皆さんは仮想通貨のSmartlands(SLT/スマートランド)を知っていますか?
SmartlandsはStellar(ステラー)をベースとした仮想通貨で、世界で初めて農業分野に特化した仮想通貨となります。
日本は少子高齢化でこれから人口が減っていきますが、反対に世界ではこれからさらに人口が増加するとされています。
そのような事態で懸念されるのが、食糧問題ですよね。
Smartlandsは、このような食糧問題を解決する手段の一つとして農業の活性化を促すため、農業資産をトークン化するプラットフォームの開発を行っています。
いったいどのような通貨なのでしょうか、詳しく解説していきます!
目次
Smartlandsとは?
先ほども解説したとおり、Smartlandsは農業資産をトークン化するプラットフォームの開発を行うために開発されました。
そうすることで、より多くの投資家が農業分野への投資を行い、農業分野の活性化を促す狙いがあります。
特徴などは後ほど詳しく確認するので、まずは基本情報について確認していきましょう。
通貨名 | Smartlands |
通貨単位 | SLT |
時価総額 | 約36億円 |
発行上限 | 710万9千枚 |
ホワイトペーパー | https://smartlands.io/wp-content/uploads/2018/09/Lightpaper.pdf |
公式サイト | https://smartlands.io/ |
公式Twiter | https://twitter.com/smartlands |
時価総額ランキングでは現在114位(2018年11月現在)に位置しています。
また、取引価格は1SLT=717円(2018年11月現在)で取引されています。
2018年6月に一時1SLT=300円前後の値を付けていましたが、その後は500円前後で安定しています。
Smartlandsの特徴
Smartlandsの基本情報が分かったところで、次に特徴について確認していきましょう。
農業資産をトークン化し取引が可能
冒頭から説明しているとおり、Smartlandsは農業分野に特化した仮想通貨となります。
具体的には、農業資産を独自通貨・Asset Backed Token(ABT)として発行することで投資を行うことが可能です。
実際にどのようにして投資を行うのか、大まかに説明すると以下のとおりです。
- 農業資産をトークン化したい企業は、Smartlandsプラットフォームの基準を沿いABTを発行
- 発行されたABTは投資家に売却
- 同時に発行されたABTは仮想通貨取引所にてリストアップ
- 取引により発生した利益を企業と投資家で山分け
SLTは、プラットフォームを利用する際の手数料として利用されることになります。
農業に特化した世界初の仮想通貨
Smartlandsは農業分野に特化した仮想通貨ですが、これまでこのような通貨は開発されていません。
仮想通貨というと、特に金融や不動産、インターネットで利用される通貨が数多く誕生しています。
農業はそれらの分野と比べ、低リスクかつ高利益が期待できるとされておりSmartlandsの実用性が高まるとされています。
そのような状況を打破するためにも、Smartlandsの実用性の高さは大いに期待できるでしょう。
Smartlandsの事業開発担当者であるDmitriy Ruzhickiy氏は以下のように述べています。
参考:スマートランズ・プラットフォームが農業市場を世界の暗号通貨投資家に開放スマートランズ・プラットフォームが農業市場を世界の暗号通貨投資家に開放
Smartlandsの将来性
Smartlandsの特徴が分かったところで、次に将来性について確認していきましょう。
プラットフォームの開発が進んでいる
ICO案件の7割は詐欺といわれているように、ロードマップどおりに進むICO案件というのは決して多くありません。
Smartlandsは既にプラットフォームをリリース、開発中であるため概ねロードマップどおりに開発が進んでいるといえます。
また、プラットフォーム内では運営チームの実物資産を対象としてプロジェクトが行われています。
具体的には、クルミの木5000本を擁する面積50ヘクタールの産業クルミ農園を担保としてプロジェクトを実施しているとのことです。
競合がほとんどいない
先ほども解説したとおり、農業分野に特化した仮想通貨というのは現時点では存在していません。
多くの通貨が金融や不動産などに特化しており、まだまだ農業分野の通貨は希少価値が高いといえるでしょう。
農業という保守的な産業を打ち破れるか
農業というのは古くから続く産業であり、当然他の産業と比べても特に保守的なものであると考えられます。
このような状態において、Smartlandsのような新しいシステムが受け入れられるかは大きな課題といえるでしょう。
Smartlandsは日本ではなく海外発のサービスですが、農業を取り巻く状態は日本に限らず多くの国で同様のものと考えられます。
Smartlandsの取引所
国内取引所でSmartlandsは取り扱われていません。
Smartlandsを取引したい場合は、海外の取引所を利用する必要があります。
主にこれらの取引所で取引が可能となっています。
取引所 | 国 | 手数料(Maker/Taker) | 取り扱いコイン数 |
Exrates | インドネシア | 0.2% | 約150種類 |
Smartlandsの買い方
Smartlandsをどこで買えるの分かったところで、次に買い方を確認しましょう。
Smartlandsを取り扱っている海外の取引所に登録
Smartlandsは国内の取引所では扱われていないため、海外の取引所(Binanceなど)で購入する必要があります。
何故かというと、日本の取引所ではビットコインやイーサリアムなど主要なアルトコインしか購入できないためです。
国内の取引所に登録してビットコインなどを購入
海外の取引所に登録が完了したら、次に国内の取引所に登録する必要があります。
海外の取引所では日本円が使えないため、ビットコイン(イーサリアムなども可)を使い取引しなければなりません。
そのためbitbankやzaifに登録してビットコインを購入しましょう。
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国内の取引所からビットコインを海外の取引所に送金
国内の取引所で購入したビットコインを海外の取引所に送金します。
送金が完了すれば、Smartlandsを購入することが可能となります!
おわりに
今回は仮想通貨のSmartlandsについて詳しく解説しました。
農業分野に特化している珍しい通貨なだけに、今後さらに価格が上昇する期待がもてそうです。
しかし、現状では取り扱い取引所も少ないため、そのような点に関し運営側は力を入れる必要があるでしょう。
最後に、もう一度特徴について確認していきます。
- 農業資産をトークン化し取引が可能
- 農業分野に特化した世界初の仮想通貨
以上となっています!
今後どのような動きを見せるのか注目して見守っていきましょう。