収入がたくさんあったとしても、それを賢く使えなければ貯金はなかなか溜まりません。上手にお金を使える人と、無駄にしてしまう人の差は、なにが違うのでしょうか?
実は、ほんの少しのことを意識するだけで、お金の流れはずいぶんと変わっていきます。そこで、お金を浪費しないために、覚えておきたい4つのことを紹介します。
お金を使う前に意識しておきたいこと
どうせお金を使うなら、有意義な使い方をしたいですよね。そのために、お金を使う前に少しだけ意識しておきたいことがあります。
安売りは本当にお得なの?
同じものがいつもより安く売っているのなら「今のうちに買っておこう!」ってやっぱり思いますよね!? こういう特売日をチェックして買い物をするのは、もちろんお得なことです。
しかし、安いからといってなんでも買い溜めをするのは、あまりおすすめではありません。とくに食品の場合は賞味期限があるので、そこも考慮しないといけませんし、生鮮品ならなおのこと、鮮度が落ちないうちに使い切らなければなりません。せっかくたくさん買っても、消費しきれずに結局捨てるようでは、お得どころか、ただの浪費となってしまいます。
また、こういったことは食品に限ったことではありません。例えば洋服なども、とくに、バーゲンでとりあえず安いという理由だけで買ったものなどは、買ったことすら忘れて結局、着ないで処分するのもよく耳にします。大切なのは、自分に必要なものを必要なだけ買うことです。
自分の判断基準で買う
「これを身につけていたら、周りからすごいって思われる」
「みんなから羨ましがられたい」
お金は本来、生活を豊かにするために使うものです。しかし、このように、まわりからの評価のために使うようでは、お金に振り回されていくばかりです。よいイメージを保とうと必死になり、さらに買い物をしてしまう悪循環に陥りやすくなります。
それだけでなく、まわりの目ばかりを気にしていると、いつかは心までも疲弊しかねません。そうなってしまうと、自分にとって本当に必要なものや、心地よいと感じるものがわからなくなってしまいます。
買い物は他人の判断基準ではなく、自分の基準をしっかり持って、自分の生活を豊かにするために使うことが大切です。
流行を追いかけ過ぎない
そのときに流行っているファッションや、レストランなど多少なりとも、やはり気になりますよね?
上手くそのときの流行りを取り入れてオシャレをしたり、話題のレストランで美味しいものを食べたりするのは、とても楽しいですし、新鮮な気持ちにもなります。ですので、ある程度は必要かもしれませんが、そればかりを追いかけるのは問題が生じてきます。
流行りとは一時的なものです。ですので、せっかく買っても次の年には「もう古い」と感じて、身に着けないことも十分あり得ます。毎回、このようにしていては、お金を浪費するだけで、いくらあっても足りませんよね!? 新しいトレンドを追うのは決して悪いことではありません。気をつけることは、その付き合い方です。
流行りに左右されずに長く使えるもののほうが、やはり経済的です。しかし、それだけを基準に選ぶのも、ちょっと退屈だったりします。ですので、例えば、一度買ったらしばらくもつものは、流行りに関係ないものを選ぶ! などの、自分なりのルールを決めてみることをおすすめします。
必要な人間関係にお金を使う
相手との仲を深めたり、お互いのことをもっと理解したりするために、お金を使うことも必要です。円滑な人間関係から、自分が全く想像していなかった新たな人との出会いや、ビジネスチャンスなどが生じることがあります。
そのため、人とのお付き合いにお金を使うのは、ただの「出費」ではなく、自分への「投資」とも言えるのではないでしょうか。
しかし、そうだからと言って、どこにでも顔を出す必要はありません。友好的な人間関係は、お互いの信頼によって成り立つものです。それが感じられない相手との付き合いは、お金ばかりでなく時間も浪費してしまいます。
とくに交際費は、収入の中から使える割合が限られています。貴重なお金を浪費しないために、誰のためにそれを使ったらよいのか、気にしておく必要があります。
まとめ
ただなんとなくお金を使ってしまっては、出ていくばかりになってしまいます。ほんの少しのことを気にしてみるだけで、お金の使い方の意識が少しずつ変わっていくのではないでしょうか。まずは、できることから始めて、上手にお金を使うようにしていってくださいね。