日本のお正月に欠かせない食材といえば、おもちですよね。子供の頃に「歳の数だけ食べなさい」なんて言われた方もいるかもしれません。
けれど、冬だなぁ、お正月だなぁと感慨深く味わえるのも束の間、何度も食卓に出てくるうちにだんだん飽きてしまうことはありませんか?
飽きたからといってそのまま食べずに捨ててしまっては、あまりにももったいないですし、食費の無駄にもなってしまいます。
そこで今回は、おもちを有効活用しておいしく食べきるレシピをご紹介したいと思います。
まずは定番!砂糖醤油の海苔巻
まずは定番の味をご紹介しましょう。砂糖と醤油と海苔だけで作る、ちょっとした夜食にもぴったりのレシピです。
用意するものは、おもち約50g(カットした個包装のおもちであれば1袋)、醤油大さじ1、砂糖小さじ1~2(お好みで増減してください)、おもちを包めるサイズの海苔1枚です。
まずはおもちを温めます。レンジでもトースターでもお鍋でも、お好きな方法で構いません。
カリっとした風味がお好きな方はトースターで焼くのがおすすめです。加熱時間は、トースターによると思いますが、1000W6~10分程度です。
やわらかい食感がお好きな方は深めの器におもちを入れ、ひたひたにかぶるくらいの水を入れ、500Wのレンジで1分20秒程度加熱してみてください。少し固めに仕上げた方が食べやすいのですが、あまり固いのもおいしくありませんので、その辺はご自分のお好みとおもちのレンジの調子に合わせて、加熱時間を調整してみてくださいね。
おもちを温めている間に、おもちの一番広い面を水平におけるくらいの平皿に、醤油と砂糖を出して混ぜ合わせ、砂糖醤油を作っておきます。
おもちが温まったら、砂糖醤油を全体にからめ、海苔で巻いて完成です!
一呼吸置くと海苔が馴染んで密着してきますが、作り立ては砂糖醤油で海苔が滑ってしまいやすいので、落とさないよう気をつけて召し上がってくださいね。
デザートソースでおしゃれな一皿に
きなこやあんこで食べることが多いおもちも、ちょっとした工夫で、おしゃれなデザート風の一品として楽しむことができます。例えば、ココアパウダーをつかったデザートソースをかければ、チョコレート風味で見た目もかわいい一皿ができますよ。
ココア味のデザートソースは、ココアパウダー小さじ1と、はちみつまたは砂糖大さじ1を器に入れ、大さじ1/2のお湯で溶かして作ります。スプーンで混ぜるだけでできあがるので、とっても簡単です。
おもちは50g(カットした個包装のおもちであれば1袋)を1.5cm角くらいに小さくカットします。小さくカットすることで食べやすくなりますし、見た目にもコロコロとしてかわいらしくなります。カットしたおもちは深めのお皿に入れ、ひたひたにかぶる位の水を加えて500Wのレンジで1分20秒程温めてください。
おもちが温まったら器に盛り付け、上からデザートソースをかければ、完成です!
揚げもちにして大活躍
どうしても食べきれなかったり、固くなってしまったおもちは、思い切って揚げてみること色々な料理にも使えて便利です。揚げる時には小さめにカットし、厚さも5mm程度に薄くしておくと、食べやすい上にカリっとした食感が楽しめますよ。
そのままおかきとして
揚げたおもちは、軽く塩をふってそのままおかきとして楽しめます。ポップコーンのようなイメージで、シンプルなスナックとして子供から大人まで喜ばれるお味です。
揚げたてアツアツを楽しめるのも、家で作るときだけの醍醐味ですね。
お味噌汁の具として
揚げもちは、味噌汁の具として使うのもおすすめです。
油で揚げてあるので味噌汁にコクを与えてくれますし、食べたときの満足感もアップします。ちょうど、油揚げのようなイメージです。
だんだんとやわらかくなって食べやすくなるので、お子様用のお味噌汁に入れても安心です。カリっとした食感を楽しみたい場合には、食べる直前に入れましょう。
煮たり切ったりする手間がなく、投入するだけでお味噌汁の味がグンとアップするのでとても重宝します。忙しい主婦の方には本当におすすめですよ。
うどん・そばのトッピングとして
揚げたおもちは、うどんやおそばを作った時にも使えます。
ちょうど天かすのようなイメージで、仕上げにトッピングとしてのせてみましょう。お味噌汁の時と同様、コクも出ますし満腹感もアップするのでとても便利です。
天かすと違い、ふやけてきてもそれはそれでおもちの味がしておいしくいただけるのも嬉しいポイントです。
まとめ
余りがちなおもちの有効活用に役立つレシピ、いかがでしたか?
いつもと少し違う味付けにするだけで、随分イメージが変わって食べやすくなります。また、揚げもちもまとめて作っておけば、そのあとの料理で便利に使うことができます。
色々なレシピを活用して、おもちをおいしく食べてみてくださいね!