女性の社会進出という言葉が浸透しつつある昨今、働きたい意思をもつ女性も少なくないと思います。ですが、女性の働きやすい環境への課題はまだまだ山積みのようにも思えます。
そこで今回は柔軟な働き方を目指す女性におすすめの稼げる資格を3つご紹介します。資格を取得し、あなたにとって働きやすい環境を自分自身でつくりあげてしまいましょう。
柔軟な働き方を目指すならこの資格
2014年に安倍首相が一般討論演説にて、「子育てや介護と、仕事の両立が可能となる環境を整備しなくてはなりません」と演説しました。もちろん女性だけが子育てや介護をしなければならないわけではありませんが、まだまだ仕事と生活を両立させながら行う制度は男女ともに整っているようには思いづらいのが現状です。
そこで自宅で働くという方法があります。自分がたてたスケジュールで働くことができれば、両立させつつ寛容に動くことができます。資格を得れば、比較的働きやすい職はたくさんあります。紹介する3つの資格が、これからの働き方の参考になれば幸いです。
行政書士
この資格は、弁護士や司法書士のように法律を扱う国家資格です。この資格がないと行政書士としての業務を行うことはできません。行政書士の主な仕事は、個人や法人の代わりに役所へ提出する書類を作成することが挙げられます。
とはいえ、どんな仕事なのか分かりづらいのが行政書士の難点でもあります。分かりやすく説明すると弁護士や司法書士などが行っている仕事“以外”の業務全てとなります。近年、業務範囲は広がりつつあるので、契約書などの代理作成のみならず「法務コンサルタント」として働くことへも期待が高まっています。
もちろん資格試験の勉強では全ての範囲を網羅する必要はありますが、その業務範囲の広さから、ほとんどの行政書士はそれぞれ専門を決めて業務を行っていることが多いです。独立して開業しやすいだけでなく、今後の需要もある資格ですから、この機会に資格取得に挑戦してみてはいかがでしょうか。
参考文献:ユーキャン行政書士講座(2017年著者調べ)
社労士
この資格は、会社における人事や年金の専門家として主に社会保険などの分野で活躍することのできる国家資格です。最も分かりやすい仕事内容は社会保険に関する仕事です。雇用保険や厚生年金保険についての書類を作成したり、手続きを代行します。会社における人事制度の相談や、社員教育のコンサルタント業務もあります。
超高齢化社会に向かう現代において、年金など社会保険の制度について不安を抱える人は多く、そんな中、社労士には社会保険の正しい情報を伝えていく仕事があります。そのため将来に向けて、ニーズが高まっているのは事実です。
独立することももちろん可能なので、社会保険の制度に自分自身も興味があるという方は、学んでみて損はないですよ。
参考文献:ユーキャン社労士講座 (2017年著者調べ)
TOEIC
在宅で働くことに自信をつけていきたい人におすすめです。取得点数によって英語力の基準が定めやすいことから、就職において有利な資格とされてきました。上記2つの資格と違い、資格そのものが仕事に直結するわけではありませんが、学んだ英語の読解力を活かして仕事につなげることはできます。
在宅ワークを行う上でおすすめしたい仕事に「翻訳」という仕事があります。クラウドソーシングサイトなどで翻訳の仕事は多数応募されています。その内容には英語の履歴書やビジネス文書の翻訳があります。
英語の読解力を身につけることで、自分の力で稼ぐことのできる仕事の幅が広げられますよ。TOEICから始めて、英会話の技術なども身につけることができれば、外国人観光客向けのガイドの資格に発展させることができます。
最適な資格を診断してみよう
紹介した資格以外にも、資格はたくさんあります。しかし、いざ資格取得に挑戦しようとした時、「本当に自分に合っている資格だろうか」「稼げるだろうか」と悩んでしまうかもしれません。
そんな時には最適な資格を診断してみませんか?診断結果を全て鵜呑みにする必要はありませんが、自分のライフスタイルに合わせた資格が結果として表れるので参考になりますよ。
主婦タイプ別資格診断とは
主婦タイプ別資格診断では、あなたの年代や資格を取得する目的、毎日の過ごし方、通学で学びたいのか、独学がいいのかといった設問に答えていくことで、自分にあった資格をランキング形式で10個紹介してくれます。
バリバリ働きたい人も、子育てや介護を重視したい人でも、それぞれのスタイルに合った資格を診断してくれるので、自分のライフスタイルと合わない資格を取得するリスクが軽減されるのではと考えています。
1分程度で診断が完了するので簡単です。どんな資格を取得すべきか分からなくなった場合には、診断サイトを参考にするのもおすすめですよ。
参考文献:主婦資格ナビ 主婦タイプ別診断(2017年著者調べ)
まとめ
柔軟な働き方の捉え方は人それぞれですが、妊娠・出産といったライフイベントによって、男性と同じようなキャリアを積みづらい女性こそ、子育てや介護と両立しやすい仕事ができると前向きに捉えることができます。
独立・開業がしやすい仕事に就いたり、クラウドソーシングを積極的に活用することで、仕事と家庭が両立しやすい道を自ら切り開いていきましょう。