夫のお小遣いは平均32,980円!?主婦100人に聞いた相場と絶対言えない裏話

普段テレビをみていると、サラリーマンの男性が「小遣いが少なくて・・・・今月はもう残りわずかです涙」なんてシーンよく見かけますよね。事実、家計を切り盛りしているママさんたちにとって、普段から節約している食費や光熱費、子供の養育費以外に、節約ができる大きなポイントが、「夫のお小遣い」であることは間違いありません。

そこで、今回はfincleが独自で夫がお小遣い制である主婦100人を対象にリアルなアンケートを実施いたしました。

年代別や収入別からみる、気になる夫のお小遣いの平均額や、お小遣い制を取り入れた理由、そしてfincleにだけに教えてくれた、夫には内緒のほんわかすることから、驚愕するようなお小遣いにまつわる知られざる裏話まで、今回の記事では取り上げていきたいと思います!

全体で平均32,980円!?意外と少ない夫の小遣い

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今回fincleでとったアンケートでは、月5,000円のお小遣いでやりくりしている方から、都度小遣いを渡す制度にしていることで、毎月150,000円にまで夫のお小遣いが膨れ上がってしまっている方々がいらっしゃいました。

大小様々なお小遣い金額の平均額を単純に計算すると、今回のアンケートでは、平均32,980円という結果に。もちろん、年代別や年収別によってもこちらの平均額は変わってきますので、そちらを詳しく見ていきましょう!

年代別から見る夫の小遣いの平均額

年代別で考えると、普通は、年を重ねるごとに年収も上がってることが予想されますので、それに従い、夫のお小遣いも上がっているのでは?と思いますが、実際のところはどうなのでしょうか。気になるアンケートの結果をグラフにして紹介いたします。(グラフ上に焦点を当てると、それぞれの細かい金額が見えます。)

数字で並べると、

  • 20代:¥32,643
  • 30代:¥30,957
  • 40代:¥36,148
  • 50代:¥35,000

なんとも面白い結果が得られました!年を重ねると夫のお小遣いもあがると思いきや、なんと30代と50代以上はそれぞれ、その前の年代の平均金額よりも低くなっています。

これについて、実際のアンケート対象者のお話も交えながら詳しく見ていきましょう。

なぜ20代の方が30代よりも平均額が高いのか?

30代にもなれば、仕事もある程度おちついて、給料なども20代の時に比べると、高くなっていることが予想されますが、なぜ20代と30代の夫のお小遣いが高いのでしょうか?

実際に、30代主婦で夫のお小遣いが3万円の方にお話を伺うと・・・

Aさん
30代で子供ができましたが、毎年子供の洋服代などにお金がかかりすぎて、ついに夫のお小遣いを下げることにしました。前までは足りなくなったとしても、少しプラスで渡していましたが、今では旦那も節約家になり、プラスで払うことはなくなりました。

逆に、20代主婦で夫のお小遣いが5万円の方からはこんな声も。

Bさん
お小遣いが足りなくなると、急にいつもはしない家事をすすんでやりだすので、そういう時はつい甘くなってお小遣いをあげてしまいます。ちなみに子供はまだいません。

このお話から考えると、30代は子供が生まれたり、もしくは20代で生まれていても、30代にはちょうど育ち盛りの年齢となり、お金が普段よりも余計にかかってしまうことにより、家計の節約の的が夫のお小遣いとなっていることが考えられますね。

なぜ40代の方が50代よりも平均額が高いのか?

こちらも20代と30代の比較と同じく、年代の高い50代の方が平均額が40代に比べ低くなっています。

これについても実際の声を聞いてみると・・・

50代で夫の小遣いが3万円の主婦Cさん

Cさん
長年のお小遣い生活でかなり夫も節約上手に。今までの小遣いをうまくやりくりし、余った月のお小遣いをしっかりと貯めていたようで、足りない月にはそこから自分でだしているようです。

50代で夫のお小遣いが3万5千円のDさん

Dさん
40代の時にくらべ、バカみたいに飲み会やら部下との食事に行かなくなったのでお小遣いをほぼ趣味に使えるようになったとむしろ喜んでいる。

とのこと。(それにしても「バカみたい」って・・・笑)

確かに、長年お小遣い生活を遂げてきている方はもらっているお小遣いの中でやりくりすることに慣れていたり、ある程度年も重ねたことで外で部下や会社の人と飲みに行くといったことも減っていることが考えられ、これにより、40代よりもお小遣いの平均金額が少ないのかもしれないですね。

年収別から見る夫の小遣いの平均額

次に、世帯の年収別に、夫のお小遣いの平均金額を比べていきたいと思います。

年代別のような、様々な要因から金額にばらつきは生じるのでしょうか?

数字で並べると・・・

  • 400万円以下 :¥25,385
  • 400~600万円:¥26,293
  • 600~800万円:¥43,409
  • 800万円以上 :¥55,909

世帯年収が400万円以下と400~600万円の間には大きな差はありませんが、600~800万円と800万円以上ともなるとやはり夫のお小遣いの金額にも大きな差が出ていることがわかりますね。

また、やはり年収別になると、金額が上がるほどお小遣いの金額も上がっていることがわかります、夫がお小遣い制の主婦の方は是非このアンケート夫に、「お仕事頑張って給料が上がればこんなにお小遣い上がるかもしれないよ!」と教えてあげるのかもいいかもしれませんね(笑)

実際夫のお小遣いは年収に対していくらが妥当なのか?

では、実際に夫のお小遣いはいくらぐらいが妥当な金額なのでしょうか?

夫のお小遣いに関するアンケートは様々なところで実施されているようですが、やはり全体の平均額は3万円代に落ち着くことが多いようです。各家庭ごとに、子供の人数や世帯年収、マイホームがを購入してローンがあったりと様々な条件があるので、適正な金額というのは一概には言えませんが、世帯年収の1%を超える額になると、家計が厳しくなる可能性もあるようです。

夫へのお小遣いの渡し方に違いはある?

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お小遣いの渡し方ひとつとっても、家庭ごとに差はあることをご存知でしょうか?今回はその渡し方と、渡し方による金額の差などについても調査しました。

月額払い

大半の方がこちらの、月に決まった金額を月初や全月末に夫に渡す「月額払い」の渡し方をしているのではないでしょうか?

月額払いのメリットとしては、決まった金額を渡すことになるので、夫もその金額の中でなんとかやりくりをしようという金銭感覚を養ってくれることなどが考えられます。

逆に、月額払いを始めた途端に、「前借り」という言葉を夫が使い始めたなんてお話もありましたので、お気をつけください!

都度払い

こちらは、毎回決まった金額を渡し、それが無くなったタイミングで再度お小遣いをあげると言った、自己申告制のお小遣い渡し方法です。

都度払いのメリットとしては、自己申告制になるので月額払いではあまりわからない、何に夫がお金を使っているのがわかりやすくなります。

なぜ今回はこんなに早くお金が無くなってしまったのかや、逆に今回は以外とお金を使わずうまくやっているんだなという夫の財布事情が手に取るようにわかります。

自称鬼嫁のEさんの話によると・・・

Eさん
月額払いから、自己申告制の都度払いに変えた途端、夫は私が怖いのか、自己申告の回数を減らすために節約を始めました笑

都度払いには意外なメリットがあるかもしれませんね。 笑

年俸制

年間で渡すお小遣いの総額を年末や年始、または年度末や年始に一括で夫に渡してしまうという方法です。

なかなかこちらを実践している人は少ないと思いますが、一括で渡すことで、

  • 毎月いくらで収めなきゃいけない
  • 少し足りない時は、余っている額からちょっと削って来月は節約

など夫がお金の管理をすべて自分で行ってくれるというメリットがあるようです。

お金の管理が苦手な夫の場合は、もらっただけすぐに使い込んでしまうなどのリスクもありますので、お気をつけください。

渡し方の違いについてのアンケート結果

では、今回アンケートを取った主婦の方達はどの渡し方を実際にしているのでしょうか?気になるアンケート結果を見てみましょう。

結果からもわかるように今回は、年俸制でお小遣いを渡している方は一人もいませんでした。

そして、やはり夫婦で管理のしやすい月額払いが全体の約7割という結果に。これから夫のお小遣い制が始まるという方も、最初は月額制から試してみるのが良いかもしれませんね。

渡し方の違いで、お小遣いに差はでる?

お小遣いの渡し方によって、お小遣いの金額に差はでるのでしょうか?その結果についても、アンケート結果からまとめてみました。

その結果がこちらです。

  • 月額払い:¥32,930
  • 都度払い:¥33,448

¥500程度ではありますが、わずかに都度払いの方が平均額が高い結果になっております。

もしこの記事を読んでいる旦那さんでお小遣いが月額払いの方がいらっしゃったら、都度払いへの変更交渉をしてみてはいかがでしょうか?(奥様が鬼嫁ではない場合)

気になるお小遣いを始めた理由とは?

夫のお小遣い制度を行っている家庭の方々は、どんな理由からお小遣い制度を始めているのでしょうか?

こちらについても、今後お小遣い制度を検討している方々のために調査いたしました。

圧倒的に多いのは夫の金使いの荒さへの不満!

まずは今回のアンケート結果をご覧ください。

なんと、圧倒的に多い理由が「夫の金使いの荒さ」でした!

年収もそこまで低くないし、私は節約しているのになんでお金がたまらないんだろう・・・・と思ったら夫お金使いすぎっ!といった光景が目に浮かびます。。。

おそらくこちらの理由を選ばれた方達も、マイホームを買うためであったり、子育てのために貯金をしたいなどの大元の理由はあるかと思いますが、

それを上回り、夫の金使いの荒さはお小遣い制の大きな原因となっているようですね。

養育費にかかるお金に驚いてお小遣いを開始した方も

また、子供がうまれたことを理由にお小遣い制を取り入れた方の中には、

子供が生まれてから、こんなに子供にはお金がかかるのかと驚いて、急いで夫のお小遣い制を取り入れている方もいるようです。たしかに、お子様はオムツ代や、成長するのが早いことから洋服代、またはお受験費用など様々な面でお金がかかるものですから、想像していたよりもお金がかかってしまうと驚いてしまうことも無理ないかと思います。

お子様が生まれる際には、事前に計画的にこれからお金をどうするかを夫婦で考えておくことが大事かと思います。

お小遣いについての知られざる裏話

今回100人の夫にお小遣いを渡している主婦の方からアンケートを実施いたしましたが、アンケートで得られた結果以外にも様々な面白いエピソードや、すこし旦那さんがかわいそうになってしまうようなお話も裏話としてありましたので、参考までにご紹介いたします。

夫の必死の努力が伺えるエピソード

 

お小遣い制の旦那さんは毎月どのような節約の努力をしているのでしょうか。伺った話の中には次のようなお話がたくさんありました。

Fさん
お小遣い制になってから、しっかり自分でやりくりしているようです。私よりも近所のスーパーの値引きシールが貼られるタイミングを分かっています笑(夫のお小遣い月¥30,000)

節約するならまずは食費から!わかっていてもなかなか難しいことですが、Fさんの旦那さんは立派ですね!

Gさん
給料日前は家計が厳しいですが、旦那の小遣いの残高も厳しいらしく、子供のおやつに買い置きしている菓子パンやらお菓子やらをこっそりと職場に持って行き、節約しているらしい。こっそりもっていっているので、バレてないと思っているみたいだが、全部お見通しです。(夫のお小遣い月¥25,000)

なんとも涙ぐましいほどの節約への努力。。。。。それにしても、職場で菓子パンを食べる時周りにはなんと説明しているのでしょうね笑

他にもこんなお話も。

Hさん
夫の希望で、1万円札を3枚ではなく、千円札を30枚渡している。たくさんもらっている感じがするらしい。(夫のお小遣い月¥30,000)

ここまでくるともはや精神論・・・・小銭にしてくれと言われないことを祈るばかりです笑

Iさん
お金を欲しいとは直接なかなか言い出せないようで、無言で財布眺めてるときがお小遣いほしいサインだと思います。見ていてこちら側はすごく面白いですが。。(夫のお小遣い¥20,000)

こちらの旦那さんもなかなか自己申告ができないようです。現代の日本社会の夫婦の上下関係が伺えます。。

Jさん
夫は現金の小遣いでやりくりしているだけでなく、上手にポイントも貯めて欲しいものを買っているようです。レジャー用テントをポイントで買っていて驚きました。(夫のお小遣い¥40,000)

最近では、店舗のポイントカードやクレジットカードなどさまざまな場面でポイントが貯められる時代ですので、賢くポイントを貯められている旦那さんは本当に素晴らしいですよね!

ちょっぴりほんわかするエピソード

 

お小遣いをやりくりしている旦那さんの努力の中にはちょっぴり微笑ましくなるようなエピソードもありました。

Kさん
月に余った小銭やボーナスが入った月などは、そのお金をじゃんけんをして1000円単位で取っていくというゲームを夫婦でしています。主人からしたら自分の給料をさらにじゃんけんでとらなくてはいけないという不毛なものなのですが、ゲーム性が勝って毎月たのしく取り合っています。私が勝った分は私の小遣いに上乗せです笑(夫のお小遣い¥30,000)

自分のお小遣いよりも奥さんと楽しく日々過ごす方を優先されている旦那さん。素敵ですね。

Lさん
夫は大食いなので今まで昼食代がすごくかかっていました。お小遣い制にして足りなくなると催促されるので私も夫の毎日のお弁当作りをがんばるようになり、結果的にすごく節約できるようになりました。(夫のお小遣い¥40,000)

旦那さんだけで努力するのではなく、奥さんも一緒になって節約の努力をしている姿は、本当に尊敬します!

Mさん
反抗期の娘は父親大嫌い。しかし時々やけに仲良しになる。そんな時に夫は私に内緒で娘に自分の小遣いから貢いでいる。(夫のお小遣い¥50,000)

自分の身をさいてまでも、娘さんに好かれるために努力されている姿に感動します。

Nさん
旦那の給料からのお小遣いなのにいつも「ありがとうございます!」と言われる。自分が稼いだお金なのに腰が低いなぁと笑ってしまいます。(夫のお小遣い¥30,000)

家計を守っている奥さんに対するお礼をしっかりと述べているのか、遊び半分で言っているのかはわかりませんが、微笑ましい光景ですね。

Oさん
もらったお小遣いを自分で上手にやりくりして、へそくりを作っているようですが、未だへそくり場所が見つかりません。笑(夫のお小遣い¥25,000)

旦那さんのためにも、最後まで見つからずにいることを本当に心から願っています笑

奥さんへそくりみつけてもとっちゃだめですよ!

Pさん
旦那が今日はお小遣いにいくら使ったかを100円単位で報告してくる笑(夫のお小遣い¥20,000)

まるで上司と部下のようですね笑 旦那さんはただ単純に褒めて欲しいだけだと思いますので、しっかりと褒めてあげましょう。

ちょっと怖い!?こんなエピソードも!

アンケート調査をしている中で、実は夫には言えないけど、こんなことしてます!といったこちらも驚いてしまうようなエピソードもありましたので、紹介いたします!

この記事を見ている夫の方も気をつけた方が良いかも?

Qさん
毎日こっそり財布の中身を確認して、どのくらい使っているかも管理しています。(夫のお小遣い¥30,000)

きっと旦那さんは気づいてないことでしょう・・・・

Rさん
なにか失態をするたびに1万ずつ減らしていて今の額になった。(夫のお小遣い¥20,000)

さすがにどんな失態をしたのかは、奥さんの表情からお聞きすることはできませんでしたが、この記事をご覧になっている男性の方は気をつけてくださいね笑

Sさん
生活が苦しいから10年以上この金額です。値上げはできないと言いきかせています。本当はそんなに苦しくはないです。(夫のお小遣い¥20,000)

ここまでくると、奥さんの管理能力に脱帽ですね。

Tさん
私は家計の中から高いコスメやエステにお金かけてます。夫には絶対に言えませんし、家計簿も絶対に見せないようにしています。(夫のお小遣い¥30,000)

なんとも旦那さんがいたたまれないエピソード。。。。奥さんにバチが当たらなければいいのですが。

Uさん
夫には、お弁当を持たせて、私は、ママ友とランチに行ったりしています。でも、夫には、朝ごはんの残り物をお昼ごはんにしていると伝えています。(夫のお小遣い¥20,000)

ママ友の付き合いがあるので、なんとも言えないところではありまよね。ぜひ旦那さんとも土日はランチなどに行って欲しいものです。

Vさん
本人曰く、お札が無くなっても小銭があれば飲み物買えるから大丈夫だし、1万円あれば意外と足りるよ!とのこと・・・・その傍ら、私は食費に含めてマクドナルドのポテトが好きなので年中一人で食べてます笑(夫のお小遣い¥10,000)

旦那さんの努力が報われますように・・・・

Wさん
お小遣いをあげてはいるが時々こっそりとお財布から小銭を徴収して、へそくりにまわしています。一回も気づかれたことはありません(夫のお小遣い¥50,000)

小銭とはいえ、実は旦那さんは気づいているのでは?と思うところではありますが・・・優しい旦那さんなのでしょう。

夫のお小遣いに関するアンケートについて

実際に主婦100人を対象にアンケートを行った対象者のバックグラウンドについても最後にご紹介いたします。

年代や年収の母数にばらつきがございます。今回のアンケート結果に多少偏りがあるかとは思いますので、今回の記事については、あくまでも参考値としてご理解をよろしくお願いいたします。

年代別のアンケート対象者割合

今回アンケートにご協力頂いた方達の年代割合は以下の通りです。

 

年収別のアンケート対象者割合

今回アンケートにご協力頂いた方達の年収割合は以下の通りです。

まとめ

いかがだったでしょうか?今回の記事では、実際に夫にお小遣いをあげている主婦100人を対象にアンケート調査を行わせていただきましたが、興味深いアンケート結果だけでなく、普段知ることのない様々な家庭の裏話まで聞くことができました!

そして、このアンケート調査を通じて、私が一番思うことはなによりも、

世の中の旦那さん達は本当に頑張っている!

ということです。もちろん、お小遣いが平均よりも高い方々もたくさんいらっしゃいましたが、そんな方達でさえ、節約をするために日々努力しているということがたくさんわかりました。

ですので、この記事をご覧になっている主婦の方は旦那さんにたまにはおいしいレストランなどに連れて行ってあげてはいかがでしょうか?(そのレストランの代金はもちろん旦那さんのお小遣いからではなく!)