赤裸々メルカリ失敗談!フリマアプリが向いていないのはどんな人?

自宅にある不要品や、もう着なくなった服の処分にメルカリなどフリマアプリが活用できます。フリマアプリを使えば、自分が使わなくなっただけでまだ使える価値のあるものを有効活用してもらえる上、自分で価格が設定できるのでちょっとしたお小遣い稼ぎにもなります!

しかし、フリマアプリには向き不向きというものがあるな・・・と何度かメルカリを利用していく中で思いました。今回は私の恥ずかしい失敗談も交えて、メルカリ活用に向かない人をあえてご紹介します。

FirmBee / Pixabay

 

向かないのはこんな人

メルカリなどのフリマアプリは、利点として不要品買取サービスに依頼するよりも、価格設定が自分で決められるので、自分の所有しているブランド品に対して同じように価値基準を置いている人に高く買い取ってもらえることがある、そんな利点があります。ただこれらの利点を活用するには、それ相応の手間や対応が必要になります。

手間をかけたくない人

例えばメルカリなどのフリマアプリでは、販売する商品を一つ一つ出展する必要があります。不要品を撮影し、値段設定や商品説明を書き込む必要があるので、それなりに手間がかかります。その上、メルカリを活用して不要品販売を行って確信しましたが、やはり人はテキトーに写真撮影を行って出品したものより、丁寧な説明文、綺麗に撮られた写真に購買意欲がそそられるものです笑。

もちろん本当に欲しいものであれば、丁寧な説明文や写真を重視しない!という買い手もいるかもしれませんが、視覚情報って本当に大事です。自分が商品を買う側だったらどう思うかを考えた上で出品しないと、なかなか買い手がつかないものです。

一つ一つ写真撮影する時間が惜しい・・・という人は、多少買取価格が低くても、まとめて買い取ってくれる業者を頼った方が楽かもしれません。

やり取りが苦手な人

フリマアプリですから、人対人の接客をする必要はありません。しかし売り手と買い手という役割が生じるので、ある程度やり取りをこまめに取る必要はあります。実際自分が買い手の場合も「これはどのくらいの大きさなのだろう」「重みが分からないから聞きたい」と思うことがあります。そのような質問が来た時に丁寧な対応が出来る人でないと、向いていないと思います。

入金が確定すると送付先の情報として個人情報が露見するとはいえ、匿名性のあるやり取りになりますから、変に話がこじれてしまうとトラブルの素です。相手がわざと気に触ることを言ったわけでなくても、顔が見えない相手なので、互いに不快な思いになる可能性だって十分あるのです。

相手とのやり取りが苦手で「面倒だな」と思う人は、ちょっとしたやり取りのミスで嫌な気分になる可能性もあります。コミュニケーションリスクを抱える覚悟は必要と言えます。

利益計算が苦手な人

不要品を他に活用できる人に購入してもらう、とはいえフリマアプリは売買のやり取りが発生します。そのため多少は利益計算をして価格を設定しないと、買取業者に頼むより損をすることもあります。

特に厄介なのは送料です。不要品を相手へ送るわけですから、確実に発生するお金なのですが、おおよそどのくらい送料がかかるか予想しておくか、あらかじめ確かめておかないと、設定した金額のほとんどが送料に消えます笑。

例えばメルカリでは、出品自体は無料ですが取引が成立した場合、売り上げ利益の10%が手数料として差し引かれます。手数料として引かれる分と送料代金を除いて金額設定しないと、利益は簡単にマイナスになります。売買する目的ではなく、あくまで不要品を活用してほしい!という気持ちも分かりますが、「不要品を提供する側がお金を払う」って何だか納得いきませんよね笑。

「不要品だからお金儲けをする意識はない」という人も、自分がマイナスにならないような価格設定を考えなければなりません。

メルカリ失敗談

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さて上記の項目に当てはまってしまった私は、もうあまりメルカリに向いていないと言えるでしょう笑。もちろんメルカリを利用して、これまで不要品販売は5回以上は行ってきました。利益計算も出来るようになって大損することもありませんし笑、やり取りや商品撮影に対する工夫も頑張ってきました。

でも苦労しすぎたので、もうしばらくは活用できそうにありません笑。

写真撮影に苦労

まず綺麗な写真を撮影するのに苦労しました。もちろんこだわりなく、商品自体に重きを置く買い手もいるわけですから、気にする必要もなかったのかもしれません。ただ自分が使わなくなっただけで、綺麗な状態が保たれている商品を、生活感満載の部屋で撮影したくなかったんですよね。

そのため汚れていない部屋の真っ白な壁を利用して、服であれば丁寧にシワを伸ばし、自然光で撮影、写真と本体が違う!と言われないように写真加工せずに綺麗に商品が写るよう工夫しました。が、その作業にかなり時間が取られました。

出品文章に苦労

また商品説明文にも一苦労しました。例えば通常のブランド通販なら、商品のキャッチコピーだけでなく、素材やサイズ感を紹介していますよね。フリマ感覚で販売できるとは言え、素材やサイズ感というのは必ず聞きたい部分ですよね。実際のフリマと違い、実物を手に取って確認することができませんから、なおさらです。

ですから出品文章でも、素材やサイズ感をこと細かに説明しました。自分の身長や体格、自分が着た時の着用感を説明することで、商品売買時のやり取りはぐっと減らすことができましたが、それは出品文章を念入りに書いたからこそ当たり前の出来事です。

買い手が知りたいであろう情報を先回りして伝えることをすれば、過度なやり取りをすることなく、一度のやり取りで取引が成立するはずなのですが、その事前準備を「手間だな〜」と感じた時点で、向いていなかったのだと思います。

やり取りに苦労

事前にしっかり商品文章を買いていても、やはり質問は来ます。もちろん自分も買い手側に立った時、疑問点があれば質問をするので、質問自体が嫌だ!というわけではありません。ただ大量に商品を出品していると、商品各々へ質問が続々と届いてしまい対応しきれなくなることがあります。

相手にも申し訳ないのですが、本業があったり、自分が生活する中で優先すべきことをやっていると、どうしても返信が遅れてしまうことがあるのですが、それが買い手側の不信感につながってしまったことがありました。返事がないことを責められてしまい、大変申し訳ないことをしたなと反省したことを覚えています。

また会社ではありませんから、このやり取りは深夜や早朝にも届きます。もちろん自分の生活優先で問題ないとは思うのですが、毎日何時でもコメントが来るという状況が腑に落ちないという人は、向いていないと言えるでしょう。

独特な制度に苦労

またメルカリ界隈では当たり前の制度だったのかもしれませんが、戸惑ってしまったのは「即買禁止」などの制度です。確かにコレをプロフィールや商品説明概要欄で示しているのといないのとでは、買い手側の対応もだいぶ変わってくるようでしたが、慣れていないうちは何のことだか分かりません。

「即買禁止」は人によって定義は違うかもしれませんが、「商品にコメントを残さないと購入してはいけない」「販売側に対してアクションせずに購入してはいけない」と言ったルールです。必ず販売者とやり取りをしてからでなければ商品購入に至ることができないルールでしたが、確かにこの必要性を知った出来事がありました。

例えばある商品について質問が来ており、恐らくその方は購入する方向で話を進めてくれていました。しかし私が「即買禁止」を掲げていなかったため、その商品を購入した方は全く別の方でした。もちろん「即買禁止」を掲げていませんでしたし、私の目的は不要品販売なわけですから、誰も悪くありません。ただちょっとやり取りを経験したからこそ、腑に落ちない出来事ではありました。

副業としてのフリマアプリ

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副業としてフリマアプリを活用した不要品販売やせどりを行っている人も少なくないと聞きます。向いていないのはこういう人とご紹介しましたが、向いていない人の特徴を乗り越えることが出来れば、フリマアプリを使った売買は、十分活用できる副業と言えるでしょう。

稼ぐことは十分出来る

実際私も数回メルカリを利用して不要品販売をしたわけですが、自分の中で不要品に設定した価値・価格に見合うほどのお金を得ることはできました。価格を送料分高めに設定している旨を、商品説明欄やプロフィール欄で説明したことも、買い手側の購買意欲を失わせない効果があったと言えるでしょう。

需要と供給のバランスさえしっかり研究し学んでおけば、もっと高く売れたかもしれないという商品もありました。メルカリでよく売れる商品の傾向などは、やっていくうちにすんなりと理解することができます。なので「稼ぐ」目的でフリマアプリを活用することは可能です。

手間とお金のバランスを考えて

ただ一番考えてほしいのは、出品にかかる手間とお金のバランスを考えることです。時給換算、日給換算どちらでも構いませんが、手間ばかりかかってお金がそんなに得られないのであれば、別の副業を考えた方がいいかもしれません。

副業を始める人の理由は様々ですが「お小遣い程度に」「勉強がてら」といった理由であれば、売買入門編としてメルカリは活用しがいがあるでしょう。でも「いずれは本業に」というレベルで稼ぎたいのであれば、手間とお金のバランスを考えた上で、それ相応の努力をする必要はあります。

まとめ

初めてメルカリを活用した時は、あまりにもお金について無知だったので、利益がマイナスになっていました。お金を払って不要品を人に渡していたような状態です。ただそんな恥ずかしい過去があるからこそ、そこそこの利益を出して不要品を販売するスキルを得ることができましたし、あまりフリマアプリの活用が向いていないことを知ることもできました。

この失敗談を読んで初めから不要品販売を諦める必要もありませんが、「稼ぐ」のであれば、それ相応の手間や努力は必要です。ある程度の覚悟を持って、フリマアプリを使ってみてくださいね。