無駄遣いをチェックしてお金の使い方の見直しをするためには?

節約しているつもりなのに、毎月給料日が近づくといつもお金が足りなくなったり、貯金がなかなかできなくて、必要な時や急な出費に困った経験ないでしょうか。決して贅沢はしていなくても、実は日々の無駄遣いが家計を圧迫していたりするものです。日頃の生活習慣を見つめることによって、どのくらい無駄遣いしているか、また無駄遣いを減らすためにどのようなことに気をつければよいか考えてみました。

いつもの習慣を見直してみる

 

いつも何気なくやっていることが、実は無駄遣いに繋がっていることが多々あります。そうした無駄につながりやすい習慣をピックアップしてみました。

買物の行動パターン

・何となくの買物

必要なものや上限金額を把握せず、とにかく買物に出てしまい、ただ安いという理由だけでお得な気分になって買物をしがちです。

・コンビニに入る

仕事をしている人は、お昼はとりあえずコンビニに出かけるという人が多いのではないでしょうか。時間つぶしで店内をウロウロし、新製品のスイーツや店員さんの勧めるお得商品をつい  買ってしまうことも。

・100円ショップが好き

同じ物でも100円で済むならと、100円ショップを利用する人は多いと思います。ここでも必要なもの意外でも、「こんなものが100円なんて!」と、つい得した気分になって、気がついたら予定外のものも買ってしまっていた、なんてこともよくある話です。

・ネット通販をよく利用する

お店で買うより、ネットショップだと安く売られている商品がたくさんあります。通販で大量に買うほうがお得とばかりに、送料がかからない金額までカートに入れ、支払い方法は手数料のかからないカード決済を選ぶ人が多いでしょう。ここでもなんだかお得に買物ができた気分になってしまいがちです。

・セールやバーゲンには必ず出かける

衣料などは季節ごとにバーゲンで最大70%オフなどになり、これを利用しない手はないと考える人も多いかと思います。あれもこれもと目移りし、結果必要なかったものや、似合わないもの まで買って、後悔するということもあるのではないでしょうか。

無駄遣いと思える買物

よくよく考えてみると、日頃習慣的に買っているものが、実は無駄だと考えている人も多くいます。これをやめれば無駄な出費は減るのではないかと思えるものを調べてみました。

  1. ペットボトルの飲み物、缶コーヒーなど
  2. タバコ
  3. 雑誌
  4. お菓子
  5. 仕事帰りの一杯や外食

確かに、1の飲み物などは、自宅でお茶やコーヒーを作って持参することで買わなくても済みます。また、タバコやお菓子の衝動買いをやめて、仕事が終わるとまっすぐ帰り、自宅で食事をとるなどすれば、無駄遣いが減るばかりでなく健康にも良いですね。医療費の削減にも繋がるかもしれません。

参考元:これをやめればお金が貯まる?やめられない無駄遣いの数々の対処法

無駄遣いをなくすためには

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無駄遣いをなくすのは日々の生活習慣が鍵ということが分かりましたが、では、具体的にどのような見直しが必要でしょうか。また、その対策について考えてみました。

ルールを作る

一番無駄遣いをしがちな買物について、ルールをつくりましょう。まず、買物に出かけるときは、必ず必要な物をピックアップし、買物リストを作るようにします。できれば、買物に出かける曜日も決めておくとよいでしょう。金額の上限を決めておき、リストの内容と金額は必ず守るように徹底します。そうすることによって、少なくとも衝動買いや、何となくの予定外の買物は減るのではないでしょうか。

また、コンビニは利用しないという原則を作ります。もし行く場合でも、買物リストと金額は守るという決まりからは外れないようにします。100円ショップを利用する場合も同様にします。

ネット通販も同様ですが、必要なものの総額と送料無料になる金額との差を常に考えて、送料無料がお得という概念を一旦取り払うことが大切でしょう。送料を入れても、実はその方が金額的には安く済む、という場合も多々あります。支払いも、コンビニ払いを選べば手数料がかからない場合もあります。カード決済よりもお金の把握がしやすいですね。

外食や、会社帰りの一杯も、習慣的にするのではなく、例えば自分の誕生日など特別な日に限定して決めておくことで、無駄をなくすことだけではなく、より楽しみが増すことになるかもしれません。

無駄につながる習慣を変える

例えば夜お風呂に入って、朝またシャワーを浴びるなどの習慣がある人も多いと思います。しかし、1日2回の入浴は水道光熱費に打撃を与えます。また、見てもいないのに何となくTVをつけっぱなしにしている人もかなりいると思います。本当に必要かどうか考えてみましょう。

また、タバコやお菓子を食べるなど、習慣にしていると健康に害を与えかねません。健康を害すると医療費もかかり、無駄遣い以上の出費をもたらしてしまいます。

習慣になっていることをやめるのは、なかなか勇気もいりますが、やめてしまうことでメリットになることも多々あります。一度思い切って生活習慣を見直してみてはどうでしょう。

目標を決める

ただ無駄遣いをなくす習慣を身につけようとしても、それがストレスになってしまっては元も子もありません。やはり目標を設定することで意味が出てきます。

例えば、○○までに100万貯金をするという目標を定めます。ただ貯金をすることが目標にならないという人は、旅行や家を建てる資金にするなどの目的を持つのもよいでしょう。その際に気をつけなければならないのが、目的を浪費や消費にせず、投資になるかどうか考えることです。無駄遣いが節約になり、それが貯金に繋がっているという意識があると、ストレスが楽しみに変わる可能性があります。また、貯金が増えてくると、それ自体が心の安定に繋がります。

まとめ

あらためて生活を見直してみると、案外無駄遣いをしていることが分かってきましたね。日頃の習慣から出ていることとなると、なかなか改善するのは容易ではありません。しかし、無駄遣いをなくす習慣を一旦身に付けてしまえば、必要なのか、ただ欲しいだけなのかという心の目を養うことができますし、トータルで考えれば後々の生活や心身の安定に繋がる可能性が大きいのです。一度、自身の無駄遣いをチェックしてみてはいかがでしょう。