今回は仮想通貨のDentacoin(デンタコイン)について詳しく解説していきたいと思います!
Dentacoinは、歯科医療業界を発展させるためICOを経て発行された仮想通貨です。
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早速、Dentacoinの概要や特徴などを詳しく解説していきます。
目次
仮想通貨Dentacoin(デンタコイン)とは?
Dentacoinは先ほども紹介した通り、歯科医療業界を発展させるため誕生した仮想通貨です。
なぜ歯科医療業界を発展させる必要があるのでしょうか。
日本ではなかなか想像できませんが、外国では歯科医療の治療費がとても高額であったりそもそも医師免許を持っていない人が治療を行っているケースがあります。
Dentacoinはそのような事態を改善し、安心かつ安価に治療を受けることができるよう開発されました。
日本ですら歯医者を選ぶ際には慎重になるので、Dentacoinの登場はとても大きいことが分かります。
Dentacoinの目的が分かったところで、基本情報をチェックしていきましょう!
通貨名 | Dentacoin |
通貨単位 | DCN |
発行上限 | 8兆DCN |
時価総額 | 約157億円(2018年7月現在) |
ホワイトペーパー | https://dentacoin.com/web/white-paper/Whitepaper-en1.pdf |
公式サイト | http://dentacoin.com/ |
公式Twitter | https://twitter.com/dentacoin |
時価総額ランキングでは現在85位(2018年7月現在)に位置しており、今後の上昇が待ち望まれます。
Dentacoinは2018年1月頃には価格が大幅に高騰し、大きな話題となりました。
2018年1月には1DCN=0.5円の価格を付けていましたが、現在(2018年7月)は1DCN=0.04円となっています。
現在は価格推移も落ち着いており、今後の動向に注目を集めています。
歯科医療の問題点
Dentacoinは現代における歯科医療の問題点を解決するために開発されましたが、実際に世界ではどのような問題があるのでしょうか。
大きく分けて二つあると考えられています。
高額な医療費
まず挙げられるのが高額な医療費の問題です。
例えば抜歯をする場合、日本では保険が適用されるため5000円ほどで済むことがほとんどです。
一方、医療費が高いことで知られるアメリカの場合10万円近くかかるといわれています。
このように、国によっては富裕層でない限り治療を受けるだけでとても大きな負担を強いられているのです。
低レベルな歯科治療
日本に住んでいると、よほどのことがない限り危険な歯科医院に遭遇することはないと思います。
しかし、特に発展途上国のような環境の場合無免許の医師が当たり前のように存在し安全性が確保されないことも。
例えば、中国では富裕層がメディカルツーリズム(医療観光)で日本に来て治療をするというケースも近年は多くなっています。
このように、外国では劣悪な環境で治療を受けるというケースも頻発しているのが現状です。
Dentacoinの特徴
このように、従来の歯科医療ではさまざまな課題が存在してきました。
では、Dentacoinはどのようにしてこれらの課題を解決していくのでしょうか。
詳しく確認していきましょう!
レビュープラットフォームの開設
Dentacoinは治療の安全性を確保するため、レビュープラットフォームを設けています。
医療機関のレビューサイト自体は現時点で沢山ありますが、それらと大きく違うのがブロックチェーンを用いている点。
ブロックチェーンを用いることで、レビュー内容のサクラや改ざんといったことが不可能となり信頼性の高さが保証されるようになります。
また、患者側もレビューを投稿することで報酬としてDentacoinを得ることができます。
そうすることで、公正なレビューが投稿されるようになり悪意のあるレビューを防ぐことができるのです。
Dentacoinを医療費に使うことが可能
レビューの報酬として得たDentacoinは、医療費や治療薬に支払いとして利用することが可能です。
そうすることで、高額な治療費を少しでも抑えることができるようになります。
既に一部の国では、Dentacoinを用いた医療費の支払いが実用化されており今後の拡大が期待されています。
オリジナルアプリのリリース
Dentacoinは、“Dentacare”という専用アプリをAndroid版で既にリリースしています。
このアプリでは主に、歯科医院へのレビュー投稿や歯に関する情報をまとめた記事を読むことが可能です。
今後アプリはどんどんアップデートされていくと考えられ、期待が高まっています。
スマートコントラクトの活用
Dentacoinでは歯科医療の際にスマートコントラクトを活用した”Dental Assurance”という機能を提供しています。
これにより、医師と患者が治療をすることに同意した場合それに関するスマートコントラクトがブロックチェーン上に書き込まれ、契約の保証性が確保されます。
さらに、患者の治療状況などを管理するためのツールとして先ほど紹介した専用アプリが活用されます。
Dentacoinの将来性について
Dentacoinの特徴が分かったところで、将来性について考えてみましょう。
結論からいうと、Dentacoinの将来性は医療機関次第であると考えられています。
何故なら、Dentacoinのメリットはほとんど医療機関側ではなく患者側にあるからです。
また、Dentacoinは仮想通貨であるため価値が日々変動します。
治療費として利用できることは患者にとって大きなメリットですが、価値が安定しないのは医療機関側にとって大きな懸念事項となるでしょう。
それらの点を理解した上で、医療機関側がDentacoinを受け入れてくれるかがカギとなります。
現時点では、受け入れをしてくれる医療機関も増加しているためしばらくの間は大きな期待がもてそうです。
仮想通貨Dentacoinの取引所
国内取引所でDentacoinは取り扱われていません。
Dentacoinを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
HitBTC(ヒットビーティシー) | イギリス | -0.01%/0.1% | 231種類 |
Cryptopia(クリプトピア) | ニュージーランド | 0.2% | 500種類 |
Dentacoinの買い方
Dentacoinがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
Dentacoinを取り扱っている海外の取引所に登録
Dentacoinは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、Dentacoinを購入することが可能となります!
おわりに
今回は仮想通貨のDentacoinについて詳しく解説しました。
医療機関側に受け入れられれば、Dentacoinは今まで発生していた医療問題を解決する大きな可能性を秘めています。
最後に、もう一度Dentacoinの特徴を確認していきます。
- レビュープラットフォームの開設
- Dentacoinを医療費に使うことが可能
- オリジナルアプリのリリース
- スマートコントラクトの活用
このような特徴があります!
医療の問題を覆す大きな可能性があるDentacoin、今後も注目していきましょう!