旅行で費用の掛かる項目と言えば、交通費、宿泊費、そして食費ですよね。
観光地の食事処やホテルのレストランでは、食事の料金もお高めになることが多いです。
せっかくの旅行だから節約など気にせず楽しみたいけれど、ついつい気分が大きくなりすぎて、気がついたらすごい額の食費になってしまった…なんてことになったら困りますよね。
筆者は年に1~2回ほど、子供を含む家族連れでの連泊旅行に行くのですが、何も考えずに食事をしていたころは、一回の食事で1万円前後飛んで行ってしまうこともありました。しかし回を重ねる毎に学習し、今では色々な技を駆使して、クオリティを下げることなく食事の費用を抑えられるようになりました。
今回は、実体験を交えながら、旅行先での食費を賢く節約する方法についてご紹介したいと思います。
目次
ホテル選びで食費を抑える
食費を抑える話をしているのに、いきなりホテルの話? と不思議に思う方もいるかもしれません。
しかし、実はホテル選びは食費を賢く節約するのにとても重要です。というのも、ホテルを予約するとついてくる、朝食券や施設の割引券の内容によって、食費を浮かせられるかどうかが大きく変わってくるからです。
バウチャーをチェック
バウチャーとは、各種サービスの利用券やクーポン券のことです。ホテルを予約すると、各種バウチャーが付帯サービスの一部としてついてくることがあります。
インターネット予約サイトであれば、プランによってどういったバウチャーがついているのかが明記されています。電話予約などの場合には、事前問合せの段階でどういった内容のバウチャーがあるのか確認するとよいでしょう。
金券として使えるバウチャー
バウチャーの中には、本来は朝食券として発券されるけれども、朝食を食べなければ、ホテル内のレストランでのランチやディナーで金券として使えたり、ホテル内のアミューズメント施設や売店での買い物に金券として使うことができる…というように、広い用途をもっている種類のものがあります。
こういったバウチャーは、使い方次第で食費の節約に大きな効果を発揮します。
筆者が宿泊したあるホテルでは、朝食券が2000円分の金券としても使えました。そこで、朝食は事前にホテル近くのパン屋やカフェで調達しておき、ホテルの部屋でのんびりと済ませることにしました。
朝食を買うのに1500円ほどかかりましたが、朝食券を使わなかった分、4人分×2000円=8000円分の金券を手元に用意できたことになります。
その金券を使って、ホテル併設の中華料理店で飲茶バイキングランチを楽しんだり、疲れた日のディナーをルームサービスにして、美しくデコレーションされたお料理をお部屋でリラックスしながら満喫したりもしました。
ルームサービスは金券がなければ利用を躊躇するような価格設定でしたが、4人分の朝食券がまるまる余っていたため、気軽に使うことができました。
普段朝食をあまり食べない方や、朝食にそこまでボリュームを求めない…という方も多いと思います。そういった場合は、朝食券が他の用途に転用できるというホテルを選ぶと、食費を賢く浮かせることができますよ!
併設レストランの割引などもチェック
ホテルから提供されるバウチャーには、ホテル付帯施設の割引券が含まれることもあります。
プールやエステなどの割引のほか、レストランでの食事が10~20%程度安くなるような割引券が入っていることもありますので、ぜひチェックしてみてください。
ホテルのレストランはお値段が高めの場合も多いですが、タクシー代など払って移動する手間や費用も掛かりませんし、割引券などをうまく使えば付近の飲食店で食べるよりも安く上がる可能性もあります。
キッチン付きの宿を選ぶ
ホテル選びの際に、キッチン付きの宿を選ぶのも、食費の節約につながる良い方法です。
特に、家族連れやグループ、カップル旅行では、みんなでわいわいと食材を買い出しにいったり、協力しながらお料理をしたりするのが楽しい思い出になります。
また、買い出しの際に地元のスーパーなどへ行ってみると、その土地ならではの珍しい食材に出会えたり、おみやげに最適な地元のお菓子をゲットできたりと、節約以外のメリットもたくさんあります。
飲み物やデザートも用意すれば、時間を気にしたり、お店を変えたりしなくても、お部屋でリラックスした時間を堪能できるので、おすすめですよ!
テイクアウトを利用する
旅行先では、レストランで外食をするもの…そんな風に思い込んでいませんか?
いくらおいしい食事でも、毎食を外で食べていると、疲れてきたり、飽きてしまうこともありますよね。
そんな時は、惣菜屋さんやお弁当屋さん、スーパーなどで、持ち帰りのできるものを調達してお部屋でのんびり食べるのもおすすめです。
大きな駅が近くにあれば、おしゃれな惣菜をあつめたデリや、焼き立てパンの買えるお店もあるかもしれません。またお店によっては、ハンバーグ定食や焼きそばなど、お店で出しているのと同じものをテイクアウトで包んでくれるところもあります。
とにかくただの白ごはんに納豆があれば充分…という時は、スーパーなどで買ってしまえば数百円で済みます。
テイクアウトならば外で食べるよりも費用が少なくて済みますし、子連れなどでも気兼ねなく食事を楽しむことができます。
胃腸を休め、無駄な出費も抑えたら、その分また別の食事で贅沢をすることもできますね。
まとめ
いかがでしたか?
食事は旅の楽しみのひとつではありますが、過度の出費は旅の予算を大きく圧迫してしまいます。
観光やおみやげに有意義にお金を使うためにも、賢く食費を節約して、旅行を思う存分楽しんでくださいね!