独身女性は一人で自分自身を支えて行く必要があります。そして安定した生活を営むためには、貯金が大きなカギを握ります。結婚せずに自分一人で賄っていくのは大変なことですが、工夫次第でお金は随分と貯まります。
- 独身で生活して行くために、どのくらい貯金すれば良いのか。
- なかなか貯まらないお金をどう工夫して貯めて行くか。
この2点について見直すことが大切です。
そこで、今回はfincleが20代から50代以上の独身女性を対象にアンケート調査を実施し、貯金事情の実態について分析してみました。
多くの方が「老後が心配」、「なかなか貯金が進まず、どのように工夫すれば良いか分からない」、「結婚費用を貯めたい」など、様々な悩みを抱えているでしょう。
この記事では、独身女性の貯金事情のみならず、貯金の知識を提供する関連記事もご紹介するので、工夫して貯金したい方は楽しく読んでくださいね。
目次
独身女性の貯金額! 今いくら貯まってる?
暮らしの中で大きな関心事を挙げるとすれば、その上位に「貯金」を挙げることができるでしょう。「万が一のために」、「好きなことに使うために」、「少しでも生活に余裕を持つために」。このように、さまざまな目的を持って私たちは貯蓄を行ないます。
自分の貯金額について知っていても、目安としてどのくらいの貯金があれば安心できるか知りたいものですよね。そのためには、他の方がどのくらい貯金を行なっているのか、そして「いつまでに」「どのくらい」のお金を貯めれば良いのか、計画立てて考える必要があります。
そこで、この項目では20代から50代の独身OL100名を対象としたアンケートから分かった貯金平均について確認してみましょう。
社会人独身女性の平均貯金金額!
さて、今回fincleが行なったアンケートを確認してみると、貯金の全体平均は214万円、中央値は100万となりました。皆さんの現在の貯金金額と比べてみて、多いでしょうか。それとも、少ないでしょうか。
年代別の貯金平均については後ほど詳しくご紹介しますが、全体の平均に一番近い年代は30代(平均266万円)でした。一方で、平均貯金額が中央値に近い年代は20代(平均94万円)でした。
したがって、今回のアンケート結果を踏まえると、目安として今の時点で20代の方は中央値を超え、30代の方は全体平均値を超えていたいものですね。
ただ、この平均は今回アンケートに協力していただいた20代から50代以上のすべてのケースの平均なので、あくまでも「年齢」という条件を取り外した「独身女性100名の平均貯金額」と捉えておくのが良いでしょう。
独身女性の老後にはいくら必要?
結婚せず生涯独身で過ごす場合、自分のお金は自分で賄う必要があります。そのためにも、老後資金にはいくら必要なのか確認しておく必要があります。
老後に必要なお金の多くは生活費です。どのくらい生活費にお金がかかるのかは人それぞれ違いますが、現在の時点で1カ月あたりいくら生活費がかかっているのか振り返ってみてください。ご自身の月々の生活費と、退職後大体何年生きるのか予想して計算すると、老後に必要な額を計算できます。
現在の生活費が1カ月あたり25万円で、退職後に30年生きるとすると25万円×12カ月×30年で9000万円となります。改めて計算してみると生活費だけでこれほど多くの金額が必要となるのですね。
ただ、9000万円分すべて自分で貯金する必要はありません。というもの年金を受け取ることができるからです。年金は平均12万円支給されるので、9000万円から12万円×12カ月×30年を引けば、自分で貯金する分の金額を算出できます。実際に計算してみると、4680万円の貯蓄が必要になります。余裕を持って生活するには相当な金額を貯めておく必要があるのですね。
ただし、マイホームの有無や、現在の年金支払金額によって、貯蓄すべき金額は異なります。今の自分の状況をしっかりと確認してから、老後に必要な金額の目安を算出してみましょう。
また、「老後どのような生活レベルで暮らしたいか」ということについても考える必要があります。比較的贅沢な暮らしをしたいのであれば、娯楽にかける費用なども見込んだ上で、必要な貯蓄額を計算する必要があります。
貯金の目的と目標金額について
貯金をするからには、目的と目標金額を設定する必要があります。何のために貯蓄を行うのかしっかりと決めておくことで、いつまでに、どのくらいの金額を貯めれば良いのか把握することができ、貯金も一層成功しやすくなります。
そこで、実際貯金を行なっている独身女性の方の「貯金目的」と「目標貯金額」についてもfincleが調査を行いました。この項目ではこの2つの項目について分析していきます。
みんなの貯金の目的は?
貯金の目的についてアンケート調査を行った結果、次のようになりました。
様々な目的が挙げられましたが、一番の目的は「老後資金」でした。一般的に言っても、若いうちから個人年金保険に加入するケースも多いくらいなので、やはり多くの方の関心は「老後資金」であることが分かります。
次に多かったのが「病気への備え」です。「病気への備え」の手段としては、保険を挙げることができますが、自分に十分な貯蓄があれば、保険に入って毎月保険料を支払わなくても済みます。保険とは違い、お金も掛け捨てになることはありません。
ただ、医療保険、がん保険、女性保険など病気に備えた保険への加入が必要なケースもあるので、ご自身がそのケースに該当していないか確認してみる必要があります。これらの保険については関連記事を挙げておきますね。
関連記事:
20代と30代におすすめ!女性保険の選び方や比較ポイントについて
100人アンケート!がん保険の選び方と特約の必要性、人気ランキングの実態
また、保険については加入している保険を見直すことで、貯金にもつながりますので、ご興味がある方はこちらをご覧ください。
そして3番目に多くの割合を占めたのが「結婚資金」でした。婚約するにも、結婚式を挙げるにも、非常に多くのお金がかかります。両親への挨拶や両家の顔合わせ、そして新居探し・新婚旅行などの出費も含まれます。結婚式だけでも300~500万円くらいかかるので周到に準備しておく必要があるのです。
女性側もしっかりと結婚費用を貯蓄しておきたいものですね。結婚費用についても、当サイトに関連記事があるので、結婚を考えている方は、情報収集としてご参照くださいね。
関連記事:
結婚と婚約にかかる費用は?おおよその目安と見積もりのポイントとは
また、「将来の子どものため」という目的が4番目に多かったのも印象的です。子供を育てるには多くのお金がかかります。学資保険の利用などもありますが、そちらは実際に妊娠してから加入するものなので、子供が欲しい方は前もって自分で貯金を行う必要があるのです。学資保険については次の記事をご参照ください。
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目標貯金額は?
今回は貯金の目標金額についても分析してみました。目標金額として最も多かったのは1000万円以上です。先ほど確認したように貯金の目的は「老後資金」が最も多かったので、それを踏まえれば1000万円以上の貯金が最も多くを占めているのが納得できます。
ただ、1000万円以上を目標にしている方の現時点での貯蓄額は平均492万円となっています。このことから、比較的貯蓄額の多い方が1000万円以上の貯金を目指していることが分かります。
次に多くを占めたのが目標100~300万円です。これなら、短期的な目標として達成しやすい額ですね。この目標を掲げている方の現在の平均貯金額を見てみると、45万円となっています。いきなり1000万円以上の貯蓄を貯金を目指すのは大変なので、無理なく目標を定めて地道に貯金して行くのが得策ですね。
そして3番目に多くを占めたのは目標500~1000万円でした。この目標額を設定している方の現時点での貯金平均額は205万円です。続いて、目標300~500万円で、この目標を選んだ方の現時点での平均貯金額は105万円、そして最後に目標貯金額0~100万円となり、現在の平均の貯金額は21万円となりました。
アンケート結果を見てみると、当然のことではありますが、現時点での貯金金額が多いほど目標貯金金額も多くなる傾向が見られました。貯金の目標を立てる時には、まずは自分の手に届く金額を設定し、無理なく続けることが大切なのです。
年齢別の平均貯金額と貯金方法
前の項目で確認したように、年金で受け取るお金の分を差し引いても、老後の資金としては数千万円必要となります。仕事を辞めて働けなくなるまでに、必要なお金を貯めておきたいところです。実際、皆さんどのくらいの貯蓄があるのか、年代別のデータも気になりますね。
また、それぞれの年代の貯金方法についても気になるところです。
そこで、この項目では今回fincleが行ったアンケート調査をもとに、年代別の平均金額・貯金方法について分析してみます。20代、30代、40代、50代以上の4つのカテゴリーを個別に見て行きましょう。
20代の平均貯金額はいくら?
アンケート調査によると20代の平均貯金額94万円となりました。これはとても平均的な額であると言えるでしょう。一般的に言っても、20代女性は貯金額100万円以下のケースが最も多くなっています。
20代前半女性の場合は月給も手取り15万~18万円ほどの場合が多いですし、毎月のお給料のうちの多くを生活費に回すことになるので、残った費用から付き合いに必要なお金や雑費を引くと、ほんのわずかな金額しか残りません。(ただ、実家住まいの場合であれば、家賃がかからないのでもう少し貯金することはできるでしょう。)
このように、貯金金額の少ない20代女性ですが、工夫次第で100万円以上貯蓄することはできるようです。今回のアンケートでも20代で最も貯蓄額の多かったケースは400万円でした。是非この方の貯金方法について伺いたいところですよね。そこで、早速20代女性の貯蓄方法を確認してみることにします。
20代の貯金方法は?
今回のアンケートにおいて、20代女性で最も多く貯蓄しているケースは400万円でした。貯金はできるだけ多い方が良いに越したことはないので、早速その方の貯金方法について取り上げてみますね。このようなコメントが寄せられています。
1年間の予算を立て、それをもとにお金を管理する。とても基本的なことですが、大事なポイントです。特に、贅沢するのに使えるお金を分けておくことで、自分へのご褒美として無礼講する時にも、罪悪感を感じることなく気持ちよくお金を使えます。
誰しもお金を使うことにたいして罪悪感を抱きたくはありませんよね。お金そのものや、お金自体に良い感情を持つことで、不思議とお金にも恵まれるようになります。予算を立てていなかった方は是非1年間の予定を立ててみましょう。
もう一人400万円貯まっている方からは、次のようなコメントが寄せられています。
非常に参考になるコメントです。実際ほんの少しの工夫で無理なく貯金することができてしまいます。特に、お釣りをはじめとした「小銭貯金」は案外効果があります。
おつりの分は貯金に回したり、コンビニで衝動買いしそうになったお菓子を我慢したりした分を貯金箱に貯めておくと、たった1カ月でも数千円貯まります。私も、コンビニのお菓子や衝動買いしたくなったものを我慢して貯金に回しているのですが、2カ月で1万円ほど貯まりました。
また、この方のコメントにも見られるようにお札を崩す方法も、お金の使い方の意識に影響します。コメントの方法以外にも、「新札にかえてみる」「2000円札にかえてみる」など工夫してみると、「使うのがもったいない」という意識が芽生え、お金を使わなくなります。
以上の2つが現在の時点で貯蓄が400万円以上のケースです。その他のコメントとしては以下のようなものが寄せられています。
基本的なことですが、自炊は大きな節約になります。この方は100円前後で1食を作るように心がけているのですね。1食あたりいくらかけるか決めてしまうと節約も上手く行くでしょう。
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また、次のようなコメントも寄せられています。
封筒に用途別に小分けする方法は貯金の効果に優れています。たとえ、「娯楽用」の貯金であっても、書籍代にかけたかったり、洋服代にかけたかったりとお金の使い道は全く異なります。
細かく分けることで、自分が何にどのくらいお金をかけているのかについても把握できるので、お金の管理が苦手な方にもおすすめの貯蓄方法です。
衝動買いを我慢するのは大変ですよね。でも少し我慢すれば、お金も確実に貯まります。
さらに、フリマアプリを上手く活用するのも手です。いらなくなったものを捨ててしまえば、何の利益にもなりませんが、フリマアプリを利用すればお金になります。フリマアプリについて、詳しく知りたい方は次の記事を参考にしてくださいね。
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また、定額貯金も非常に効果的です。自分で貯金分のお金を分けると、つい甘えが出て使ってしまいます。しかし、貯蓄用の口座を作り、月給から差し引かれるように設定すれば、半強制的に貯蓄を行うことができますね。
貯金はいくら頑張ってもお給料次第であるとも言えます。しかし、今のお給料では貯金ができない場合でも、工夫次第で貯金を成功させることは可能です。
その重要なツールとなるのが「副業」です。この方は、副業としてアンケートやポイントサイトでお金を貯めているのですね。副業はそれほどまとまったお金にならないことも多いですが、地道に続ければ、案外大きな額が貯まります。副業について関心のある方は次の記事も合わせて役立ててみてください。
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30代の平均貯金額はいくら?
30代は20代の頃よりも、お給料が上がって少し余裕も出る時期でしょう。また、20代からの貯蓄も貯まる時期です。アンケート結果を見てみると、30代独身女性の平均金額は266万円となっています。
一般的には、30代には非常にばらつきがあることが分かっています。貯金は20代からの積み重ねなので、差が開くのでしょう。100万円以下の場合と500万円程度の場合に二極化するといったデータも出ています。
実際fincleが行ったアンケート結果を見ても、1000円以上貯まっているケースと100万円以下のケースのどちらにも30代が分布しており、貯金額についても全体的にばらつきがあります。
30代の時点の理想の貯蓄額は1000万円ですが、これを達成しているのは39人中3名のみです。一体どのような節約方法で1000万円以上貯めることができたのでしょうか。30代独身女性の貯蓄方法について確認してみましょう。
貯蓄方法は?
まずは、1000万円以上貯金できているケースの貯蓄方法から見てまいりましょう。
苦しくても貯金の分は何としてでも切り崩さない。この心がけが1500万円の貯金につながるのでしょう。様々な誘惑の中、どれほど自制心を持ち、使えるお金だけで生活を回して行けるのかがポイントとなります。また、衝動買いを防ぐためにも、買い物には行かないという選択も大切です。
お二人ともネット銀行を活用しているのですね。金利が高い時に利用すればしっかりと貯金することができるので、利用しない手はありません。効率よく貯金したい方は試してみると良いでしょう。
また、副業も大切な貯金方法として挙げられていますね。やはり、ちょっとした小銭程度の稼ぎであっても、ちりも積もれば山となる。副業を上手く活用したいものです。
以上が30代で1000万円以上貯めている方のコメントです。その他のケースで興味深かったコメントは以下の通りです。
定期的に財布の中の小銭を貯金に回すことで、案外お金も貯まるのですね。この方は3年で100万円も貯まってしまったのだそうです。やはり小銭貯金の効果は侮れません。すぐにでもできる簡単な貯金法なので実践してみましょう。
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500円玉貯金を行っている方が多く見受けられました。小銭貯金の部類に入りますが、500円というキリの良い金額なので、数字を把握しやすい点がメリットですね。貯まった分を把握しやすいので、やる気も持続します。
毎月貯める金額を設定してしまうことで、年間100万円も貯めることができるのですね。
またニーサを利用して投資しているという点も注目です。これを利用すれば、株や投資信託で得た分の利益が一定額非課税となります。つまり税制面で得できるのです。株・投資信託を行なっている方は、ニーサ口座を作っておくのが得策ですね。
ニーサについては別に記事で詳しく紹介されているので、そちらも合わせてご参照くださいね。
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今更聞けないNISA(ニーサ)の基本!資産運用初心者のための基礎知識
個人年金は非常に貯蓄性の高い保険なので、是非とも利用したいものです。公的な年金と異なり、自分で支払った分はきちんと年金として返ってくるので安心です。個人年金についてもアンケート調査を行ったので、関心のある方はそちらもご参照ください。
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また、貯蓄の手段として株式投資や運用を行うというのも賢い方法です。これらについては、リスクもあり、ある程度の知識が必要ですが、勉強して実践を積んでおくことで貯蓄もはかどりますね。
40代の平均貯金額はいくら?
さて、40代になると今までの貯金の積み重ねもあり、お給料も増えて毎月の貯金も楽に行なえるのではないかと思いますよね。しかし、一般的に女性の場合は30歳前後を過ぎると年収が減ってしまう傾向にあります。
したがって、40代は決して楽に貯金できるわけではありません。このような厳しい状況の中、実際にどのくらい貯金できているのでしょうか。
fincleが行ったアンケート調査では40代の平均貯金額が344万円となりました。一般の平均は、40代独身女性の場合950万円ほどです。今回のアンケート調査では一般の平均よりも大きく下回っていることが分かります。
アンケート結果においては、40代の独身女性で一番貯金の多い方は800万円でした。その次に600万円、500万円、200万円、80万円、30万円という具合に分布しています。実際にアンケート結果を確認してみると、次のようなコメントが寄せられているのが印象的です。
人それぞれお給料の状況は異なりますが、この方はやはりお給料が上がらず、貯金に苦戦していることが窺えます。先ほども確認したように、一般的に40代女性のお給料は若い頃よりも下がるので、なかなか貯金に回すお金を確保することが難しいようです。
こうなると、40代に突入するまでに、できる限りお金を貯めておく必要があることが分かります。そのためにも、20代からしっかりと貯金を始め、30代にはある程度満足の行く金額を貯めておかなければなりません。独身女性の場合は、早め早めの貯金が重要であることが分かりますね。
40代独身女性の貯金方法!
お給料も下降気味の40代においては、皆さんどのような工夫をして貯金を行なうのでしょうか。老後に必要な費用は何とかして捻出したいものですよね。今まさに40代で、貯金を行なっている方のコメントを見てみましょう。
この方は現時点で800万円の貯金がある方ですが、なるべく節約を心がけることで貯金を行なっているのですね。食事・洋服にお金をかけないよう、工夫していることが窺えます。基本的な節約方法ですが、それをしっかり守ることでお金も確実に貯まってゆくのです。
さらに、要らないものはただ捨てるだけではなく、メルカリなどのフリマアプリを利用しています。今回のアンケートを見ても、フリマアプリは多くの独身女性が利用していることが分かります。独身女性には心強い味方ですね。
独身女性が自分の力で貯金をするには、このようなツールを駆使することが必要となるのでしょう。
副業をすべて貯金に回すというのも一つの大事な貯金方法です。お給料だけでは貯金がなかなか貯まらない方にとって、副業の収入はわずかであっても大きな助けとなります。様々な副業があるので、気になるものを始めてみるのも良いでしょう。
50代以上の平均貯金額はいくら?
50代以上の平均貯金額を確認してみると、やはり20~40代と比べて非常に多いことが明らかになりました。今回のアンケート調査では798万円との結果が出ています。50代は老後も差し迫っており、また20代からの貯金の積み重ねもあるので、自ずと貯金額も多くなります。
一般的にも700万円程度が独身女性の平均貯金金額となっているので、fincleのアンケート結果は一般よりも貯金の順調な方が多いことを示しています。
ただ、理想としては、50代の時点で2000万円から3000万円ほどの貯金が必要です。差し迫った老後を見据えて、保険への加入や見直しなどを行う必要もあります。特に年齢が上がるにつれて病気のリスクも高まるので、医療保険や介護保険への加入を考えましょう。
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50代以上の貯金方法は?
平均貯金額の多い50代以上の年代ですが、実際にどのような工夫を行なって貯金しているのでしょうか。Fincleが実施したアンケートに寄せられたコメントを確認してみましょう。
上のコメントは、50代以上の中でも、全体の中でも、最も貯金金額の多かった方のものです。すでに2000万円の貯金が貯まっているのですね。さぞ計画的に貯金をしてきたのだろうと思いますが、コメントを見てみると、欲しいものは我慢せずに購入しているようです。
ただ、すべてのお金を使い尽くしてしまっているわけではなく、余ったお金は貯金に回しているのですね。貯金の分だけは切り崩さないように心がけていれば、予想以上に貯まるとも言えます。離婚された方ですが、お仕事の収入自体が多いのかもしれません。
つもり貯金はとても効果がありますね。特に、旅行に行った「つもり」の貯金ならば、まとまった額のお金を貯めることができます。旅行に行く代わりに1日近場に出かけ、数万円分は貯金に回す。一回5万円に設定して、これを年に2回行っただけでも10万円は貯まります。
また、小銭貯金も案外侮れません。私も5円玉を貯金箱に入れるようにしています。1日のうちにお釣りとして5円玉を受け取ることが多いので、5円を手に入れたらその日のうちに貯金箱に入れます。1日5円玉を2枚(10円分)を貯金すれば、1カ月で300円、1年で3600円貯まります。これを10年続ければ3万6000円にもなってしまうのです。簡単にできる貯金方法なので、すぐに始められますね。
エクセルを上手く利用して貯金を成功させることもできるのですね。支出を多めに見なす工夫が非常に興味深いですね。このように管理すれば、貯まるお金も多くなるのは確実です。
エクセルの家計簿については、fincleの他の記事でも詳しく紹介しているので、効率的に貯金を行ないたい方は役立ててみてくださいね。
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最後に
平均貯金額を見て分かるように、理想の貯金額と現実的な貯金額には大きな隔たりが存在します。ただ、貯金は自分の生活や保険、貯蓄方法をしっかりと見直すことで、随分と効果が出るものです。
また、貯金は自分一人だけの知恵では上手く行きません。様々な方の力を借りて、自分に合った貯金方法を行うことが目標達成への近道です。この記事ではたくさんの関連記事をご紹介しましたが、もし興味のある貯蓄方法を見つけたら、実践してみるのも楽しいものです。
私も小銭貯金やつもり貯金を行なっていますが、楽しい気分で貯金することができきます。何より、楽しんで貯金を行う心がけを忘れないようにしたいものですね。