無水鍋の魅力に迫る!節約と美味しさ兼ね備えた料理とは?

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料理をする際に欠かせない調理用具である鍋。家族構成に合わせた大きさや用途に合わせて用意される方が多いと思います。

その鍋をちょっと見直す事で、家計にとっても家族の健康にとってもうれしい料理ができるんです。

今回は、私が日々楽しく料理する事ができるきっかけとなった「無水鍋」の魅力についてご紹介したいと思います。

無水鍋のお財布と体にうれしいメリット

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外食をすると、どうしても食費がかさんでしまいますよね。少しでも節約をしようと、自宅で料理をする事を心がけている方も多いのではないでしょうか。

健康面も気になります。

そこで、無水鍋を使って料理をすると、どういった点でどんなメリットがあるのかをご紹介したいと思います。

時短料理で光熱費を節約

無水鍋の特徴は、食材を調理する際、通常の鍋と比べて水を少量しか使わなくて良いという点です。

特殊な鍋の構造で調理中に発生した水蒸気により、食材から出た水分とともに少量の水で火を通す事が可能です。蒸気が鍋の内部で対流するため、熱ムラも少なく済みます。この事により調理時間は大幅に短縮され、比例して光熱費をおさえる事ができます。

私はビタクラフトという無水鍋を愛用していますが、この鍋に関しては野菜を茹でる時間が1/3に短縮できます。そして、光熱費はガスでもIHクッキングヒーターでも約1/3~1/4におさえられるんです。

参考:ビタクラフト(2017年著者調べ)

また、無水鍋の長所はその保温性で、加熱を止めても一定時間料理の温かさを保ちます。ちょっと放っておいたら冷めてしまって温め直し、なんていう事も減ります。

ここでも無駄な光熱費や時間をカットする事ができますね。

栄養をまもる調理法

先ほど述べたように、無水鍋は少量の水で食材を調理する事が可能です。その事で、食材に含まれたビタミンやミネラルが多く水に溶け出してしまう事を防ぎます。

また、短い時間で食材に火を通す事ができるため、熱に弱い栄養分も守る事ができるのです。さらに、食材の旨味成分が水分に溶け出る事を最小限にし、素材の旨味を引き出す事で、必要以上の調味料を使わなくて済みます。血圧を気にされている方には、そういった点でもおすすめです。

続けていく事で、調味料に頼らない素材本来の美味しさを感じられるようになっていきます。味覚もきっと研ぎ澄まされていきますよ。

お財布にも優しく、しかも栄養素をしっかり摂る事で体にとってもヘルシー。この2つが両立できるという事は、毎日続けていく料理においてとても重要な事ですよね。

節約だけじゃない!毎日を彩る無水鍋

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ここまで、無水鍋は毎日使い続けていく道具としてとても実用的だという事をお話ししてきました。ここからは、日々の料理のバリエーションを広げる無水鍋の活用の仕方をお伝えしたいと思います。

1つあれば多様な調理を実現

蒸気を利用して食材を調理する無水鍋は、1つ持っておくと色々な調理に用いる事ができてとても便利です。ここではその一例をご紹介します。

煮る

私がおすすめしたいのが肉じゃが。中火で野菜と肉を軽く油で炒めたら、少量のお酒とみりん、醤油を加え、フタをして弱火でコトコト煮るだけ。

水を極力少なくしているため、じゃがいもがホクホクと口の中でとろけ、人参はびっくりするほど甘くなります。

そして、肉はふっくらジューシーに。野菜や肉の本来の旨味が残っているため、シンプルながら他の鍋での調理と比べて味の違いが歴然です。

焼く

焼くと言えばフライパンを思い浮かべる方が多いと思います。無水鍋は焼いたり炒めたりする料理も得意です。

コツは、テフロン加工のフライパンと違ってしっかりと油をなじませる事です。

私がおすすめしたいのはチキンソテー。中火で両面に軽く焼き色をつけ、フタをして弱火でじっくり火を通します。表面に弾力が出て火が通ったら、中火で仕上げの焼き色を付けます。

味付けはシンプルに塩のみで、肉本来の甘みと旨味が味わえるため、冷めて美味しいのです。家族にはお弁当のおかずとしても好評です。

オーブン調理

商品にもよるかと思いますが、無水鍋はオーブン調理も可能なものが多いです。

おすすめ料理はアクアパッツァ。お頭つきの白身魚と、あさり等の魚介類やミニトマトとオリーブオイルを敷き詰めて、あとはオーブンにお任せ。

手早く見栄えも豪華なパーティ料理のできあがりです。

米を炊く

無水鍋を購入したら一度は試してほしいのが炊飯です。炊飯器も最近は圧力炊きなど、こだわりの機能が多くありますよね。

しかし、無水鍋で炊くとシンプルだからこそふっくらとした瑞々しさに感動します。一粒一粒がしっかり立って、米本来の甘みが感じられます。

見た目にも美味しい無水調理

時短調理で実現するもうひとつのメリットが、食材の色を鮮やかに保つ事です。

特にほうれん草などの緑黄色野菜は、うっかり茹ですぎて黒ずんでしまったりする事はありませんか?無水鍋にて少量の水でさっと調理すると、見た目にも美味しい緑鮮やかな茹で上がりとなります。

料理は目でも味わうと言いますが、食材ひとつひとつが彩りよく並んだ食卓は、とても食欲を増しますよね。

また、無水鍋はシンプルでオシャレなデザインのものが多く、調理してそのまま食卓に出す事ができます。素敵な鍋を中心として食卓をより一層豊かに彩ります。

まとめ

無水鍋はとても人気があり、たくさんのメーカーから魅力的な商品が出ています。みなさんの好みやライフスタイルに合わせて、お気に入りの無水鍋を手にとってみてはいかがでしょうか。

そして、楽しみながらお財布と体にうれしい料理生活を送っていただければと思います。