らないから多めに買っておこう」と多めに買ってしまうと、逆にそれは高くついてしまうことも。
その店に行くための労力や時間がかかっていることも、忘れてはいけません。
また日替わりの特売品のために、毎日スーパーに行っていませんか。これも結局はお買い得なようで余計なものも買ってしまい、結局節約になっていないこともあるのです。
他の記事でも特売を用いることによって、食費を圧倒的に浮かせる方法を紹介しています。
6人家族で食費が月3万円!?スーパーに行く前に知っておくべきお得ワザ
買い物や光熱費の支払いはカード払いでポイントをお得に貯めている
カード払いにすると、支払いが一括にまとめることができるので、家計簿的にもお金の流れが分かりやすい、と支払うものをなんでもカード払いにしていませんか?
カード払いの場合、ポイントが高く設定されているのは一部だけで、公共料金の支払いなどはそれほどポイントが高くない場合もあります。
ポイントのために買い物をする、またカードが使える設定金額に合わせようとして、余分なものまで買ってしまう…そうなるとポイントが還元になるどころか、逆に浪費につながってしまうことにも。
クレジットカードでポイントをお得に貯める方法も他の記事で紹介しています!
夫のお小遣いや自分のお小遣いを削って節約している、もしくはお小遣いがない
お小遣いなしで頑張る! という意気込みはいいのですが、結局家計から出しているのなら、使途不明金が増えていくだけのことに。
夫にお小遣いは渡さず、飲み代が必要なときには家計から出す、という方法も結局はどんぶり勘定でいくら使ったのか分からなくなる原因となります。
しっかりお小遣いの金額を決め、「自分のことや自分のものは自分のお小遣いで」というルールを徹底しましょう。
節約は食費の削減からと思っている
節約で一番手をつけやすいのが食費であることは、節約名人には常識。
しかし極端な食費の制限は、大きなストレスになってしまいます。毎日同じようなおかずになってしまう、また安売りの食材ばかりで、栄養のバランスが取れていない、といったことが繰り返されると、体の不調につながりかねません。
食事で栄養が取れないならサプリメントで、という考え方は本末転倒。
まず基本の食事がしっかりできてこそ、節約にもつながると考えましょう。旬の野菜を買うようにする、おかずの味付けは調味料を使わず、塩や醤油などシンプルな味付けをする、といった工夫が大切です。
節約名人になるために今日から始めたいこと
お金がちゃんと貯まる人は、目の前のお得よりも、先のことを見通して行動しています。節約名人になるために、次のような行動を心がけてみましょう。
一年のお金の流れを把握する
家計簿をつけているけれど、結局続かず挫折した…という人は多いのでは?
私も実はその一人。色々な家計簿を試しては、長く続いても夏までに何も書かなくなってしまうパターンでした。
これはいけない! と思ってやっているのが、一年に必要なお金の予算立て。
税金や車検、保険料など絶対に支払わなければならないものをリスト化して、前の年収から予算立てをします。
毎年のことなので、半日もあればすぐ計算ができます。そこから使えるお金を計算していくのです。
「この月は帰省するから、予算をとって、そのお金を用意するには…」と支出のバランスを考えていきます。
もちろん予定通りに行かないこともありますが、絶対に支払う必要があるものと貯金を先に予算として組んでいるので、微調整しながらなんとかできています。
買い物と銀行に行く回数はできるだけ減らす
予算が決まっていれば、給料日にその分を下ろすだけなので余計な手数料を支払う心配もありません。
買い物も週に1,2回と決めておけば、余分なものを買う心配もありません。
折り畳み傘と水筒は出掛けるときには常備
傘を持って行くとかならず晴れてしまう体質の私ですが、どこに出掛けるときにも折り畳み傘と水筒を持って行きます。
もちろん家からお茶を持って行きますが、なくなったらコンビニやスーパーで買いますし、公園でお水を…とかはしません。
保温瓶があると、夏でも冬でも重宝します。
大きな傘だとなくしてしまうことも多いのですが、折り畳みだとなくす確率はぐんと減ります。また日よけにも便利です。
まとめ
いかがでしたか?
節約という言葉に振り回され、せっかくの毎日が味気ないものになっていませんか?
ちょっとした心がけで、「毎日の無駄」を減らすことができ、それが積み重なって節約になります。
電気やガスの自由化で、消費者の側がお得を得られるようになっています。毎日のケチケチより、先のことを見越しての大きな節約を始めてみませんか。