皆さんは仮想通貨のCentrality(セントラリティ/CENNZ)を知っていますか?
Centralityは分散型アプリケーションプラットフォーム(dApps)を採用した仮想通貨です。
分散型アプリケーションプラットフォームを採用することで、すべての人にオープンなサービス環境を目指しています。
と思う方が多いかもしれませんが、後ほど特徴の項目で詳しく解説しますのでご心配なく。
今回はCentralityについて詳しく解説していきます!
Centralityとは?
先ほども解説したとおり、Centralityは分散型アプリケーションプラットフォームの構築を目指した仮想通貨です。
プラットフォーム、つまり基盤という文字通りCentrality独自のブロックチェーンを形成しCentrality自身が基盤となる仮想通貨となっています。
具体的にどのような特徴があるのかは後ほど詳しく解説していきます。
まずは基本情報をチェックしていきましょう!
通貨名 | Centrality |
通貨単位 | CENNZ |
発行上限 | 12億CENNZ |
時価総額 | 約68億円 |
ホワイトペーパー | https://www.centrality.ai/wp-content/uploads/2018/01/Centrality-Whitepaper-final-2018020.pdf |
公式サイト | https://www.centrality.ai/?lang=ja |
公式Twitter | https://twitter.com/centralityai |
時価総額ランキングでは現在105位(2018年8月現在)に位置しています。
また、取引価格は1CENNZ=9円(2018年8月現在)で取引されています。
2018年4月に一時1CENNZ=50円台の値を付けていましたが、その後は10円前後で安定しています。
Centralityの特徴
Centralityの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう!
分散型アプリケーションプラットフォーム
先ほど解説したとおり、Centralityは分散型アプリケーションプラットフォームの仮想通貨です。
という方も多いと思いますので、ここで詳しく解説していきます。
分散型アプリケーションとは、簡単に言うと非中央集権体制ということになります。
非中央集権の反対、つまり中央集権は中央に管理者が存在しユーザーは管理者の意向に沿ってサービスを利用するということになります。
中央集権型のアプリケーションだと、アプリケーション内のシステムや安全性・秘匿性などをすべて管理者に委ねることに。
もし、その管理者が誠実な運営を行えば大きな問題はありませんが必ずしもそうではないですよね。
また、いきなりアプリケーションの機能を制限するなどしてユーザーにとって不利益な状況も発生し得ます。
一方で分散アプリケーションの場合、アプリケーションに関する管理すべてをユーザー自身が行うことができます。
そうすることで、安全かつ公平にシステムを可動させることが可能となるのです。
Centralityではこの分散型アプリケーションのプラットフォームとなることで、さまざまなアプリケーションを動作させることができるようになっています。
DApps(分散型アプリケーション)とは?基本からメリット、デメリットまで徹底解説!
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参入障壁の低いアプリケーション開発が可能
突然ですが、皆さんはスマホで普段使っているアプリケーションを作ることが出来ますか?
という方が殆どなのではないでしょうか。
実際、スマートフォンのアプリケーションを作ることは専門的な知識も必要となり決して簡単ではありません。
Centralityではそのような参入障壁の高さを少しでも下げるために、モジュールを用意しています。
モジュールを用意することでユーザーは比較的簡単に、アプリケーションの設定や構成ファイルを組み立て製作することが可能となります。
分散型アプリケーションの数というのはまだまだ少ないですが、Centralityのように参入障壁を低くすることでより多くのアプリケーションが誕生することになるでしょう。
実際にどのようなアプリケーションがリリースされているのか、いくつか招待したいと思います。
Skoot
Skoot | New Zealand Travel Guide
Skootは運転中などに利用するマップアプリで、地図内の所定位置にあるおすすめのスポットやレストランなどをナビゲートしてくれるなどの機能を兼ね備えています。
UShare | Make every ride count
UShareは交通サービスをサポートしてくれるアプリです。
タクシー、レンタカーや電動自転車のレンタカーをはじめ公共交通機関など幅広くサポートしてくれます。
また、ライドシェア(相乗り)の領域にも対応しておりライドシェア提供者にはトークンが付与されるなどの特徴があります。
アカウント1つですべてのアプリケーションにログイン可能
Centralityで作成されたアプリケーションを利用する場合は、アカウントを1つ用意すればすべてのアプリケーションにログインできます。
Centralityは、そのような不便性を解消しより快適にアプリケーションを利用することが可能となります。
ICO開始わずか6分で約100億円の資金調達に成功
Centralityは2018年1月15日にICOを行いましたが、その期待度の高さから開始わずか6分で約100億円相当のトークンが完売し資金調達に成功しました。
ICOで100億円もの資金調達を行うICO案件はなかなか無いため、Centralityに対する期待度の高さが伺えます。
CentralityがICOでこれほどまでの額を集めることが出来た要因としては、ICO開始前から既にいくつものアプリケーションがリリースされていたことが挙げられます。
ICO開始前より実績があったことから、投資家から厚い信頼を寄せられていたのだと推測されます。
【初心者向け】ICOとは?概要からメリット・デメリットまで徹底解説!
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Centralityの将来性
Centralityの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう!
提携企業が多い
Centralityは大手企業をはじめとして多くの企業と提携を結んでいます。
主に中国の大手企業と締結をしているケースが多いようです。
さらに、2018年6月にはAmazonとの提携を発表し大きな話題を呼びました。
Standard status unlocked! ✅ #Centrality is now an AWS technology partner. Developers, we are coming for you! @awscloud pic.twitter.com/ytNKf0bDa2
— Centrality – not giving away ETH (@centralityai) June 21, 2018
この提携を受け、Centralityは一時的に価格が高騰するなどインパクトも大きかったようです。
大手仮想通貨取引所に今後続々と上場?
現状、Centralityは大手仮想通貨取引所には未だ上場していません。
しかし、一部報道でBinanceに近々上場する可能性があると報じられるなど動きが進んでいます。
なお、Centralityは分散型取引所であるSingularX(シンギュラーエックス)に上場しており話題を読んでいます。
分散型取引所は今後益々広がりをみせると予想されており、ますます盛り上がりを見せそうです。
Centralityの取引所
国内取引所でCentralityは取り扱われていません。
Centralityを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
HitBTC | イギリス | 0.1% | 327種類 |
Cryptopia | ニュージーランド | 0.2% | 581種類 |
Centralityの買い方
Centralityがどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
Centralityを取り扱っている海外の取引所に登録
Centralityは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引する必要があるためです。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、Centralityを購入することが可能となります!
おわりに
今回はCentralityについて詳しく解説しました!
まだ通貨としての歴史は短いながら、分散型アプリケーションプラットフォームの性能の高さで大きな注目を集めているCentrality。
2018年8月時点で時価総額ランキングは100位前後ですが、今後大手仮想通貨取引所に上場するなどした場合には大きく順位を上げる可能性が予想されます。
最後に、もう一度Centralityの特徴を確認していきます。
- 分散型アプリケーションプラットフォーム
- 参入障壁の低いアプリケーション開発が可能
- アカウント1つですべてのアプリケーションにログイン可能
- ICO開始わずか6分で約100億円の資金調達に成功
このようになっています!
Centralityが今後どのような歩みを見せるのか注目して見守っていきましょう。