小銭貯金が続かない人必見!ギリギリの生活でも無理なく続けられるコツ

皆さんは毎月の収入の中から貯金をしていますか? 決まった金額を貯金している方、月末に余った生活費を貯金に回している方など、貯金の方法は人それぞれです。

今回は、「収入の中から貯金に回せる余裕はない」という方にオススメしたい、小銭貯金です。あえて小銭にすることで、無理なく続けられるコツをご紹介しようと思います。

引用: pakutaso

 

 

小銭貯金のすすめ

本来、貯金というのは収入の中から毎月いくらかの金額を決めて金融機関に預けたり、積立て保険を利用して将来のために蓄えるのが一般的ですね。

でも、アルバイト生活だったり、支払いがたくさんあったり、また学生さんには毎月決まった金額を貯金するのはとても難しいです。そこで今回ご紹介するのが小銭貯金なのです。

もちろん高額の貯蓄ではありませんが、将来の蓄えという名目のものではなく、1年に1回の楽しみが待っていて無理なく続けられる貯金の方法です。

なぜ続けられるのか?

貯金が出来ない、続かない、という方の理由として多いのは、

  1. 預け入れに行くのを忘れたり面倒になってしまう
  2. 意思が弱く、つい引き出して使ってしまう
  3. そもそも貯金にまわすお金がない、余らない

ほとんどの方がこの3つの理由のどれかです。ですから本当に貯金をしたいという気持ちがある方は、定期にして途中で使えないようにしたり、保険の積立商品に加入して強制的に積み立てているのです。

ただし、それができるのはお金に余裕がある方です。お金に余裕のない状況で貯金をするために小銭貯金が有効なのです。しかも毎月ではなく毎日の日課として生活の中に取り入れるので、忘れる事もなく1年間続けることが可能なのです。

引用: pakutaso

 小銭貯金を無理なく続けるコツ!

ここでご紹介する小銭貯金は、前述のように1年ごとの貯金です。ですからスタートは1月1日となります。この記事を読んでいるのが年末の場合は年が明けてからスタートするのに丁度いいですね。

もちろん少し貯蓄額は少なくなりますが、中途半端な時期からでも始められます。準備するものは特にありませんが、できたら貯金箱ではなく小さめの菓子箱などを使用して下さい。

貯金箱を利用する場合は、出し入れが簡単で取り出し口も大きい方が良いです。普通なら途中で使ってしまわないように簡単に取り出しが出来ない物を使用しますので逆ですね。

いよいよスタートです

今日が1月1日だとしましょう。用意した入れ物に1円玉を1枚入れてください。これで今日の貯金は終わりです。「え? 」と思う方もいらっしゃると思いますが大丈夫です。

翌日は2日ですので2円入れてください。翌々日は3日ですので3円入れてください。もう分かりましたよね? 前日入れた金額に毎日1円を追加していくのです。

小銭なので、ピッタリの金額がない場合はたまっている小銭の中からお釣りを取ります。貯金箱よりも空き箱などの方が良いのはこのためです。

2月以降の金額

1月は31日までです。1日に1円からスタートして31日には31円を入れることになるのですが、2月以降も気にせずそのまま足していってください。

2月1日は32円、2月2日は33円というふうに。1月はカレンダーの数字通りに入れれば良かったので楽でしたが、「今日はいくらだったかな」とならないよう手帳やカレンダーの隅にでも書いておくといいですね。

引用: pakutaso

計算してみましょう

1円からスタートして、1年間でいったいどれだけのお金が貯まるのでしょうか。1年は365日ですから最後の金額は365円です。1+2+3+4+5という具合に365まで1づつ足していくと、なんと66,795円にもなるのです!

少しだけ余裕がある方は、毎日の金額に10円をプラスするだけで70,445円になります。100円なら103,295円です! が、無理な金額設定は絶対にしないことが続けるコツです。

途中から始めたとしても、これまでギリギリの生活をしていて贅沢が出来なかった事を考えると、かなり嬉しい金額ですよね。最初は1円単位なので途中で始めるとしても、早いうちならそんなに金額の差はありません。

本当に続くのか

単純で何も難しいこともなく始められる小銭貯金の魅力は伝わったと思いますが、これが本当に続くだろうかと疑問に思う方もいらっしゃると思います。

毎日の日課となってしまえば、やらないと何か落ち着かないというふうに体が覚えるものですが、そうなるまでは少し時間がかかるかもしれません。

それともう一つ、最初は1円単位でも日が進むにつれて金額が上がり、最終的に300円代になってくると、「毎日はキツイ」と感じるかもしれませんね。

毎日の支出を考える

毎日必ず缶ジュースを飲むとします。1本130円ですから365日だと47,450円です。2本飲む方は倍の94,900円にもなるのです。飲み物をマイボトルで持ち歩けば、飲んだつもりで貯金に回せます。

無理は厳禁

スタートしてから数ヶ月は1円単位で3ケタになっても100円未満だと、「少しでも多く」という気持ちになって決まった金額より多く入れたくなりますが厳禁です。

これをやってしまうと、少し足りなくなった時に「最初のうちに多めに入れたから」と使うクセがついてしまい、いくら多く入れていくら使ったか分からなくなり、やる気もなくなってしまいます。

お札は入れない

お財布に小銭が無いからと、お札を入れてお釣りを取り出すのは止めてください。毎日の出し入れの際お札が目に見えてしまうと、必ず使いたい衝動にかられます。

買い物の際は常にその日に入れる金額を意識して小銭を残すように心掛けましょう! そして、入れ物はテーブルの上などに置いて目につくようにすれば入れ忘れが防げます。

使い道を決めてしまう

小銭貯金が終わる大晦日を過ぎれば、いつでも使える66,795円ですが、その使い道は早めに決めてしまいましょう! 豪華フルコース、温泉、ずっと欲しかった物を買うなど何でもいいです。

そして、予約できるのであれば予約まで済ませてしまってください。そうすると絶対に必要なので途中で挫折する確率も減りますし、その楽しみのために無理なく頑張れます。

anders243 / Pixabay

 まとめ

小銭貯金についてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。貯まったお金の使い道は貴方の自由です! 使わずにそのまま 貯金として口座に預け入れるのももちろんOKです。

節約生活は面倒だったり辛かったりしますが、1年に1回の贅沢を楽しみにぜひ小銭貯金を始めてみませんか? 無駄遣い防止にもなり一石二鳥ですよ。