節約をするならまず食費から、と考えている人は多いのではないでしょうか。
特に食費のなかでも、多くかかってしまいがちなのが外食のお金。
家族全員で好きなものを頼むと、かなり痛い出費になってしまいます。でもたまには外食して美味しいものを食べたい!
そんなわがままを叶えながら、節約するコツをご紹介します。
目次
自炊オンリーだと実はストレスがたまりやすい?
食費削減の一番の方法は、自炊。しかし一人暮らしの方や、夫婦共働きの方、また子供のいる家庭の方など、自炊で365日頑張るのは色々とハードルが高いこともあります。
仕事や友達の付き合いで飲み会や食事会に参加する日がある
仕事で遅くなって「じゃあちょっとみんなで何か食べて帰ろうか」という話になると、なかなか断りづらいもの。断ったとしても帰ってから作るのは大変なときもあります。
友達との付き合いも、たまにしかない機会なら断りたくないですよね。
節約で自分を追い込んでしまう
外食したらこんなにお金がかかってしまう…! 節約しなきゃ…! という気持ちがかえってイライラにつながり、節約どころか気持ちがトゲトゲしてしまったら意味がありません。
無理をしすぎて体調を崩し、食事の支度をする人がいなくてコンビニのお弁当…となったら節約の意味もなくなってしまいます。
自炊と外食のバランスを上手に取るには
それでも外食費で1回にかかる金額が一人で2000円や3000円もかかっていたら、積もり積もって節約の意味がなくなってしまいます。
自炊をしながら外食も楽しみたい、そのバランスを上手に取るためにはどうすればいいのでしょうか。
今の外食費を見直す
外食費を食費に加えている、という人は案外多いのではないでしょうか。私も以前は食費に加えていて、「ああ、今月も節約できなかった…」とがっかりしていました。
しかし外食費を食費ではなく、「レジャー費」として特別費用として別に扱うことにしました。
予算をあらかじめ立てておくことで、純粋に食費イコール自炊で使うものになったので、逆に節約がしやすくなりました。
なんとなくの外食はしない
今日はちょっと夕飯作るのが面倒だな…と「今日はちゃちゃっと外で食べよう!」という外食はやめましょう。
外食をするなら、いつもは作らないものや雑誌で気になっていたけどどんな料理なんだろう? と自分がわくわくできるようなところにすべきです。
外食する日は前もって決めておく
外食用の予算を立てるためにも、1ヶ月の外食の回数を決める、予定を決めておくといったことを心がけると、なんとなくの外食も減らせますし、楽しみがあるので頑張れます。
また友達とのランチや飲み会は、自分のお小遣いから出しましょう。共働きはもちろん、専業主婦でも月に使えるお小遣いを決めておくと、無駄遣いが減ります。
自分が行きたいと思ったときだけ付き合う
仕事をしていると、どうしても職場の仲間と外食をすることが多くなりがち。
お弁当を持ってきているのに、ランチに誘われて断れなかった…というのは周りに気を遣う気持ちからかもしれませんが、それに全部付き合っていたら節約どころではありません。
どっちでもいいかな…と悩むときは断ってもいいのです。その代わり、行くと決めたときにはその時間をしっかり楽しむことも大切です。
自炊が苦手で外食が多めの人は、週1の自炊から始める
一人暮らしの人は、食費の節約がしやすい反面、料理が苦手な人は自炊がストレスになりがちですし、張り切って食材を買ったのに、仕事が忙しくてそれどころじゃなかった…ということもよくあります。
週末の休みの日にまとめておかずを作るのも、それだけで休みが終わってしまうということになるので、長続きは難しいもの。
無理をせず、できるときにやればいいんだ、ぐらいの気持ちでやりましょう。
外食で自炊のヒントが得られることもあるので、少しずつ自分のできるレパートリーを増やしていきましょう。
簡単にできる料理のストックを常備しておく
毎日家族のために食事を作っている主婦の方でも、体調が悪くてどうしても台所に立てない、ということもあります。
かといって家族に外食や出前を、となるとそれも高くついてしまいます。そこで無理をしてまで頑張るのはやめておきましょう。
まず、そんな日にはご飯だけを炊いて、おかずは惣菜や冷凍食品を利用するなどして乗り切りましょう。
私のおすすめは冷凍うどん。具だくさんの味噌汁を作って、冷凍うどんをいれてちょっと煮込む簡単うどんを作ります。
そこまで手をかけなくても、日頃からうどんセットの具材を冷凍しておけば、子供でも手伝えます。
ほかにも電子レンジですぐできるおかずなど、自分ができなくても家族でも手伝えるようなおかずを、日頃から冷凍庫などにストックしておきましょう。
まとめ
食費の節約で「外食をやめる」方法はたしかに効き目はあるのですが、それで人付き合いや気持ちがギスギスしてしまってはもったいないもの。
無理をせず、外食を楽しみながら、自炊するときにはしっかり自炊、そのバランスを考えながら上手に節約していきたいですね。