取材記事第二弾と称しまして、今回は”早稲田大学仮想通貨研究会”の活動にお邪魔してまいりました!
第一弾はこちらから→仮想通貨で町おこし?necobanとの違いは?大学生shunsukeって誰だ?
まずは概要から見ていきましょう!
目次
早稲田大学仮想通貨研究会ってどんなとこ?
早稲田大学仮想通貨はインカレ(インターカレッジ)サークルです。怪しいサークルなどではなく、健全なサークルですよ。毎週木曜日に早稲田大学三号館(政治経済学部の校舎)で活動しています。
現在(2018年10月)の部員数は15人程度とのことです。
仮想通貨や株に関する講義や仮想通貨に関する記事の執筆活動を行っているサークルなので、金融リテラシーを高めたい方にピッタリな団体です。
またインカレなので早大生でなくとも参加可能で、ツイッターで簡単に連絡を取ることができます。興味のある方は、ぜひ早稲田大学仮想通貨研究会のTwitterをのぞいてみてくださいね!
早稲田大学仮想通貨研究会公式Twitter→http://@kasoutuuka0131
実際の講義は?―10月4日の講義の様子
当日はまず、集まったメンバーの自己紹介と夏休みやっていたことについてのアイドリングトークから活動が開始しました。
そのあと講師の方が、仮想通貨ホワイトボードを用いて、適宜こちらに問題提起しながら講義が進んでいきました。一方通行の講義ではなくて、双方向の講義です。
実際の講義の様子↓
講師のらいおんまるさんって誰だ?
らいおんまるさんは、京都大学大学経済学部卒の元芸人さんです。
放送作家をしたり、学生の就活支援をしたり、各大学でミスコンを主催したりとさまざまな活動をなさっているかたです。
現在(2018年10月)は早稲田大学仮想通貨研究会の講師を務めたり、「学生投資サークルJumping Point」を運営しています。
学生投資サークルJumping Pointもインカレなので気になった方はぜひ参加してみてくださいね♪
講義の内容―仮想通貨の今後は?
では前置きはここまでにして講義の内容のほうに焦点を当てていきましょう。
10月4日の講義は、仮想通貨の今後についてでした。私自身も実際に、かなりの熱量で仮想通貨の取引を行っている方に会うのは初めてのことだったので、勉強になるありがたいお話を拝聴することができました。
ここからは私なりの図と、実際の解説をもちいて講義を再現していきたいと思います。
仮想通貨は今後あがるのか?
2018年7月ごろの予想は年末にむけて10,11月ごとに値が上がってくるのではないか?という見方が大勢を占めていました。
しかし、いざ10月になってみると上昇が遅れています。いったいなぜでしょうか?
それを考える前に仮想通貨市場が伸びる要因を考えていきましょう。
仮想通貨市場に火が付く理由は?
本来であれば仮想通貨の主軸であるビットコインの価格が上昇することによってアルトコインの価格も上昇していきます。
これは、ビットコインの価格が上がると、仮想通貨が口の端にのぼるようになり、また相対的にアルトコインの価格が下がるためです。
またこのような状況になると今度は「ビットコイン安っ!」と相対的に感じるようになるので、ビットコインの価格がさらに上昇します。
このようなビットコインの価格上昇に伴いアルトコインの価格が上昇し、ビットコインの価格がさらに上昇するという一連の流れを「アップトレンド」といいます。
このように「投資が投資を呼ぶ」状態が望ましいのですが、今年の仮想通貨の動きを見ているとこのような状態になっていないようです。
さてここで冒頭の問題に問題に戻ります。なぜ仮想通貨の価格上昇が遅れているのでしょうか?
仮想通貨の価格上昇が遅れている原因とは?
例年、仮想通貨は年の瀬にかけて10月、11月ころから価格が上昇していきます。その原因は、主に2つあります。
1つ目は、年末のボーナス。2つ目は仮想通貨のバックグラウンドの整備(仮想通貨に関する法律の整備や補助金等)です。
1つ目に関しては毎年上がってきています。ですのでこちらのほうは仮想通貨の価格上昇の遅れの原因ではなさそうですね。
2つ目を検討してみると、当初の予定より遅れていることがわかります。この法整備は、政府が2019年の1月の仮想通貨生誕10周年記念にむけて始まったものです。
しかし当初の見込みよりもだいぶ遅れているので、価格上昇も遅れてしまっています。
本来はこうあるべき↓
現状(2018年10月)は↓
今の仮想通貨市場は所謂「マイナス要因からなるbox状態」と呼ばれるもので仮想通貨のトレード(取引)が少なく、新規流入もないために起こっています。
box状態とは?
box状態とは買い手と売り手が拮抗し、双方の力が均衡を保つことを指します。価格が大きく上がることもなれば、下がることもない状態ということ。
チャートだけをみると、boxつまり四角で囲める状態になっているので、box状態と言うのですね。
ちなみに「box状態」には2つのタイプが存在します。
1つ目がトレード(取引)が活発で、価格が上がりすぎてしまうのをとめるために、つまり需要と供給のバランスを保つために、box状態になるパターン。こちらはプラス要因ですね。
2つ目は、さきほどのタイプで停滞状況から起こるbox状態です。
ついでに覚えておきましょう♪
仮想通貨より株が来る?!
仮想通貨の価格上昇が政府の後押し不足により、遅れていることがわかりましたね。
では仮想通貨が停滞している今、投資家たちは何に熱狂しているのでしょうか?
それは株です。仮想通貨があまり盛り上がっていないのと対照的に今株が熱いのです。
それは、2018年10月1日に日経平均株価が26年ぶりの高値を更新し、2万4245円76銭という数字を叩きたからです。
この数字は、バブル崩壊後以来の高値更新を表しています。
なぜ株価がこんなに上昇したのでしょうか?
株価上昇の理由
実はあの何かとお騒がせな人物、アメリカのトランプ大統領のおかげなんですね。
周知のとおり、トランプ大統領は「アメリカファースト」の政策をとっています。大帝国<アメリカの復活>を狙っているからですね。
彼は各国との「貿易摩擦」の改善に精を出しています。先日の中国に対する追加関税がいい例ですね。
彼の<貿易摩擦軽減作戦>は、金利を上げドル高の状態を作り出すことで輸出から得られる利益をあげる、というものです。
彼は貿易摩擦の軽減のために、ドル安の状態にして輸出量をふやす方法ではなく、ドル高にしてアメリカ製品の1つ当たりの値段をあげることで利益を増やす方策をとりました。
輸出量を増やしたからと言って、買い手が増えるかは予測不能であるので、1つ当たりの値段をあげることで利益をあげることにしたのです。
翻って日本の状況を考えてみると日本は「円安」の状態です。「円安」の状況が続くということは、「輸出がしやすい」ということですね。したがって、輸出産業に投資する投資家が増えます。
そうすると、需要のほうが多くなり株の価格がますます上がります。このようにして株価があがったのです。
早稲田大学仮想通貨研究会のお知らせ
早稲田大学仮想通貨研究会で講師を務めるらいおんまるさんは番組も製作しています。
その名も「五反田マネーウォーズ」。
放送は10月8日月曜日と10月15日月曜日、24時37分から25時15分。テレビ東京系全国ネットで放送されます。
この番組では、学生投資サークルJumping Pointのメンバーが4通りの投資法を駆使して投資対決を行います。株式、競馬、せどり(転売)、ニュービジネスの4つを用いるようです。
今回の対決は全員20代前半という若者による「経済異種格闘技」ということ。
やらせ一切なしのガチンコ投資対決なので、実際の投資術をみることができます。要チェックです!!
最後に
今回は早稲田大学仮想通貨研究会というところにお邪魔してまいりました。投資に関して勉強したい人は訪れてみるとよさそうです。