節約しなきゃ! と思うのは「きっかけ」があるからです。結婚した、家を買った、子供ができた…と事情は人それぞれ。
しかし節約しようと思い立って、すぐ失敗してしまう、何度もチャレンジしているのにうまくいかない…そんな悩みを抱えていませんか?
実は節約するためには、段階を踏むことが大切なのです。今回は普段から私も実践している失敗しないための節約のステップをご紹介します。
目次
食費の節約はかえってストレスに?
節約と聞いて、まず多くの人が手をつけるのが食費ではないでしょうか。
節約レシピや1ヶ月1万円生活など、雑誌でよく見かけますが、実はこの食費の節約に失敗することが一番多いのです。
料理上手だったりまめな性格の人なら、食費の節約はそれほど苦にはなりません。
しかし平日はゆっくり料理をする暇がない、あまり料理が得意ではない人にとって、食費の節約はかえってストレスになることがあります。
実は私も料理はあまり得意ではありません。そのため節約特集などで、常備菜作りや作り置きなどを色々試してはみるものの、長続きしないどころかせっかくのおかずを駄目にしたこともありました。
大切なのは無理をしないことだと感じました。
今は余裕のある土日の休日にしっかり手の込んだ料理を、平日は惣菜や簡単にできる料理を活用しています。
しかしそれでも食費はある程度かかってしまいます。となると別に節約するものが必要ですよね。
そこで気がついたのが、「固定費」の節約だったのです。
固定費を書き出して見る
お家によって、毎月必ず支払う必要のあるものには違いはあると思いますが、大体の所は以下のようなものがあるのではないでしょうか。
家賃、住宅ローン
共益費や税金、修繕費など家に関する出費も含む
携帯電話
外でネットをするときの通信カードの費用なども含む
保険
生命保険のほか、一軒家であれば火災地震保険なども含む
車などのローン
車検代、車の保険代なども含む
塾やお稽古事の月謝
ちなみに毎月必要な食費、光熱費、日用品費などは変動するので変動費、お祝いのお金や病院の通院費、交際費や服飾費などは、急に必要になるもの、また季節によって必要になるものなので特別費と考えます。
このなかですぐに節約ができるのは、携帯電話などの電話代と保険、調べる手間はかかりますが、大きな節約となるのが家賃や住宅ローンです。
毎月固定費がどれぐらいかかっているか、まず金額を調べ、毎月の収入の何割を占めているのか計算してみましょう。
今の家賃やローンは支払える額か?
ちなみに家賃の場合は年収の20%程度が適正…という話を聞いたことがあったので、調べてみました。
家賃が年収の30%を超えてしまうと、家計がかなり圧迫されます。5年先にも家賃が「払えるか」考えて家賃を決めましょう。ちなみに住宅を購入した場合のローン返済額は、年収の2割が基本です。
こちらのサイトによると、独身の人は無理をして高い家賃を払いがちということですが、家族の人数によっては広い部屋が必要だったり、学校に近い場所を選ぶ必要が出てきます。
しかしやはり便利な場所は、家賃が高くなる傾向にあります。
賃貸の場合は共益費が別にかかる場合、一軒家であっても、固定資産税など付随して支払うものが結構あり、予想以上に払っていることが多いのです。
そういったすべての金額が高くなっているのであれば、見直しが必要です。
意外に無駄遣いだと感じていない携帯代
携帯がないと生きていけない…というのは大げさかもしれませんが、意外に節約していないことが多いのが携帯代です。
家族全員が同じ携帯会社の携帯を使えば、確かにばらばらで契約するよりは割安なのですが、結局通話やメール、通信料が多ければあまり差が出ないもの。
思い切って台数を減らす、使わないという選択も考えましょう。
仕事で日中不在が多い、また仕事関係の連絡のやりとりが多い、といった場合は仕方ない部分もありますが、パソコンがあればメールやスカイプを使った通話も可能です。
友人で「お金がないから携帯もパソコンも処分した」という人がいて、緊急の連絡はなんと電報でしてくれ、といわれたことがあります。
もちろんそこまで「お金がない!」という状況は極端な話かもしれませんが、なくても大丈夫なものではあるのです。
保険は最低限は必要
保険の見直しも節約には有効ですが、まったく何もしていない、というのも万が一のときには困ることになります。
おすすめなのは、一番収入のある人が保険に入り、家族にも保証があるようオプションでつけることです。
まったく病気をしなくても、なんらかの事故に巻き込まれないとは限りません。
ただし保険を減らす際、貯蓄型などで利率が高いときに入ったものは、解約すると逆に損をしてしまうこともあるので、きちんと解約時にかかるペナルティなども確認するようにしたいですね。
また保険はライフスタイルが変わるたびに、見直しすることでお得になることもあります。ネットでも見積もりができるようになっていますので、どんどんわからないことは聞いてみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
固定費は「毎月支払わなければならないもの」なので、銀行からの引き落としなどにすると、「以外とお金を支払っている」気持ちが麻痺してしまいがち。
しかし見直すことでかなりの金額が節約できます。
「今必要なのか」「5年後にも必要なのか」「ほかのもので代わりはできないか」、よく考え、家族でも話し合ってみましょう。