あなたの生まれ故郷や思い入れのある地域、応援したい自治体などを選んで寄付ができる制度である「ふるさと納税」。
寄付したお金のうち、2,000円を超える金額について、所得税や個人住民税の還付や控除が受けられるのでお得な制度ですよね。
それだけではなく、最近では寄付した自治体からのお礼の品である特産品や宿泊券などが豪華だと話題になっています。
ですから、「ふるさと納税」を始めてみようと思っている方も多いのではないでしょうか。
とはいうものの、納税と名のつく制度ですから手続きなどの流れが気になりませんか。
そこで今回は、やる前に確認しておきたい!ふるさと納税の手続きや流れについてご紹介したいと思います。
目次
ふるさと納税の流れとは?
お得だという「ふるさと納税」。
お得になるからには、複雑の流れがあるのでしょうか。
では、気になる「ふるさと納税」の流れについてご紹介しますので一緒に見てみましょう。
寄付する自治体を選ぶ
「ふるさと納税」は、まず寄付する自治体を選ぶところから始まるんですよ。
寄付する自治体は、もちろんあなたの生まれ育ったふるさとを選ぶこともできます。
あなたにゆかりがなくても、災害などに見舞われて応援したいという自治体にも寄付は可能です。
そして、お礼の品で寄付する自治体を選んでもかまわないんですよ。
お礼の品の中には、家族全員で楽しめるものも多数用意されているので。家族で話し合えば、寄付をする前から楽しめるのではないでしょうか。
寄付を申し込み
「ふるさと納税」する自治体がj決まれば、申し込み手続きに進みましょう。
寄付の申し込み方法は、電話・FAX・メール・窓口へ行くなどの様々な方法が可能です。
とはいえ、ネット社会の現代ですから、多くの自治体ではインターネットでの申し込みを受け付けており、申し込みの多くがインターネットであるのが現実です。
あなたのライフスタイルにあった申し込み方法で申し込みを行いましょう。
寄付金を支払う
「ふるさと納税」の申し込みを行うと、申し込んだ自治体から必要書類が送られてきます。
その中には、振込み用の納付書なども入っており、それを使って寄付金を支払うこともできます。
他にも、自治体から指定された口座に銀行から振り込む方法、現金書留で送る方法など、支払い方法も様々な方法があるんですよ。
最近では、クレジットカードによって「ふるさと納税」の支払いができる自治体も増えているんですよ。
ですから、あなたのお好きな方法を選んでくださいね。
お礼の品などが届く
「ふるさと納税」を支払った後、申し込みを行った自治体から、お礼のお手紙とともに寄付金を受取ったことを証明する寄付金受領証明書やふるさと納税ワンストップ特例制度に関する書類などの書類が届きます。
この書類は、確定申告の際などに必要な大切な書類ですので、なくさないように注意しましょう。
そして、お礼の品のある場合には、支払い後に届くと思いますので楽しみに待っていましょう。
ふるさと納税した場合、確定申告は?
「ふるさと納税」をした場合、確定申告が必要な場合と必要でない場合があります。
確定申告が必要な場合とは、下記の2つです。
- 住宅ローン控除の初年度である場合や賃貸収入があったり個人事業主であるなど、他の用件で確定申告が必要である
- 「ふるさと納税」の寄付先の自治体が5つ以上である
上記の条件を満たしている場合には、確定申告が必要となってきます。
逆に、上記の条件を満たしていない方は、確定申告は不要です。
では、確定申告が必要な場合と必要でない場合の手続きについてご紹介しますので一緒に見てみましょう。
確定申告が必要な場合の手続きとは?
「ふるさと納税」の確定申告をする場合には、支払い後に送付された必要書類の中の寄付金受領証明書をもって確定申告するんですよ。
ですから、確定申告までに間がある時期に「ふるさと納税」した場合には、なくさないように大切においておきましょう。
また、確定申告の時期が近付いても寄付金受領証明書が送られてこない場合には、早めに寄付をした自治体に連絡しましょうね。
そして、通常の確定申告の時期である2月16日~3月15日までに、お住まいの市町村で確定申告の手続きをしましょう。
確定申告が必要でない場合の手続きとは?
確定申告が必要でない場合にも、しなければいけない手続きがあるんですよ。
寄付金を支払った後に送付してくれるワンストップ申請書という書類に記入をし、各自治体に送付しなければなりません。
もし、寄付をした自治体が複数の場合にはどれぞれに送付しなければいけないので注意しましょうね。
まとめ
今回は、やる前に確認しておきたい!ふるさと納税の手続きや流れについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。
「ふるさと納税」という名前に、萎縮しがちですが意外と簡単な手続きや流れだったと思いませんか。
何といってもお得な「ふるさと納税」という制度ですから、使わない手はありませんよね。
お礼の品には、家族全員で楽しめるものもたくさんありますので、寄付する自治体を選ぶところから楽しめるのではないでしょうか。
この機会に、ぜひあなたも「ふるさと納税」を始めてみませんか。