エクセルで家計簿!日々の収支を確認して無駄遣いをやめる




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エクセルの機能を使った家計支出の見える化では

  • 入力規則を利用した入力一覧表
  • ピポットテーブルを利用したデータの集計と分析

を行いました。では、あなたの家計が健全かどうかはどうやって判定したら良いのでしょう?単年度の収支が赤字の場合は待ったなしで改善が必要です。また、年間収支が黒字だからと安心できるとも限りません。表面は健康そうでも実は病んでいる家計もあるからです。家計簿との対話で見えてくる世界を体験しましょう。

また、他の記事でもエクセルを用いた家計簿の作り方などをしょうかいしておりますので、参考までにごらんください。

エクセルを使った簡単にできるオリジナル家計簿に挑戦!

エクセルで家計簿!ピポットテーブルの更新とグラフの作り方

エクセルで家計簿!集計機能で家計支出を見える化する方法とは?

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年間支出を集計

ピポットテーブルの集計を年間合計にまとめると次のような表になりました。年間支出は約427万円です。

筆者作成

さて、あなたの年収が500万円なら収支は黒字、ホッとしていますか?でも、あなたの年収500万円はすべて使えるお金でしょうか?本当に年間収支は黒字なのでしょうか?せっかくエクセルに入力した細かな支出データを活かすには、使えるお金をきちんと把握する必要があります。

年間収入を求める

家計に入ってくるお金のうち、本当に使えるお金はいくらか、それを把握するには会社から届く源泉徴収票が必要です。

源泉徴収票で必要な数字

源泉徴収票では、一番初めに支払金額が表示されます。これがいわゆる年収で、例えばここに500万円という数字があれば年収500万円になります。しかし、これは企業が給与、交通費その他の手当を含め、一年間に払ったすべての金額で、全部が手取りになるわけではありません。皆さんもご存知のように、毎月の給与からは、健康保険料、介護保険料(40歳以上)、厚生年金保険料、雇用保険料などの社会保険料が引き去られていますし、所得税や住民税も引き去られています。

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年間可処分所得

実際に使えるお金のことを可処分所得と言いますが、年間可処分所得は、源泉徴収票の支払金額からすでに引き去られた社会保険料等の金額と、年末調整で確定した源泉徴収額(所得税)および住民税を引いて求めます。例えば

  • 支払金額:500万円
  • 社会保険料等の額:40万円
  • 源泉徴収額:16.65万円
  • 住民税額:27.11万円

の場合、年間可処分所得は416万円になります。会社から支払われた金額の83%が手取りということになりました。少子高齢化が進行する社会は社会保険料や税の負担が大きくなりますので、今後も手取り額は減少すると思っていた方が良いでしょう。

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収支のバランス

さて、年間手取り額が416万円に対し支出が425万円ですから、年間9万円の赤字です。思わぬ結果でしたか?どこに問題点があるのでしょう。まず基本生活費とその他支出の配分を見てみましょう。

筆者作成

圧倒的にその他支出が多いですね。ですから、その他の支出を改善することが家計改善の第一歩です。夫関連費、子ども関連費、車関連費の順に支出の割合が多いということがわかります。

家族会議招集

この表をベースに家族で話し合いをするのですが、大切なのは節約ありきで無理をしないことです。例えば夫関連費は月5万円です。これを多いと考えるか少ないと考えるかですが、働き手が夫だけの場合、夫関連費を節約の対象とするのは危険です。心身健康で長く収入を得てもらうためには、夫への投資は必要です。ストレス発散のためにも、趣味や付き合いへのお金を削りすぎないように注意しましょう。子ども関連費はついつい過剰になりがちですが、教育投資が消費になる事例も多いので、注意が必要です。妻関連費は、友人との会食などを含めるとかなりな金額になるはずですが、家計簿上では隠れてしまいやすい金額です。

改善計画

その他の支出の中で、最も改善し易いのが車関連費です。普通車1台を所有すれば年間40万円以上が必要です。所有から共有へという今どきの流れに乗って、カーシェアリングを利用してはいかがでしょう?毎月5,000円利用しても年間6万円です。私の知り合いに、カーシェアリング利用を前提に思い切って車を手放した家族があります。どこへ行くのも車での移動が当たり前だったその家族ですが、車関連の費用が家計から消えた効果に感動し、以後はカーシェアリングさえ節約し、どこへでも歩くことが日常になりました。家計簿を通して、節約と健康の両方に改善が見られた良い例です。

グラフで改善の結果を見る

筆者作成

グラフにすれば一目瞭然ですね。この家計は車の所有にこだわらなければ毎年所得の10%が貯蓄できる見通しが立ったのです。

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まとめ

家計簿を細かくつけていても、赤字は赤字と嘆く人がいます。家計簿の支出データは収入とのバランスを見るために使ってこそ生きてきます。年間の収支が赤字だからといってあきらめるのではなく、年間いくらあれば赤字が消えるのか、その具体的な数字を得るために家計簿が必要なのです。年間の赤字額を365日で割ってみましょう。年間20万円の赤字が一日当たり約550円、年間30万円なら一日当たりおよそ800円の節約で家計を改善することができます。具体的な数字を実感して家計改善のハードルを下げることができるのも家計簿をつけていればこそです。さあ、今からでも家計簿作ってみましょう。

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