【2018年11月16日】仮想通貨市場ニュース5選!

ゆうや
こんにちは!fincleライターのゆうやです!

今回の記事では、2018年11月15日から11月16日に起こった仮想通貨市場のニュースを、いくつかピックアップしてご紹介していきたいと思います!

ビットコインの価格

 

https://bitstock.jp/rate

2018年11月16日13:52現在、ビットコインの価格はTradingView提供による相場で、63万3648円となっています。

前日と比較して大幅に下落していますね。何か良くないニュースでもあったのでしょうか。

今日もビットコインに関連するニュースを見ていきましょう!

BCHのブロックチェーンが2つに分裂!

2018年11月16日未明、ビットコインキャッシュはアップグレードを巡って関係者の間で意見が対立し、結果としてBCHのブロックチェーンが2つに分裂しました。

ビットコインキャッシュ、ブロックチェーンに関する詳しい記事はこちら!

ビットコインキャッシュ(BCH)とは?スケーラビリティ問題・Segwit・リプレイアタックについても解説!

ブロックチェーンやマイニング、フィンテックなどを分かりやすく解説!

今回の騒動は、アップグレードの際に追加のコードを入れ、技術的なアップグレードを目指しているビットコインABC側と、ブロックのサイズを32MBから128MBへと増やし、スケーラビリティ問題に対応しようとするビットコインSV側とが対立したことが発端です。

両者は、「より多くのハッシュレート(マイニングの早さの値)を稼いだ方を正式なブロックチェーンとする」と表明しており、取引所やユーザーが事態の推移を予測できず、混乱している模様です。

分裂前には、ビットコインSVのハッシュレートが一時優勢で70%以上を獲得していたものの、ビットコインABCの側にBitcoin.comなどの加勢が入り、ビットコインABC優勢に転換。

分裂後のブロック生成では、SV側に何らかのトラブルが発生したのか、ABC側が数ブロック生成するまでブロック生成がされないといった事態が確認されています。

今後の展開としては、

1.ビットコインABCが過半数のマイナーの支持を獲得し、ビットコインキャッシュのブランドを継承する。ビットコインSVは効力を失う。

2.ビットコインキャッシュが2つのコインに分裂し、ビットコインABC側とビットコインSV側双方が共存する。

3.ビットコインSV側が十分な支持者を獲得し、ビットコインABC側を攻撃、併合し、ビットコインSVがビットコインキャッシュのブランドを継承する。

の3つが考えられます。

ゆうや
確率としては1か2くらいが妥当な感じがしますが、どうなるか分かりませんね。今後の展開を見守っていきましょう!

BCH騒動、取引所の対応は?

今回の騒動ではABC側かSV側のどちらの生成するブロックチェーンが採用されるか分からないため、取引所では混乱が生じています。

ゆうや
では、各取引所の対応を見ていきましょう!

bitFlyer(ビットフライヤー)

11月15日からビットコインキャッシュの預入と送付を停止中で、再開日時は未定です。

11月16日午前1時40分頃に保有残高の記録が行われ、新しいチェーンへの移行に伴うユーザー側が行う手続きは無いとのことです。

Coincheck(コインチェック)

11月15日午後12時から、ビットコインキャッシュの入出金と売買の停止を行うとのことです。

また分裂後は、ビットコインABC側のブロックチェーンをBCHとして扱うとのことです。

bitbank(ビットバンク)

11月15日午後10時より、ビットコインキャッシュの預入・引出の停止を行い、再開日時は未定です。

保有残高の記録は11月16日午前1時40分頃に取得したとのことです。

新通貨が発生した場合の対応も未定だそうです。

Zaif(ザイフ)

ザイフではハッキング事件が起きたこともあり、入出金については9月から停止中です。

保有残高の記録取得を11月16日午前1時40分頃に行っており、ブロックチェーンが分岐した際の対応は未定とのことです。

GMOコイン

11月15日正午より、ビットコインキャッシュの預入・送付を一時停止中です。

11月16日1時40分頃、保有残高の記録を行ったとのことです。

DMM Bitcoin

11月16日の午前0時から午前3時の間、ビットコインキャッシュの取引を停止したとのことです。

ビットコインキャッシュの取り扱いについては、ビットコインABCをサポートすることを表明している取引所の参照して配信していくそうです。

ゆうや
やはり今後どうなるか分からないということで、取引を停止している取引所が多いですね。でもビットコインABCを支持すると言っている所もあるので、ビットコインABCの方に分がある印象も受けますね。

Zaifのシステム不備により計5500万円損失。裁判外紛争へ

2018年1月から4月にかけて、「Zaif」を利用して仮想通貨を売買していたところ、突然ログインできなくなる不具合が複数回発生し、計5500万円の損失を被ったとして、全国の顧客18名が「Zaif」を運営するテックビューロに対し、取引の取り消しを求めて、ADR(裁判外紛争解決手続き)を一斉に申し立てました。

テックビューロでは、不正アクセスやシステムの不具合が相次ぎ、金融庁が度々業務改善命令を出しており、2018年9月には70億円相当の仮想通貨が流出する事件が起き、事業を別の会社に譲渡して解散する方針を固めています。

ゆうや
大口の投資家が仮想通貨に投資しない理由として、「取引所に対する不信感」があると言われています。早くこういうことがなくなって欲しいですね・・・。

Google Playに偽ウォレット

Google Playストアで4つの偽仮想通貨ウォレットが見つかっていたことが明らかになりました。

発見したにはマルウェア研究者であるルーカス・ステファンコという人物で、Googleのセキュリティチームに報告したことで発覚しました。

これらのウォレットは、ユーザーにプログラミングの知識がなくてもアプリが作成できるドラッグ・アンド・ドロップを使って開発されており、ほぼ誰もがシンプルで悪質なアプリを開発し、ユーザーの個人情報を盗むことができることが明らかとなってしまった形です。

ゆうや
「ハッカーが一番儲かる」と言われている時代とはいえ、こういうニュースを聞くと勘弁してくれよって感じですね。

皆さんにはより安全安心なウォレットに関する情報をお届けします!

仮想通貨のウォレットとは?一覧やおすすめのウォレットなど徹底解説!

IMF議長が中央銀行発行の仮想通貨の探究を呼びかける

国際通貨基金(IMF)の議長が、世界のキャッシュレス化の傾向と、デジタル通貨への関心の高まりを踏まえ、「国際社会が中央銀行発行のデジタル通貨の可能性を考慮する必要がある」と発言しました。

一方、仮想通貨に対しては、「仮想通貨はその不安定な評価の為に様々な面で通貨機能を満足させるには不完全である」としながらも、「いずれ技術的限界は克服するだろう」と述べました。

ゆうや
通貨には、①価値の交換機能、②価値の尺度機能、③価値の保存機能があるといわれていますが、もし法定通貨がデジタル化された場合、仮想通貨としては①と②の面で大きく差をつけられるかもしれませんね・・・。

終わりに

今回はこの5ニュースを取り上げてみました!

米国株との連動や、ニュースでも取り上げたIMF議長の発言も原因と言われていますが、やはり何といってもビットコインキャッシュの分裂騒動が、今回のビットコインの価格に大きく影響しているでしょうね。

今後もビットコイン関連のニュースに注目していきましょう。

ゆうや
以上、ゆうやがお伝えしました!